オイルヒーターの「本当の」電気代を計測した結果

オイルヒーターの電気代を実測


 巷では「オイルヒーターの電気代が高い」という噂が定着していますが、それは事実なのでしょうか。


 今回自腹を切ってオイルヒーターを購入したので、実際に消費電力を計測して得られた結果をもとに詳しく解説していきます!



今回のテストの条件


 まずは今回のテスト条件を紹介します。


使ったオイルヒーター


アイリスオーヤマ IOH-505K


機種名 アイリスオーヤマ
IOH-505K
消費電力 500W
適用床面積 コンクリート:約3.3畳
木造:約2.2畳

 高さ38.5cmと、一般的なオイルヒーターの半分程度の大きさの「ミニオイルヒーター」です。


 私が買った時はAmazonより楽天が安く、税込み4148円でした。


使用条件


気候 2017年11月23日の東京
最高気温12度の日のお昼〜夕方に計測
電気料金 Looopでんき 東電管内
基本料金0円 26円/kWh
計測場所 木造の戸建て 6畳の部屋
(2016年築)

 エアコンを切った部屋で、熱源はオイルヒーターのみという状況で計測を行いました。計測中も横で私がパソコンをやっていましたが、上にフリースを一枚羽織るだけで過ごせるくらいの温度でした。


 消費電力の計測はサンワサプライのワットモニターを使って行いました。30分ごとに使用電力量の累積値を記録しています。


サンワサプライのワットモニター


計測してみた結果


 計測した結果を発表します!


経過時間 「中」運転 「強」運転
30分 0.1kWh / 2.6円 0.14kWh / 3.6円
60分 0.17kWh / 4.4円 0.23kWh / 6.0円
90分 0.23kWh / 6.0円 0.35kWh / 9.1円
120分 0.3kWh / 7.8円 0.44kWh / 11.4円
150分 0.39kWh / 10.1円 0.53kWh / 13.8円

 起動直後の10分程度は500〜510ワット程度の消費電力で推移していましたが、中のオイルが暖まると一旦切れて「消費電力ゼロ」で推移、本体が冷めてくるとまた電源オンという動き方をしていました。


 起動直後を除けば、
 「中」で1時間あたり0.14kWh程度(=3.64円)
 「強」でも0.2kWh(=5.2円)


 という結果です。


オイルヒーターの消費電力量の推移


消費電力「500W」は誤解?


 「消費電力500W」であるならば1時間あたりの使用電力量は0.5kWh、電気代にして13円!という結果になるはずですが、そうならなかったのは何故か。


 結果のところでも説明したとおり、オイルヒーターは常に「500W」の電気を使い続けるわけではありません。オンとオフを繰り返しながら温度を保つので、常に500Wの電気を使うわけではないのです。


消費電力の推移のイメージ図

オイルヒーターの作動イメージ


 カタログに記載の「消費電力」は瞬間最大で使う電気の量を示しているので、必ずしも動作中ずっとその量の電気を使い続けるわけではありません。


 これはオイルヒーターに限った話ではなく、例えば有機ELテレビも液晶テレビと比べて「消費電力」では2倍ほどですが、年間消費電力量で見ると1.4倍程度で済みます。
 家電製品を見ると時のありがちな落とし穴です。


オイルヒーターの電気代を安くするには


 オイルヒーターの特性をふまえて、電気代を削減する方法をアドバイスします。


こまめに消さない


 オイルヒーターが最も電気を消費するのは、起動してから中のオイルが暖まるまでの時間です。


オイルヒーターは付けっぱなしが効率良い


 したがって、短時間にオンオフを繰り返すことでかえって消費電力量が増えてしまいます。私が購入した機種のイメージだと、20〜30分ほど席を外すくらいなら、付けっぱなしの方がよさそうです。


 暖まるまでに時間も掛かるので、付けっぱなしにするのがおすすめです。


電力会社を乗り換える


 電力自由化で電力会社を乗り換えることが出来ます。電力会社を変えるだけで5〜20%程度電気代を削減できるので、オイルヒーターの電気代もその分安くなります。


オイルヒーターを使った感想


 オイルヒーターを使ったことが無い人も多いと思いますし、私自身も今回が初めてだったので、使ってみた感想を最後に紹介して終わります。


無音で使えるのは良い


 エアコンやファンヒーターなどとは異なり、ほぼ無音で使えます。少なくとも動作中は「完全無音」です。


オイルヒーターは無音


 私が買った機種が安物だったせいか、温度が上がりすぎた時に自動で電源が一旦切れる際に「カチッ」という小さな音が聞こえるのですが、それ以外は全く音がしません。


 エアコンの音ですら不快に感じてしまう繊細な私にはぴったりです。


意外とすぐ暖まる


 やや語弊のある表現ですが、電源を付けてから10分以内に「本体は」暖まります。更にそこから部屋が暖まるまでには、世間の認識通りやや時間が掛かるなあと感じました。


 あと弱点としては、部屋全体を暖めるような用途には向かない点です。
 広い範囲を暖めるよりも、エアコンなど別の暖房器具の補助として使うのが良いと思います。広い範囲を暖めるにはとても時間が掛かりますし、効率も悪いからです。




関連記事

電力自由化とは? 停電のリスクは?
乗り換えでいくら安くなるの? 乗り換えで料金が値上がりするケース
新電力とは?

どうやって契約するの? 乗り換えのメリット・デメリット
乗り換えにかかる初期費用 乗り換えに工事は必要?
賃貸住宅でも乗り換えられるの? 解約する時の違約金は?


地域別 電気料金比較表

電気料金シュミレーション

人気の電力会社

電力自由化Q&A