電柱を撮影するとお小遣いが稼げる「ピクトレ」
シンガポールのゲーム会社と東京電力パワーグリッドなどが始めたスマホゲーム「ピクトレ」は、電柱などを撮影するとAmazonギフト券などがもらえる斬新なサービスです。このメリット・デメリットを詳しく解説します。
目次
ピクトレとは
まずはピクトレの概要を解説します。
シンガポール企業と東電系が提供
ピクトレは東京電力パワーグリッドとシンガポールに拠点を置くGameFi企業Digital Entertainment Assetなどが提供しているスマホのゲームアプリです。
これまでにもポケモンGoやドラゴンクエストウォーク、ドワンゴのテクテクテクテク(終了済み)など位置情報を活用して現実世界を「歩いて」プレイするスマホゲームはありましたが、ピクトレではゲームを遊ぶだけでなく、ゲームを遊ぶことで重要な社会インフラの維持に貢献したり、それだけでなくお小遣いが稼げるという新しさのあるスマホゲームです。
何をするスマホゲームなの?
ピクトレは何をするスマホゲームなのか。簡単にまとめると以下のとおりです。
- 指定された電力設備(電柱・電線など)を撮影する
- 電力設備に「チェックイン」する
アプリ画面上で指定された電力設備を撮影して送信することで報酬コインがもらえます。電力設備とは電線や電柱の他、電力用のマンホールや電線地中化された地域などで見られる「地上設備」などがあります。
このほか、電力設備のちかくで「チェックイン」を行うとランクポイントがもらえます。ランクポイントは個人ランキングの判定などに使われるスコアです。
ピクトレのメリット
ピクトレのメリットをまとめます。
電力設備を撮影するとお小遣いが稼げる
ピクトレで付与される報酬コインはAmazonギフト券や暗号資産に交換可能です。ゲームをプレイすることで「お小遣い稼ぎ」が出来る点はこれまでの位置情報ゲームには無かったメリットと言えます。
電力インフラの維持に貢献できる
ピクトレは東京電力の送配電部門(電気を送り届ける役割)である東京電力パワーグリッドが参加しています。撮影された電力インフラの写真は、電力インフラの保守点検に活用されます。
東京電力パワーグリッド管内だけでも600万本近い電柱(コンクリート柱、鉄柱、木柱合計 2023年度末現在)があり、その数は膨大です。その一つひとつを目視で点検するだけでも膨大な作業量が発生します。しかし電柱1本でも支障が生じれば、電気を正常に届けることが出来なくなり、誰かが困ることになります。ピクトレのユーザーが増えることで電力インフラの安定性の向上効果が期待できます。
ピクトレのデメリット
ピクトレのデメリットを指摘します。
遊べる地域が限られる
ピクトレは時期によりプレイできる地域が指定されています。記事執筆時点では東京都の中心部、千代田区、港区、中央区と秋田県で実施されています。
過去には群馬県で実施されたこともありますが、東京都心部での実施が多いです。実施地域に行く機会が無いとプレイできません。
撮影すると通信量が増加する
電力設備の写真を送信することで、通信量が増大します。
契約している通信プランで「ギガ」に余裕がある方は問題ありませんが、私のように楽天モバイルで毎月3GBに抑えながらやりくりしている人がピクトレをプレイすると、通信料金が高くなってしまう場合もあるでしょう。
電柱などは撮影枚数が1枚ではなく6枚あるいは9枚と指定される場合もあるため、ギリギリの通信量で賄っている方には少々厳しい部分があります。
ダウンロードはこちらから
Android、iOS(iPhone)に対応しています。
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