ハイブリッド車の外部給電コンセントの「電気代」は何円?

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ハイブリッド車の外部給電機能の電気代は何円?家の電気代と比較


 コンセントで外部給電できるハイブリッド車。では、ハイブリッド車のコンセントから給電する電気の「電気代」はいくらなのか。計算結果をお家の電気代と比較します。



発電機兼蓄電池にもなるハイブリッド車


 一部のハイブリッド車には家庭用のAC電源を出力する外部給電用のコンセントが装備されています。標準装備の車種もあれば、メーカーオプション扱いの場合もありますが概ね最大1500Wまで出力できるので使い勝手はお家の壁にあるコンセントと同じです。扇風機や照明はもちろん、ドライヤーや炊飯器にも使うことができます。


 そんなハイブリッド車の外部給電コンセントの「電気代」はいくらなのか。計算結果を家庭用電源やポータブル発電機と比較します。


ハイブリッド車の発電コストはいくら?


 ハイブリッド車の「電気代」の計算結果をまとめます。なお、レギュラーガソリンを170円/Lとしてい計算しています。


プリウス60系HVの場合


プリウス60系


 記事執筆時点で現行のプリウス60系2Lのハイブリッドモデルの外部給電の電気代の計算結果をまとめます。


項目 数値
満タン容量 43L
発電出力 400W
稼働時間 5.0日
総発電量 48kWh
ガソリン単価 170円/L
燃料費(満タン) 7,310円
発電コスト 152.3円/kWh

 トヨタの公式サイトに満タンで400W・5.0日間の給電が可能、と記載があったのでその数値を元にしています。総発電量は48kWhと、一般家庭の4〜5日分の電力使用量に匹敵します。


 電気代(発電コスト)は1kWhあたり152円という結果になりました。


 ちなみに、1kWhあたりのCO2排出量は2080gとなります。


ヤリスHVの場合


ヤリスハイブリッド


 プリウスよりもコンパクトで、実燃費で市販車ナンバーワン(e燃費:記事執筆時点)の29.66Km/Lをほこるヤリスハイブリッドでも計算してみました。


項目 数値
満タン容量 36L
発電出力 400W
稼働時間 5.0日
総発電量 48kWh
ガソリン単価 170円/L
燃料費(満タン) 6,120円
発電コスト 127.5円/kWh

 トヨタの公式サイトにはプリウスと同様に満タンで400W・5.0日間の給電が可能、と記載がありましたがタンク容量がプリウスよりも小さいので、ヤリスハイブリッドの方が給電時も「低燃費」です。2Lのエンジンを搭載するプリウスに対し、ヤリスハイブリッドは1.5Lと小型なのでその分燃料消費量も少ないのでしょう。


 電気代はプリウスより16%安い128円/kWhという結果です。


 ちなみに、1kWhあたりのCO2排出量は1742gとなります。


ハイブリッド車の発電コストは高い?安い?


 1kWhあたりで「100円台」という電気代は高いのか安いのか、比較します。


家庭用電源とのコスト比較


 日本の一般家庭における電気代と、ハイブリッド車の電気代を比較します。


電気代
プリウス 152.3円/kWh
ヤリスHV 127.5円/kWh
家庭の電気代 31円/kWh

 家庭の電気代は家電製品のカタログに記載された電気代目安を計算に用いられる公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の新電力料金目安単価を引用しています。プリウスは家庭の電気代の5倍、ヤリスハイブリッドでも4倍ということになります。


 災害時や電源の無いキャンプには便利なハイブリッド車の外部給電ですが、例えばスマホの充電など「自宅でも出来ること」は出来るだけ自宅で行った方が圧倒的に安いです。


 例えば家庭のコンセントでスマホをフル充電した時の電気代は約0.3円ですが、ヤリスハイブリッドだと1.2円、プリウスでは1.5円になります。


 家庭の電気代は電力会社によっても差があります。ファミリー世帯では電力会社を変えるだけで年間1万円の節約になることも少なくないので、電力会社の切り替えも検討してみてください。当サイトでは充実した電力会社比較情報を提供しています(メディア掲載多数)


 CO2排出量の面でも不利です。CO2排出量を比較します。


CO2排出量(1kWhあたり)
プリウス 2080g
ヤリスHV 1742g
家庭用電源
2023年度全国平均
423g

 ハイブリッド車で「発電」した電力は、家庭のコンセントの4倍以上のCO2を排出して発電することになります。大規模な発電所の方が効率が良いということです。例えばCO2排出量が大きいとされ先進国では廃止への圧力が強まっている石炭火力発電所でも、700〜800g程度とされています。


ポータブル発電機と比較して


 ポータブル発電機と比較します。


電気代
ホンダ エネポ
カセットボンベ
570円/kWh
ホンダ EU18i
ガソリン
181円/kWh

 いずれもメーカー公式サイトに記載された使用の目安から計算しています(エネポはボンベ1本で0/48kWh、EU18iは満タンで3.38kWh) カセットボンベは1本274円で計算しています。


 いずれもハイブリッド車の「電気代」と比較すると割高です。同じ燃料を使用しているガソリン式のポータブル発電機と比較しても、ハイブリッド車の方が効率が良いことになります。




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