テレワーク歴8年の私が教える在宅勤務におすすめの暖房器具

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在宅勤務8年の私が教える「おすすめの」暖房器具


 2014年から在宅勤務を続けている私が、在宅勤務に適していると言える暖房器具を紹介します。快適性はもちろん、電気代や導入コストなどもふまえ、実体験を交えながら解説します(筆者は電力自由化の専門家としてメディア取材も受ける「電気代」の専門家)



メインの暖房はエアコンが効率的


 部屋全体を暖めるには、実はエアコンが理想的です。


実は安いエアコンの電気代


エアコン

実は効率が良いエアコン

 エアコンが既に設置されている部屋では、エアコンをメインの暖房器具として使うのがおすすめです。エアコンは実は他のどの暖房器具よりも効率が良く、結果として光熱費が最も安く済みます。


 エアコンは「ヒートポンプ」という仕組みで部屋を暖めます。ヒートポンプはとても効率が良い仕組みで、電気をそのまま熱に変える暖房器具(ハロゲンヒーターやオイルヒーターなど)の3倍前後と高効率です。言い換えれば電気代も3分の1で済みます。


 極寒冷地ではエアコンの効率が悪くなってしまう場合もありますが、そうでなければエアコンが暖房器具としては最も効率が良いので活用をおすすめします。


エアコンが無い部屋での在宅勤務は


 急な在宅勤務で場所が無く、エアコンの無い場所での作業を余儀なくされる場合もあるでしょう。在宅勤務が長期化する場合は、可能であればエアコンを設置するのがおすすめですがそう出来ない場合もあるでしょう。


 エアコンを設置できない場合は、石油あるいはガスファンヒーターがおすすめです。どちらも、エアコンほどではありませんが安いコストで部屋全体を効率良く暖めることが出来ますし、エアコンより安い費用で導入出来ます。


 ただし賃貸の場合は石油ヒーターの使用が禁止されている場合が多いですし、ガスファンヒーターはガス栓の増設が必要となるため導入出来ない場合もあります。その場合はオイルヒーターがおすすめです。


ミニオイルヒーター

オイルヒーター

 電気代はエアコンより大幅に高いですが、部屋全体を暖めるのに適した暖房器具です。本体価格は1万円程度〜とエアコンより大分安いですし、臭いも給油の手間もありません。コンセントがあれば使えます。適切なサイズのものを使えば、部屋全体が暖まります。風が出ないのでエアコンが苦手な人にもおすすめ(電気代は高いです)


足元が寒い場合などの補助に


 エアコンで部屋全体を暖房しても、机の下が寒くて集中できない場合があります。足元が寒い場合の解決策を提案します。


ミニホットカーペット


ホットカーペット

45cmサイズのミニホットカーペット

 「座布団」程度の小さなサイズのホットカーペットです。私も購入して使っています→ライフジョイ ホットマット 日本製で、作りがしっかりしています。


 足元が寒い場合は、足を置く位置だけ暖かくなれば十分なので、座布団大のミニホットカーペットで十分です。小さいので片付け(オフシーズンの保管も)も楽です。


 本体価格は3千円前後。電気代は45cm角、カタログ値の消費電力が40Wの機種で実測値が1時間あたり0.58円(「弱」では0.31円)と、8時間使っても4.64円(「弱」なら2.48円)で済みます。
 私はミニホットカーペットを使い始めてから、エアコンの設定温度を下げることが出来たので、電気代は差し引きでほぼプラマイゼロくらいではないか、と思います。


ホットカーペット

表面はフリース生地でなめらか

 私は足の大きさが25.5cmですが、45cm角のミニホットカーペットで「十分」な大きさだと思います。リラックスした状態で、少し足を開いても不自由さは無いです。温度設定が「強」だと足裏が熱くなってしまう場合があるので、温度設定を切替えられるものをおすすめします。「弱」なら1日中つけっぱなしでも大丈夫です。


 参考までに、この記事経由で売れているミニホットカーペットを一覧で紹介します。



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パネルヒーター


パネルヒーター


 机の下、足元に設置して使います。内部にヒーターが組み込まれており、「面」で発熱してじんわりと暖まる暖房器具です。肌に直接触れない分、消費電力はミニホットカーペットと比べると4倍と大きいです。


 足裏プラスアルファだけ暖まるミニホットカーペットは違い、ふくらはぎ〜膝下まで暖まることが出来ます。ミニホットカーペットと組み合わせて使うと、より暖かいと思います。


 キャスター付きの椅子を使っている場合は、キャスターでホットカーペットを踏むのは良くない(断線の恐れがある)ため、パネルヒーターの方が良いと思います。


 参考までに、この記事経由で売れているパネルヒーターを紹介します。



 Miriyon遠赤外線デスクヒーターは1台でミニホットカーペットとしても機能するため、人気があるようです。暖房器具を毎回片付ける必要がある場合は、1台で済んだ方が便利だと思います。
 アイリスオーヤマに関しては足裏は暖まらないので、ミニホットカーペットと一緒に使うのがおすすめです。別々に買っても値段はそう変わらないですし、寒さに応じて使い分けが出来るので利点があります。


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おすすめしない暖房器具も


ミニオイルヒーター

4千円で購入したミニオイルヒーター

 私が足元の寒さ対策で以前購入して失敗したと感じたのが、ミニオイルヒーターです。「失敗した」と思った理由は以下のとおり。



 エアコンが無い部屋で部屋全体を暖めるにはオイルヒーターはおすすめですが、足元だけ暖めるならミニホットカーペットの方が効率的だと思います。電気代は実測値で1時間あたり約4円と、上で紹介したホットカーペットよりも大幅に高いです。


 また、ヒーターといえばハロゲンヒーターやセラミックファンヒーターがポピュラーですが、これらは足元に置くと熱すぎますし、体がぼーっとして集中力が落ちるのでおすすめしません。電気代もミニオイルヒーター以上に高いので非効率です。


ハロゲンヒーター


加湿も大事です


 冬の在宅勤務では加湿も大事です。


目の乾燥を防ぎ、風邪予防にも


加湿空気清浄機

加湿空気清浄機

 パソコンをしていると瞬きの回数が減り、目が乾燥します。特にエアコンで暖房した部屋は湿度が下がり、目の負担が増してしまいます。また、湿度が下がると風邪を引きやすくなるため、暖房とあわせて加湿も心がけることをおすすめします。


 加湿器を使うのが理想的ですが、濡れたタオルを吊るしておくだけでも効果があるのでおすすめです(ただし面倒) 湿度が上がると「体感温度」が上がるため、寒さの緩和という点でも効果があります。


電力会社を切り替えると電気代が安くなります


 電力会社を切り替えることで、電気代が3〜20%程度安くなります。在宅勤務で高くなってしまった分を、帳消しに出来る場合も少なくありません。


 手続きはウェブでの申込みだけで完了するので、5分あれば終わります。工事も必要無く、賃貸でも大家の許可などは必要ありません。


 以下で各社の料金プランを簡単に比較出来るので、一度試してみてください。




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