骨伝導イヤフォンを3ヶ月使って感じるメリット・デメリット7選

広告

骨伝導イヤフォンを3ヶ月ほぼ毎日使った感想


 「骨伝導イヤフォン」を購入し、約3ヶ月半にわたりほぼ毎日使い続けて感じたメリット・デメリットを解説します。



そもそも骨伝導イヤフォンとは何か


 まず、そもそも骨伝導イヤフォンとは何か、分かりやすく説明します。


骨の振動で音を聞く仕組み


 通常のイヤフォンやヘッドホン、あるいはスピーカーは空気の振動が鼓膜を震わせ、更にその奥にある蝸牛という部分に伝わることで音を聞くことが出来ます。


骨伝導イヤフォン

黒いゴムの部分をこめかみに当てると音が聞こえる

 一方、骨伝導イヤフォンは、骨(頭蓋骨)に振動を与えて、その振動を鼓膜ではなく蝸牛に直接届けることで音を聞くことが出来る仕組みです。


 ベートーヴェンは晩年、難聴であったことが知られていますが、口にくわえた指揮棒をピアノに当てて、伝わってくる振動で音を聞いていたそうです。骨伝導イヤフォンはそれと同じ仕組みです。


私が購入したサンワサプライ製を紹介


 以下で紹介する「メリット」があると知り、骨伝導イヤフォンに興味を持ちました。その中で価格が安く、よく知っているブランドで安心感があるということでサンワサプライ製の骨伝導イヤフォンを7980円で購入しました。


サンワサプライ 400-BTSH019BK

サンワサプライ 400-BTSH019BK

 スマホやPCにBluetoothで接続し、自宅での仕事中や、毎日の散歩の時にYoutubeやradikoなどを聞くために使用しています。記事執筆時点で既に3ヶ月半以上、ほぼ毎日1時間以上使っています。


 使ってみて感じた不満点とあわあせてメリット・デメリットを紹介します。


Amazon 楽天

骨伝導イヤフォンのメリット


 まずは骨伝導イヤフォンのメリットを紹介します。


耳への負担が小さい(らしい)


 イヤフォンやヘッドホンは長時間使用し続けることで難聴を引き起こす、というのは知られた話だと思います。


 骨伝導イヤフォンは直接鼓膜を刺激しないため、イヤフォンの使用による難聴になりづらい、とのことです(私は商学士なので詳しいメカニズムは分かりませんが)


周囲の音を遮断せず使える


 イヤフォンやヘッドホンは、耳を塞ぐ構造になっており、着用することで周囲の音が聞こえづらくなります。


 一方、骨伝導イヤフォンは耳の穴を塞がない構造であるため、着用しても周囲の音はほぼそのまま聞こえます。


 私は散歩のときに骨伝導イヤフォンを使用していますが、後ろから近づいてくる車のエンジン音もちゃんと聞こえます。静かな住宅街であれば、エンジン音が静かなプリウスが背後から近づいてきても分かります。会話も可能です。


骨伝導イヤフォンのデメリット


 使ってみて感じたデメリットもあります。


音質が悪い


 音楽を「聴く」という音質ではありません。


 骨に振動を与えて音を聞く仕組みであるため、通常のイヤフォン・ヘッドホンと比較するとどうしても音質が悪くなります。分かりやすく言うと、FMラジオがAMラジオの音質で聞こえるような感じです。さすがにAMラジオよりは幾分マシですが、音質は良くないです。BGM用、という感じです。


音漏れしやすい


 音漏れしやすいです。ふつうに聞こえる音量で聞いても、かすかに音漏れしますし、音量を少し上げるとかなり音漏れします。


 使い始めの頃は「音漏れした音で鼓膜から音を聞いているのでは」と思ったほどです。耳の穴を塞いでも音が聞こえるので、ちゃんと骨伝導していることを確認出来ましたが。


周囲の音にかき消される


 着用しても周囲の音が聞こえる、というメリットと表裏一体と言えますが、音の大きな環境では音が聞こえづらくなる場面があります。


 通常のイヤフォンでは耳の穴が塞がれていますが、骨伝導イヤフォンでは耳の穴がオープンなので、そのまま音が耳に届きます。


 夜の静かな住宅街を散歩している時は問題ないのですが、車通りが多い国道沿いを歩くと、ほぼ聞き取れないので散歩コースは住宅街ばかりになりました。


 「音漏れする」デメリットもあわせると、電車内など騒音がある場所で使うのであればノイズキャンセリングイヤフォンの方が適していると思います。ノイキャンがあれば音量を控えめに出来るので、耳にもやさしいと言われているようです。


本体が重い・大きい


 一般的なイヤフォンと比べると、本体が大きくそして重いです。私が購入したものは特に重く、ヘッドホンに近いとすら感じます。骨伝導イヤフォンの中で小さなものでも片耳約9gなので、AppleのAirPods(5g)の2倍前後という重量です。


価格が高い


 Amazonでは怪しげな中華メーカーの骨伝導イヤフォンが数千円程度から購入できますが、サンワサプライやBoco(国内の主要な骨伝導イヤフォンメーカー)のイヤフォンは1万円前後という価格です。


 イヤフォンの場合は数千円程度から、有名メーカーのある程度の音質のものを購入することが出来ます。機構が複雑な分、価格はどうしても一般的なイヤフォンよりも高くなります。


おすすめの使い方


 骨伝導イヤフォンのおすすめの使い方、利用シーンを紹介します。


屋外での散歩やランニング


 私自身も散歩の時にも使っていますが、耳を塞がず周囲の音が聞こえた状態で音楽などを聞くことが出来るため、一般的なイヤフォンよりも安全だと思います。私自身も散歩の時に毎日使っていますが、適した使い方だと思います。


子育てしながらの家事


 何をしでかすか分からない子供がいる環境での使用にもおすすめ。家事をしながら、お気に入りの音楽を聞くことが出来ます。耳を塞がないので、子供のちょっとした異変にもすぐに気づくことができますし、子供が話しかけてきてもそのまま応対することが可能です。


職場


 職場でイヤフォンを使ってもよいケースがあると思います(高校時代の担任の先生が18時を過ぎると職員室でヘッドホンで音楽を聞きながら仕事をしていた思い出が・・)


 ですがイヤフォンやヘッドホンを着用すると、話しかけられた時に気づきづらかったり、会話をする際に外す必要があり煩わしさがあります。骨伝導イヤフォンは着用したままでも会話が出来るので、そういった煩わしさがありません。


 ただし音漏れしやすいので、静寂なオフィスでは音量に気を使うと思います。一般的な音のあるオフィスで、音量を控えめに使えば問題は無いでしょう。


おすすめの骨伝導イヤフォン


 Amazonで骨伝導イヤフォンを検索すると聞いたことも無いメーカーの商品で埋め尽くされているので、主要なメーカーの商品を紹介します。


boco


bocoの骨伝導イヤフォン


 本社は東京都中央区、骨伝導イヤフォン・スピーカーを中心に手掛ける日本のメーカーです。経産省のプログラムなどにも採択されています。


 価格は1万円台と骨伝導イヤフォンの中でも安価ではない分、洗練されたデザインと片耳9gと軽量・コンパクトが特徴です。


Amazon


関連記事

電力自由化とは? 停電のリスクは?
乗り換えでいくら安くなるの? 乗り換えで料金が値上がりするケース
新電力とは?

どうやって契約するの? 乗り換えのメリット・デメリット
乗り換えにかかる初期費用 乗り換えに工事は必要?
賃貸住宅でも乗り換えられるの? 解約する時の違約金は?
安くなる理由 電気の調達は?


地域別 電気料金比較表

電気料金比較シュミレーション

電力自由化Q&A

項目別おすすめ

人気の電力会社