楽天モバイル回線でテザリングをした記録
楽天モバイルの回線でテザリングをして、PCでネットを使った際の記録をまとめます。通信速度の実測値やPCでの使用感を交えながら、「固定回線の代わりになるのか」検証していきます。
目次
楽天モバイルでテザリングした感想
スマホでテザリング、PCで接続した実測値や使用感をまとめます。
通信速度の実測値
楽天モバイル(4G)回線のスマホでテザリングをし、PCでスピードテストを行った結果です。各5回行い、平均値を掲載します(都内住宅地の自宅で計測)
遅延 | ダウンロード | アップロード | |
---|---|---|---|
土曜11時台 | 27.4Ms | 16.79Mbps | 25.61Mbps |
土曜15時台 | 30.8Ms | 30.34Mbps | 26.64Mbps |
土曜19時台 | 32.4Ms | 14.49Mbps | 17.8Mbps |
混雑する時間帯でも、最低限の速度は出ていました。
画像が多いサイトもすぐに表示完了
使用感ですが、ウェブの閲覧に関しては特にストレスは無く、実用性に問題は無いと評価します。
画像が多いサイト、例えばYoutubeのトップページのサムネはスクロールしていくと全て表示されるまでに1秒前後掛かっている感はあり、固定回線と比べると使用感はやや劣りますが、ストレスに感じるような使用感ではありません。
例えば画像が多い楽天モバイルのトップページの読み込み完了には5.41秒掛かりますが、ページの上部はすぐに表示されるので実用には問題無いです。
ネットを見る、ということに関しては問題無いという評価です。
動画再生はHD画質でも止まらない
YoutubeなどでHD画質で動画を再生しても、途中で止まる場面はありませんでした。動画を途中で飛ばしても、すぐに読み込まれるのでストレスはありません。
4K画質での再生については、途中で止まる場面もみられたので、快適とは言えないです(固定回線では4K画質でも止まらない環境) 動画をスキップしていくと、読み込みに4秒前後掛かることもあり、やはり少々苦しい感があります。
結論:速くはないが問題なく使える
ダウンロード速度は固定回線と比べて低下することは否めないですが、ネットサーフィンやHD画質での動画鑑賞といった一般的な使用、あるいは在宅勤務に「ちゃんと」使えるというのが感想です。丸一日、在宅勤務で使用してみましたがストレスは「ほぼ」ありませんでした。勝手に回線を切り替えられても、固定回線との違いは分からないのでは、と思います。
大きなファイルのダウンロードなど大容量の通信をしなければ、という前提条件付きですが、固定回線の代わり、あるいは予備として十分使えるというのが私の結論です。PC2台、となってくると苦しいでしょう。
楽天モバイルでテザリングを利用するメリット
楽天モバイルの回線でテザリングをするメリットを整理します。
PCで問題なく使える
一人暮らしであれば、通常の使用に「ぎりぎり」耐えうる通信品質です。PC1台までなら、ストレス無い使用感です。
たくさん使っても月3278円
月に20GB以上使っても楽天モバイルの料金は税込3278円です。例えば私も過去に利用していたことがありますが、UQ WIMAXは月4268円(3日で10GBの制限あり、LTE時は月7GBまで)なので楽天モバイルは際立って安いです。
ahamoは月20GBまでで2970円です。楽天モバイルは通信容量が20GBにおさまれば2178円なので、やはり安いです。
モバイルルーターを用意する必要が無い
テザリングは手持ちのスマホがあれば出来るので、別途モバイルルーターを用意する必要がありません。充電の手間や持ち運びを考えるとモバイルルーターは「無い方がいい」というのが、WIMAXを2年使った経験がある私の感想です。
また、固定回線は利用を開始する際に工事が必要となる場合が多いです。引っ越しシーズンは工事が1ヶ月以上先になってしまうことも多く、工事の必要が無いモバイル回線はその点でもメリットがあります。ちなみに私は、引越し時にネットの開通が間に合わなかったため、仕方なくWIMAXを契約して2年利用しました。
楽天モバイルテザリングのデメリット
実際に使ってみて感じたデメリットや、注意点を整理します。
スマホの電池消費が著しい
びっくりするほど電池が減ります。Google Pixel 3aでテザリングを行いましたが、朝には満充電だったのに夕方には20%を切ってしまいました。普段は夕方時点で40〜50%以上残っているのでテザリングの電池消費が著しく大きいと感じます。
充電しながら使うと電池へのダメージが大きいので、長期的に継続してテザリング使用する場合はスマホの電池の劣化が不安です。
1日10GBの容量制限 動画長時間視聴には不安
楽天モバイルが公式に表明しているわけではないようですが、楽天モバイルの回線は「1日10GB以上」使うと通信速度が1Mbpsに制限されるというのが定説です。私は在宅勤務で使用しただけなので10GB使い切ることが出来ませんでしたが、動画を長時間見続ける、あるいは大きなファイルをダウンロードする場合に注意が必要です。
例えばAmazonプライム・ビデオの最高画質の場合、1時間で約6GB消費するとのこと。1時間半と経たずに10GBに達してしまうため、映画を最後まで見終えることが出来ません。YoutubeはHD画質(1080p)で1時間あたり2GB程度消費するそうなので5時間視聴出来ます。
動画を見ない、大容量のデータをダウンロードしないというのであれば、一般家庭では1日10GBというラインを超えることはあまり無いと思いますが、使い方によっては注意が必要です。ちなみに私は在宅勤務、夜はネットサーフィンと軽くYoutubeで動画鑑賞をしても通信量は4GBにおさまったので、PC1台であれば10GBというのは余裕があると感じます。
au回線エリアに入ると遅い
楽天モバイルはau回線エリアでは1Mbpsという速度制限があります。1MbpsはスマホでYoutubeの動画再生やネットサーフィンを行うには問題無い(HD画質での再生は厳しい)レベルですが、パソコンで使うにはさすがに遅いです。
したがって、au回線エリアでのテザリングは「厳しい」と言えます。
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