充電式電池を9年使ってみた結果は?
充電式電池(充電池)のパッケージには「1500回繰り返し使えます」などと書かれていますが、1500回も使う前に電池が錆びたりして使えなくなるだろう、と多くの人が感じるでしょう。実際に何年使えるのか、9年使った実物の写真も交えながら紹介します。
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9年使ってみた結果
我が家の使用環境
まずは「9年使った」充電池の使用環境を簡単に紹介します。
今回紹介するパナソニックの「充電式EVOLTA」は、私の実家リビングのテレビの横に置きっぱなしにしていたものです。10回程度は充電した記憶がありますが、この6年ほどは全く使われずに、部屋の中で「野ざらし」になっていました(机の上に置きっぱなし)
「9年『使った』」と言えるかどうか微妙なところではありますが、本体へのダメージが大きな環境で長期間保管されていたので、テストとしては最適だと考えています。
見た目の変化は?
では、9年経過した充電池はどうなったのか。
使い捨てタイプのアルカリ乾電池だと9年も置いておけば本体が錆びたり、あるいは液漏れすることが多いでしょう。しかし私の充電式EVOLTAの本体は液漏れが無いのはもちろん、錆もありません。
この他、同じく2009年に購入して今も使い続けているeneloopも、同様に錆や液漏れは確認できません。
ただ、2011年に購入したソニーの「サイクルエナジー」は端子部分が若干錆びてきているのが分かります。パナソニック(旧三洋電機)の方が耐久性がありそうです。
使用感は?
リモコンなどでの使用がメインなので、9年経っても充電回数はせいぜい数十回程度でしょうか。特に容量低下などは感じません。「1000回繰り返し使える」という商品ですから、まあ当然といえば当然です。
結論 10年くらいは余裕
結論としては、使用環境・保管環境がよほど悪くなければ10年程度は使えるということになるでしょう。コスパはかなり良いですね。
長持ちさせるには
10年も使えたら十分ですが、更に長持ちさせるためのコツを紹介します。
まず、ストックとして保管する際の注意点です。
冒頭で紹介した私の充電式EVOLTAのように、野ざらしでの保管はホコリなどの汚れが多く付着してしまうため、保管環境としては最悪です。最低限、引き出しなどにしまっておきましょう。
また、保管する際に電池同士でぶつかりあうとキズなどの原因になることに加え、ショートして発火するリスクもあります。できれば「電池BOX」での保管をおすすめします。
パナソニックのeneloopはプラスチック製の電池BOXに入った状態で売られているので、eneloopがおすすめです。ずっと使い続けられる耐久性のある容器です。
買い替え時は?
本体に錆やキズが出来てしまったら、安全のため使用を中止することをおすすめします。永遠に使えるものではありません。
充電池は4回程度繰り返し充電池すれば、使い捨ての電池よりもお得になります。使い捨ての電池よりも本体価格は高価ですが、4回程度使っていれば「元は取れた」と考えて大丈夫です。
処分する際は家電量販店などにニッケル水素電池の回収BOXが設置されているので、ぜひ利用してください。
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