使い捨て電池は終わりにしよう
20年以上前から充電池を愛用している私が、充電池の魅力を熱く語ります。この記事を読めば、もう使い捨て電池を使うのをやめたくなるはずです。
目次
そもそも充電池とは?
まずは「充電池」を簡単に紹介します。既にご存知の方は読み飛ばして大丈夫です。
一般的な乾電池(アルカリ電池やマンガン電池など)は、1回限りの使い捨てです。充電して再利用することは出来ません。
それに対し充電池と呼ばれるタイプの乾電池は、専用の充電器を使うことで繰り返し充電することができ、再利用が可能です。電池によってはスペック上、2000回以上充電できるものもあります。
充電池という言葉はあまり聞き慣れないかもしれませんが、「エネループ」という商品を目にしたことがある人も多いと思います。eneloopが代表的な充電池ですが、電池メーカー各社が充電池を発売しています。
充電池の圧倒的過ぎるメリット
では本題の「メリット」について、使い捨ての乾電池と比較しながら詳しく解説します。
圧倒的経済性 とにかくお得
充電池の価格は、使い捨ての乾電池の比べて高価と言わざるを得ません。
4本入りで1000円程度と、350円程度で買える大手メーカー製アルカリ電池や4本108円の100円ショップの使い捨て電池と比べて大幅に高いです。それに加えて充電器も必要となります。
ですが繰り返し使うことが出来るため、充電池は長期的に見て圧倒的にお得です。
充電池を1本247円、アルカリ電池を27円(100円ショップ)とした場合、充電にかかる電気代(1回0.2円)を含めても、だいたい10回程度の使用でコストが逆転します。
※以前掲載していた数値に誤りがありました お詫びして訂正いたします(2020年5月6日)
スペック上は1000回や2000回使えるとされている充電池ですが、もちろん実際にその回数使うことは難しいでしょう。しかし我が家には11年前に購入したパナソニック製充電池がありますが、サビや液漏れは発生しておらず、今も現役で使用できています。
電池を買いに行く必要が無くなる
使い捨て電池の場合、電池が切れてしまった新しく買いに行く必要があります。ですが充電池は自宅の充電器で充電が出来るため、買いに行く手間を省けます。
乾電池程度の買い物だとAmazonなどのネット通販では送料が高くなってしまいがちですし、Amazonでは電池のみで買えないこともあります。そうしたストレスやコストも低減出来ます。
ゴミを圧倒的に削減できる
小さいながらも重量がある乾電池。充電池を使うことで、使用済み乾電池の廃棄を大幅に削減出来ます。
国内では年間4.9万トンもの使用済み乾電池が廃棄されていると言われています(電池工業会調べ) 街なかで見かけるゴミ収集車(積載量2トン)に換算すると24500台分です。1日あたり67台が日本全国で乾電池の回収のために動いている計算です。
ゴミの処理には各自治体が多額の税金を投入しています。例えば東京23区では1トンあたり56395円のコストがかかっています(収集から処分までトータル) 仮に電池の廃棄を9割削減できた場合、処理コストは全国で毎年248億円削減できる計算です。
また、乾電池は家庭でのゴミ捨てが面倒です。多くの自治体では、乾電池を分別して回収しています。ゴミ出しの手間を考えても、充電池を使うメリットは大きいでしょう。
低温時の性能低下が少ない
アルカリ電池の場合、外気温が低温になると容量が低下して電池の持ちが悪くなります。充電池に使われるニッケル水素電池はアルカリ電池と比べて、低温時の性能低下が少ないメリットもあります。
これからは使い捨てない電池を。
私は今から20年少々前に、当時よく遊んでいた「プラレール」やゲームボーイ(ゲーム機)で充電池を使っていました。当時の充電池は現在主流のニッケル水素電池ではなく、ニカド電池と呼ばれるタイプで、満充電から何もしなくてもどんどん残量が減っていくなど、使い勝手の悪いものでした。
しかし現在主流のニッケル水素タイプの充電池は、充電したまま数ヶ月置いておいても残量の減少は少なく、使い捨てのアルカリ電池と使い勝手はほぼ同じです。以前あった弱点は見事に克服されたと言えます。
環境にやさしいというのはもちろん、お財布にもやさしいのが充電池です。より多くの人に充電池を使ってほしいと願っています。
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