暑さ対策グッズで一番効果があったものは?3.5万投資した結論

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実際に使ってみた暑さ対策グッズ頂上決戦


 近年、厳しさを増す日本の暑さ。そこで注目を集めている「暑さ対策グッズ」を合計3.5万円分買い集めてみたので、実際に使ってみた感想をまとめます。涼しさだけでなく、購入価格や使い勝手を含めて評価していきます。



3.5万円使って暑さ対策グッズを買い揃えてみた


 「今年の夏はエアコンを使わない」ことを目標として、あらゆる暑さ対策グッズを買い集めてみました。


暑さ対策グッズ


 以下、実際に使ってみた感想をふまえて解説していきます。


効果があった暑さ対策グッズは?


 それぞれ実際に使ってみた感想をまとめます。主に室内でエアコン代わりに使用しています。


ハンディファン おすすめ度5


ハンディファン


 近年、暑さ対策グッズとして定着している感がある「定番」商品です。


 「小さな扇風機」という感じのものですが、室内で使う分には意外とちゃんと涼しいです。最小風量で1mくらい離れた場所に置いて使っていますが、気温30度くらいまではハンディファンだけで十分涼しいです。


 以前は据え置き型の扇風機(羽が30cmのもの)を使用していましたが、これだと最小風量でも風が強すぎ、長時間使うと疲れてしまいました。オフシーズンの置き場所にも困ったためハードオフに買い取ってもらったという経緯がありますが、ハンディファンはそれら扇風機に対して持っていた不満点もきれいに解消でき、大変満足しています。


 バッテリーは最小風量で11時間以上持つので、在宅ワーク時は1日1回の充電で十分間に合っています(充電しながらの使用も可能) その点でも使い勝手が良いです。


 風が当たる面積は、一般的な据え置き型の扇風機(羽直径30cm)と比べて小さいですが、お腹から首下辺り程度の範囲で風が当たるのでこれで十分、という感じです。


着るクーラー おすすめ度3


着るクーラー(ソニー レオンポケット2)


 約20度程度まで冷える金属プレートを体に触れさせて、冷たさを感じることが出来るという商品です。多くの機種は40度程度まで暖めることも可能なので、夏だけでなく冬も使うことが出来ます。


 4機種購入して試してみました。また店頭でも更に3機種実機を試しています。手元にあるものは以下の着るクーラーです。



 結論としては、ソニーのレオンポケットシリーズであれば若干の涼しさを感じることが出来ます。例えて言うならケーキなどに付いてくる保冷剤を、薄いガーゼに包んで体に当てているような感覚です。これだけで真夏にルームエアコン無しで快適に過ごせる程ではないにせよ、ルームエアコンの設定温度を1〜2度緩められたり、あるいは散歩をする際にも若干快適になるので気に入っています。ハンディファンと併用すると良い感じです。


 一方、サンコーのネッククーラーは冷たさはほぼ感じられず、またドウシシャのTempoClipは最初こそヒンヤリ冷たいものの排熱性が悪いため数分で冷たさを全く感じられなくなります。TempoClipは加温機能もあるので、冬には役立ちそうです。


ネックリング おすすめ度4


ネックリング


 約28度で凍結・解凍するPCMという素材が中に詰められているリングです。アイスリングやクールリングなどの名称で雑貨店などでも最近よく目にします。


 28度前後のものを首に巻くだけで涼しくなるのか、という疑問を持ちつつも購入してみましたが、意外と涼しく感じられます(さすがに氷枕ほどではありません) 皮膚の温度が奪われることで涼しく感じることが出来ます。カチカチに凍結した状態で使い始めて、炎天下でも30分以上は涼しさが持続します。


 価格もお手頃で、かつエアコンが効いた部屋に置いておけば一晩で再凍結する手軽さが便利な商品です。




おすすめはどれか


 色々試した中で最も良いと感じたものをまとめます。


室内ではハンディファンとネックリングが効果的


 室内で涼を取る場合は、ハンディファンとネックリングの組み合わせがおすすめです。


 窓を開けてハンディファンを最小風量で使用すると、湿度にもよりますが気温30度くらいまでなら快適に過ごすことが出来ます。小さいですがちゃんと涼しくなります。7月上旬の東京でも、午前中はハンディファンだけで過ごすことが出来ています。


 ネックリングも組み合わせて使うと、より効果的です。ネックリングよりもハンディファンの方が体感の涼しさでは上回りますが、その分ネックリングは価格が安いので併用するとより効果的です。どちらか一つ選ぶのであれば、ハンディファンがおすすめです。


外出時は着るクーラー


 外出時は着るクーラーがおすすめです。


 ハンディファンは手に持ち続けるのが辛いですし、ネックリングは装着していると目立つ上に持続時間が短い(炎天下では30分程度しかもたない)ので、実用性に欠けます。そもそも、体温を上回るような酷暑の中でハンディファンを使っても涼しくはなりません。


 着るクーラーは機種にもよりますが、装着しても服の中に隠れてほとんど目立ちませんし、最長で9時間近く稼働できる機種もあります。5cm四方程度の金属プレートが約20度まで冷え、それを直接肌に触れさせることで涼しさを感じられるというものです。


 4機種購入して確認しましたが、ほとんど涼しさを感じられないものや、最初は涼しいが放熱性が悪いため5分程度連続で使用すると涼しさを全く感じられなくなるものもあったので、購入する際は注意してください。


 着るクーラーのレビューサイトを始めたので、こちらも参考にしてください。




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