新築物件では新電力会社と契約しない方がいい理由

新築物件は大手電力会社と契約しましょう


 新築物件の電気の契約は、新電力会社を避けて大手電力会社とするべきだと言える理由を私自身の体験談や電力自由化の制度の仕組みを絡めながら解説します。



私の実体験「メーターが見つからない」


 まずは私自身の体験談を紹介します。


新築物件に引っ越した時の体験談


 2017年に新築の賃貸住宅に引っ越しをしました。引っ越しをする以前からENEOSでんきを契約していたので、新居でも利用しようと引っ越しの手続きをしました。


 ところが、必要情報を入力して申し込んだところ「ご使用場所が特定できない」とENEOSのサポートセンターからメールが届きました。


ENEOSでんきの引っ越し手続時のメール

実際にENEOSでんきから届いたメール

 幸い、電力メーターの「計器番号」や使用場所の建物の特徴などを返信したところ、問題無く転居先でもENEOSでんきの利用を継続できましたが、「転居先で電気を使えない可能性がある」とのことだったので焦りました。


なぜ大手電力会社を選ぶべきなのか


 私が体験したようなことはなぜ起きたのか、制度上の問題点や各社の実情と絡めて解説します。


複雑な新築物件の電気の契約


 既に建築済みの物件の場合は、使用されている電力メーターが設置されており、そのメーターごとに割り振られた「供給地点特定番号」という22桁の数字をもとに切り替え手続きを進めることが可能です。


地点番号はメーターごとに割り振られた数字

地点番号はメーターごとに割り振られた22桁の数字

 しかし、新築物件の場合はそもそもメーターの情報が送配電網を管理する会社(東京電力パワーグリッドなど)の方でも登録が済んでおらず、申込みの時点で供給地点番号が存在しない場合もあり、私のトラブルのように「供給先が見つからない」という事態が起こりやすいようです。


新築NGの新電力会社も多い


 ENEOSの場合はメールで丁寧に対応してくれましたが、こうしたトラブルが起きやすいことから「新築物件の契約不可」としている新電力会社も多いです。


 新築に引っ越す場合、引っ越す前の家の契約を解約し、新居では一旦大手電力会社と契約するようアナウンスしている新電力会社もあります。解約時の違約金が発生する新電力会社で「引っ越しの場合は違約金を免除」としているところがあるのは、こうした事情があるためです。


 また、新築に限らず引っ越しと同時に新居で電気の利用を開始するケースなども、手続きが複雑であるため、一部の新電力会社は受け付けていません。


一旦大手電力会社と契約するのがおすすめ


 私の場合は、わざわざ新居まで自分で足を運んで電力メーターに書かれた計器番号を確認することで対応できましたが、面倒ですし「新居で電気が使えないかもしれない」というストレスもありました。


 大手電力会社と契約すればこうしたトラブルは起きづらいため、新築物件に入居する場合は最初の数ヶ月だけ大手電力会社と契約することをおすすめします。検針票(請求書)が発行されれば、そこに供給地点番号などの乗り換え手続きに必要な情報が記載されているため、スムーズに手続きが出来ます。


供給地点番号は検針票に記載されている

供給地点番号が切り替え手続きに必要

 また、間取りや広さ、住宅設備が変われば電気の使用状況も変わります。以前契約していた料金プランが必ずしも引越し先でもお得だとは限らないので、その点でも大手電力会社と契約するのが無難です。




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