【新型コロナウイルス】電力会社の電気料金の支払い猶予

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電気代の支払い猶予措置


 政府が電力会社に対し、「電気料金の支払い猶予」を要請しました。どのような内容なのか、各社の対応状況とあわせて解説します。



経産省が電力各社に「要請」


 政府からの「要請」の内容を解説します。


支払いの猶予を要請した


 経産省は電力会社に対し、新型コロナウイルスの影響で公共料金の支払いが難しくなっている契約者の電気料金の支払いを「猶予」する措置の実施を要請しました。


新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、公共料金の支払いが困難になっている利用者を対象に、電気とガスの料金について支払いを猶予するよう、経済産業省が全国の電力会社やガス会社に要請しました。

引用元:電気・ガス料金「支払い猶予」を各社に要請 梶山経産相(NHKニュース)

猶予の対象は?


 猶予の対象として要請されたのは、国が新型コロナウイルスへの経済対策として提供している個人向けの「緊急貸付制度」を利用している人です。電気代の支払い猶予を受けるには、この緊急貸付制度を利用することが求められる場合が多いです。


 「緊急貸付」は新型コロナウイルスの影響による休業や失業で経済的に困っている人に対し、無利子でお金を貸し付ける制度です。詳しくはお住まいの都道府県の社会福祉協議会に問い合わせてください。高金利の消費者金融やカードローンに頼る前に、まずは公的な制度をの利用を検討することをおすすめします。


 リンク:都道府県・指定都市社会福祉協議会のホームページ(全国社会福祉協議会)


各社の対応は?


 「要請」に対する各社の対応をまとめます。


大手電力各社


 旧地域独占の大手電力会社の対応は以下のとおりです。


社名
(リンク先は公式サイト)
備考
北海道電力
東北電力
東京電力 電気・ガス料金
中部電力 電気・ガス料金
北陸電力
関西電力 電気・ガス料金
中国電力
四国電力
九州電力 電気・ガス料金
沖縄電力

 記事前半で紹介した「緊急貸付」を利用した人が申し出ると、電気代やガス代の支払いを1ヶ月延長する措置を受けることが出来ます。詳細や申込み方法については、各社公式サイトで確認してください(上表の社名をクリックすると公式サイトに飛びます)


新電力


 電力自由化で参入した新電力でも、支払い猶予に対応を表明しているところがあります。シェア上位の会社の対応を紹介します。


社名 対応
東京ガス 電気・ガス代の支払い1ヶ月延長
大阪ガス 電気・ガス代の支払い1ヶ月延長
JCOM電力 支払い延長
イーレックス 「対応検討中」と公表
東邦ガス 電気・ガス代の支払い1ヶ月延長
北海道ガス 電気・ガス代の支払い1ヶ月延長
KDDI 支払い延長

 大手電力と同様に「緊急貸付」利用者が申し出ると延長が受けられるとしている新電力や、独自に判断するとしているものがあります。詳細は各社公式サイトで確認してください(上表の社名をクリックすると公式サイトに飛びます)


 中小の新電力も含め、少なくない新電力が支払い延長措置を提供しています。ご自身が契約している新電力の公式サイトのトップページの「お知らせ」などを確認してください。


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