大手電力会社の方が安心?
そもそもトラブルの発生も少ないだろう
いずれも、電力自由化の制度に照らして考えると、誤解であると断言できます。私の体験談も交えながら、その誤解を粉砕させていただきます。
私の体験談 〜2012年 京都にて〜
私が京都府京田辺市というところで、2012年に体験したことをご紹介します。当時の記事
ある日の夜、自宅にいた時のことです。突然部屋の電気が消えたので、ブレーカーを確認しに行きましたが問題無し。カーテンを開け部屋の外を見ると、アパートの駐車場の明かりや国道307号線の街灯が消えており、付近一帯が停電していることが分かりました。
関西電力伏見営業所の対応
一人暮らしで真っ暗な中を過ごすのは心細いので、藁にもすがる思いで関西電力伏見営業所に電話を掛けました(携帯電話は通じていました) しかしなかなか電話がつながらない。15〜20分ほどダイヤルし続けたでしょうか。ようやくつながり、応対した男性(50代くらいの声でした)に京田辺で停電している旨を伝えると「いま復旧しています」と言われて電話をすぐ切られてしまいました。
一時間後に復旧
停電が始まって1時間以上経ったでしょうか。部屋の電気が点灯し、冷蔵庫が音を立てて動き始めました。
停電の頻度・復旧はどこを選んでも同じ
新電力は停電しないのか?で詳しく説明していますが、特定の電力会社を使っている家庭だけが停電する、ということは無いです。また、新電力を使っている家庭だけ復旧が遅れることも無いです。
そもそも、停電が起きた時に実際に復旧作業にあたるのは地域の電力会社(参考: 停電した時の問い合わせ先は?)ですから、新電力には何も手出しが出来ません。この点においても、やはりどこを選んでも同じというわけです。
普段の対応には差があるでしょう
緊急時の対応はどこを選んでも同じ、ということはお分かりいただけたでしょう。
ですが、普段の問い合わせなどへの対応は、会社によって差があります。社員数人で運営している新電力もありますから、なかなか電話がつながらないとか、手続きに時間がかかるということも起こるかもしれません。
余談
最近はスマホを使って、電力会社のサイトやTwitterなどでから停電情報を簡単に調べられるので、わざわざ電力会社に問い合わせる必要性も低下していますよね。また、問い合わせたところで、早く復旧してもらえる訳ではないですし。
電力各社には、多様な方法による停電情報の発信を目指してほしいと思います。
関連記事
新電力に乗り換えても停電は増えないの?電力自由化の制度でしっかり守られているので安心です | |
停電した時の問い合わせ先・対応は?電力会社を乗り換えた時に停電したら? 問い合わせ先や対応を解説 |
電力自由化とは? | 停電のリスクは? |
乗り換えでいくら安くなるの? | 乗り換えで料金が値上がりするケース |
新電力とは? |
どうやって契約するの? | 乗り換えのメリット・デメリット |
乗り換えにかかる初期費用 | 乗り換えに工事は必要? |
賃貸住宅でも乗り換えられるの? | 解約する時の違約金は? |
安くなる理由 | 電気の調達は? |