桧家住宅で後悔した体験談
2017年に桧家住宅で建築した戸建て住宅で2021年まで暮らした私が、家の不満を実体験に基づいて書き連ねます。
目次
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一条工務店とヒノキヤを比較します
わが家の桧家住宅
2017年に完成した新築戸建て住宅で暮らしています。都内某所にある60平米(2LDK+小屋裏)の狭小住宅です。
2016年に豊洲の展示場で桧家住宅と契約し、確か2016年8月頃に着工、翌3月に完成しました。総工費は2000万円だったと記憶しています。暮らし始めて4年少々が経ち、現在は新築のタワーマンションに引っ越したため現在は暮らしていません(記事初出時は桧家住宅に住んでいましたが、引っ越したので若干加筆しました)
桧家住宅で激しく「後悔」した点
この家に対して感じている不満を列挙していきます。
床鳴りがひどい
この家に対して感じている最大の不満が床鳴りです。どの部屋でも、1〜2箇所くらい床鳴りする箇所があります。
もちろん入居後に補修をしてもらいましたが、それでも全く直らず大きな床鳴りのする箇所が残っています。部屋の真ん中の、人が通る場所で床鳴りする箇所もあるため日々大きな不満を感じています。
私はこれまでにマンションや、地元の工務店で平成中期に建てた木造戸建でも暮らしたことがありますが、このようなひどい床鳴りをする家で暮らすのは初めてだったので、桧家住宅に対して不満を感じています。
壁紙の隙間が気になる
引き渡し時の検査時にもう少しよく確認しておくべきだったと後悔していますが、壁紙と壁紙の「隙間」が気になる箇所がいくつかあります。暮らし始めて数日で気づいたので、経年劣化などではありません。
更に付け加えると、建具やエアコン(桧家住宅に依頼して取り付けた)の汚れも気になりました。最終確認の時点で汚れているのは気づいていて、承知していましたが。
アフターケアが悪い
床鳴りがあまりにも酷いので、当然補修を頼みました。一回目は確かヒノキヤリフォーミングの大工さんが来て、床に釘か何かを打ち込んでいきました。その後、釘の跡を隠すための補修作業も全て無料で行われました。
ですがそれでは全く床鳴りが直らなかったので2回目の対応をお願いしようと電話で連絡し「折り返す」とのことだったのですが、その後折返しが無いまま3年以上が経っています。面倒なのでもう諦めました。
最初に来た高齢の大工さんは、作業中に家の中を見回して、部屋に置いてあった日本年金機構の封筒を見つけて「年金機構の仕事もしてるの?」と聞いてきました(私は在宅ワーカー) 別に悪い気はしませんでしたが、その点ももう少しどうにかならないのか、と感じました。
戸建て住宅に共通する不満点
桧家住宅に限った話ではなく、戸建て住宅に住んでみて感じた不満点を紹介します。以下の記事でも詳しく紹介しているのであわせてご覧ください。
寒いし暑い
わが家は「Z空調」になる直前の、全館空調ではなく第一種換気の「ココチE」が設置されている家です。担当してくれた豊洲展示場の営業マンは「うちの家は暖かいですよ!」と言っていたので期待していましたが、マンションと比べると寒いのは間違いないです。
また、原因は「よく分からない」のですが5月〜10月くらいの時期は2階の部屋(2階建て+小屋裏の家です)にいると、お昼過ぎか夕方になると「のぼせて」くる感じがあります。窓を開けるか、エアコンを付ければ大丈夫ですが、エアコン無しで暮らせる時期はマンションと比べてとても短いと感じます。
とはいえ、アルミ樹脂複合サッシ・low-eガラスなので窓際の寒さ・熱さは全くと言っていいほど無いです。この点は、以前暮らしていたアルミサッシ・単板ガラスのマンションより断然快適ですが、家全体はマンションより寒いし暑いです(エアコンをガンガン使えば、当然快適な温度になります)
夏は2階の1部屋でエアコンを着けてドアを開けておけば、なんとなく家中快適に過ごせるので、この点はアクアフォームと基礎断熱が効いているのかなと思いますが、冬はマンションより寒いです。とはいえ昔の木造住宅と比べれば大分暖かいとは思います。
遮音性に不満
以前暮らしていた平成中期築の地元工務店の木造住宅と同様に、外の音は聞こえてきます。家の前でご近所さんたちが井戸端会議をしていると、窓を締め切った状態でも「あの人とあの人だな」というのが分かります。さすがに会話の内容までは聞き取れませんが。
桧家住宅で良かった点
桧家住宅で良かった点を紹介します。
窓を開けずに換気ができる
現在暮らしているのが住宅密集地ということで、窓を開ける機会がほとんどありませんが、一種換気システムが付いているおかげで窓を開けなくてもある程度換気が出来ます。大手ハウスメーカーでも、一種換気が標準でない場合が当時は多かったので、この点は桧家住宅が一歩進んでいたと思います。
晩ごはんに焼き魚をした後に部屋に臭いが残りますが、翌朝には消えています。営業マンが「旅行で何日も家をあけて戻ってきても、空気が新鮮です」と言っていましたが、その通りでした。お香を焚いても、香りが部屋に残らないのは不満ですが仕方ないです(スイッチで換気を止めることは可能)
隣に古い飲食店があり、道路でゴ●ブリに遭遇することもありますが、窓を開けない&密閉性が高いせいか4年暮らしても家の中でGに遭遇したことがまだ無いです。玄関のドアに付着しているところは2回遭遇しています。
安かった
60平米で2000万円ぴったりという金額(外構や水道工事は確か別途掛かったと記憶)でした。事前説明の無い費用が後から発生することも無く、お金に関して「汚い」印象も無いです。商談に入る段階で確か1万円を預り金として出した記憶がありますが、このお金も発注か支払いの段階でちゃんと精算されました。
ハイエースがギリギリ入れる狭い私道に面しているということもあって、住●林業や地元の付き合いのある工務店では2700万円以上は掛かるという話でしたが、大幅に安く建てることが出来たと感じます。
床鳴りさえ無ければ、満足度は高かったのではないか、と思います。一条●務店も頑張れば同じくらいの金額で建ちそうだという話でしたが、あちらはフィリピンの工場で自社製造したオリジナルの住宅設備がチープな感じがしたので、桧家住宅の方が内装の見栄えは良いかなと思います(桧家は永大産業やリクシルなど大手メーカー製の住宅設備)
ちゃんと「使える」小屋裏
小屋裏まで固定階段で繋がっており、また屋根に断熱が入っているため真夏でも大幅な温度上昇がありません。真夏でも、せいぜい37度くらいまでしか上がらないです(空気清浄機の温度計表示値)
真夏はエアコンを付けてもなんとなく暑いので年間を通して快適に使えるわけではありませんが、真夏以外の時期はちゃんと使えるスペースとして機能しています。真夏にエアコンをつけて寝たことも何度かありますが、明け方からなんとなく暑さを感じたので年中生活するにはおすすめしません。
以前暮らした戸建て住宅の屋根裏はハシゴ式で、断熱も無く恐らく50度近くまで温度が上がっていたため、ほぼデッドスペースと化していました。桧家住宅の小屋裏はその点、利用価値があって良いなと思います(固定階段に関しては、自治体によっては付けられないという話でした)
使い勝手が良い(家事がしやすい)
桧家住宅から新築タワーマンションに引っ越して感じたのは、桧家住宅の家は色々と使い勝手が良く、家事がしやすかったという点です。
タワーマンションでは全体的に「見栄え」重視で使い勝手が今ひとつな住宅設備が揃っていると感じます。洗面所の水栓、洗面ボウル、キッチン台、キッチン水栓、浴室シャワーヘッドとホース、各種収納棚等々、挙げればキリがないほど使い勝手が悪い住宅設備が揃ってしまっています。
桧家住宅の設備(以前暮らしていた家はベーシックな設備だった)は、今にして思えば一つ一つ使いやすかったなと強く感じているところです。よく考えられていたな、と思います。家事のストレスは桧家住宅の方が圧倒的に小さいです。
電気代のデータ
当サイトは電気料金比較サイトなので、最後にわが家の電気代・使用電力量のデータをまとめます。
年月 | 電気代 | 使用量 |
---|---|---|
2019年4月 | 16203円 | 575kWh |
2019年5月 | 9794円 | 347kWh |
2019年6月 | 7839円 | 276kWh |
2019年7月 | 7290円 | 255kWh |
2019年8月 | 13219円 | 482kWh |
2019年9月 | 10203円 | 375kWh |
2019年10月 | 6897円 | 255kWh |
2019年11月 | 9387円 | 343kWh |
2019年12月 | 4678円 | 234kWh |
2020年1月 | 18932円 | 674kWh |
2020年2月 | 20271円 | 725kWh |
2020年3月 | 10814円 | 388kWh |
2020年4月 | 18023円 | 648kWh |
2020年5月 | 16153円 | 575kWh |
2020年6月 | 10388円 | 355kWh |
2020年7月 | 8908円 | 291kWh |
2020年8月 | 8806円 | 281kWh |
2020年9月 | 8958円 | 388kWh |
2020年10月 | 11511円 | 412kWh |
2020年11月 | 6535円 | 279kWh |
2020年12月 | 9348円 | 404kWh |
2021年1月 | 10946円 | 489kWh |
2021年2月 | 15923円 | 720kWh |
2021年3月 | 14572円 | 664kWh |
2021年4月 | 11072円 | 486kWh |
ガス床暖房、食洗機設置、洗濯はドラム式洗濯で毎日乾燥まで行っています。創エネ設備などはありません。
エアコンを使わない時期のベースラインが290kWh程度という感じでしょうか。どちらかといえば夏より冬の使用電力量が大幅に増える傾向が見てとれます。
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