誰も教えない「電気料金比較サイト」の正しい使い方

電気料金比較サイトの「正しい」使い方とは


 電力自由化で電力会社を選ぶのに便利な「電気料金比較サイト」
 誰でも簡単に使えるように工夫したサービスが人気を集めていますが、多くの人が「誤った使い方」をしているようです。実際に料金比較サイトを運営している私が、その正しい使い方を教えます!



注意すべき4つのポイント


 電気料金比較サイトを使う上で注意すべき「4つのポイント」があります。


「料金」ではなく「使用量」を入力すべし


 毎月もらう電気の「検針票」には様々な情報が載っています。ですが、多くの人はその月の電気料金の「金額」しか見ていないのではないでしょうか? その影響で、料金比較サイトにも「金額」を入力してシュミレーションをしている人が多いようです。


電気料金比較サイトには料金ではなく使用量kWhを入力すべし


 ですが、金額からのシュミレーションは誤差が大きくなりやすいという大きな欠点があります。支払い金額には「口座振替割引」や「燃料調整費」「再生可能エネルギー賦課金」など様々な変動要因が含まれてしまうため、誤差が大きくなりやすいのです。


 実際に「価格.com」で、私の手元にある「150kWh・3771円」の4月分の検針票を元に試算をしたところ、以下のような差が出てしまいました(使用量or金額以外は全て同条件で入力)


対象 金額で試算
お得額
使用量で試算
お得額
HTBエナジー 1874円 2272円 398円
洸陽電機 1324円 1692円 368円
Looopでんき 1455円 714円 741円

 同じプランの「お得額」に300円以上の差が出ました。あわせて、お得な電力会社のランキングにも変動が見られました。わずかな使用量の世帯でもこれだけの違いになりますから、使用量が多ければ更に差が開きます。


必ず複数の比較サイトを比べよう

料金比較サイトは複数使おう


 それぞれの比較サイトによって、シュミレーションの仕方が若干異なります。また、掲載している電力会社が大きく異なります。一つの比較サイトのシュミレーション結果を鵜呑みにするのではなく、必ず複数の比較サイトの結果を比べながら検討しましょう。


最後は必ず自分で計算しよう


 料金比較サイトの結果を鵜呑みにすることで、損をするリスクがあります。


自分で電気料金を計算しよう


 料金比較サイトの試算は、統計的に多くの人が取るであろう条件を前提としています。例えば、もしあなたが海外出張で何ヶ月も自宅にいない生活をしているとすれば、料金比較サイトの試算は全く無意味です。


 海外赴任は極端な例ですが、電気料金が今より高くなってしまうという最悪の事態を防ぐためにも、候補の電力会社を数社に絞った時点で、自分で電卓を叩いて電気料金を計算してください。1ヶ月分でかまわないので、必ず確認することをおすすめします(出来れば、使用量が少ない月での試算を推奨)


 とりわけ、時間帯によって料金単価が変わるプランは誤差が大きくなりやすいので注意が必要です。


個人情報の扱いに注意


 一部の電気料金比較サイトは、試算をするにあたって住所や氏名などの個人情報の入力が必要です。入力された個人情報は電力会社などに顧客名簿として販売されており、個人情報の扱いという点で少々不安があります。


 個人情報の入力を必要としない比較サイトも多いので、不安な人はそうしたサイトを避けることをおすすめします。


電気料金比較サイトの一覧


 最後に、主な電気料金比較サイトを各サイトの特徴とあわせて紹介します。いずれも2019年4月時点での情報をもとに紹介します。


サイト名 掲載社数 特徴
新電力比較サイト
(当サイト)
271社 掲載社数が多い
オール電化用プランには非対応
エネチェンジ 86社 サイト限定キャンペーンが充実している
電力各社から出資を受けている
価格.com 72社 サイト限定キャンペーンが充実している
インズウェブ 不明
(少ない)
試算時に個人情報の入力が必要
対応している電力会社の数が少ない



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