換気扇の電気代はいくら?

意外と高い?換気扇の電気代


 トイレや台所など、家の中にいくつもある換気扇。中には1日中付けっぱなしのところもあるでしょう。そこで気になる電気代を、カタログスペックから計算した結果を発表します。



用途によって異なる電気代・消費電力


 一口に換気扇と言っても、用途や種類によって消費電力・電気代に大きな差があります。タイプごとに解説します(いずれも電気代は27円/kWhで計算)


台所用タイプ(レンジフード)


台所のレンジフードの換気扇

レンジフード

 台所のレンジフードなどに内蔵された換気扇は家庭の中でも換気能力が大きな換気扇です。その分、消費電力が大きくなり電気代も高くなります。代表的なシロッコファンタイプの消費電力と電気代は以下のとおり。


モード
消費電力 13W 46W 85W
1時間あたり 0.351円 1.242円 2.295円

 パナソニックの「FY-6HZC4-S」というポピュラーな台所用レンジフードの消費電力と電気代のデータです。


 例えば「強」で毎日30分使うと、1ヶ月の電気代は34.5円となります。


トイレ用の小型タイプ


トイレの換気扇

トイレの換気扇

 家庭によっては1日中付けっぱなし、という場合もあるかもしれません。地味に使用頻度の高い「換気扇」です。一般的な我が家のトイレに設置されている三菱電機「V-08PED6」を例に計算します。


消費電力 3.1W
電気代 1時間 0.084円
付けっぱなし
1日
2.01円
付けっぱなし
1月
60.3円
1日30分
1月
1.0円

 付けっぱなしにすると月に60円の電気代が掛かる計算です。使う時だけ使用して1日30分とすると、月にわずか1円と電気代はほぼ掛からないと言ってもよい金額で済みます。


お風呂(浴室乾燥機)


浴室乾燥機の換気モード


 浴室のカビ対策として欠かせないお風呂の換気。浴室乾燥機の換気機能の電気代を例に計算します。「ホッチキス」でも有名なマックス社のUFD-111Aという機種のカタログスペックです。


モード 消費電力
電気代1時間
24時間換気 11W
0.297円
標準換気 17W
0.459円
ブロー換気 40W
1.080円

 たとえば「24時間換気」の1日あたりの電気代は7.13円、月に213.8円掛かる計算です。意外と高いと感じてしまうのは私だけでしょうか?


 また、入浴後に強めの換気をする場合は、例えばブロー換気を5時間使うと1回あたり5.4円、月に162円です。


 ちなみに、洗濯物を乾かす乾燥機能や浴室を暖める暖房機能はいずれも1200Wの電力を消費します。1時間使うだけで32.4円の電気代が掛かります。一般家庭でもエアコンと並んで消費電力が大きな家電製品です。


24時間換気システム


24時間換気システム(第1種換気)

24時間換気システム(第1種換気)

 シックハウス症候群などへの対策として最近の戸建住宅などでみられる24時間換気システム(第1種換気システム)の電気代はいくらなのか。代表的な機種(協立エアテックの24HEC12N3)をもとに解説します。


モード 消費電力
電気代24時間
58W
37.58円
71W
46.01円

 弱モードでは月1127.5円、強モードでは1380.2円の電気代が掛かります。


 また、熱交換を行うとしていますがどうしてもエアコンの効率が下がるため、エアコンの電気代を押し上げるデメリットもあります。我が家にも第1種換気システムが付いており、窓を開けずに絶えず換気ができ、臭いがこもらない点はメリットだと感じていますが、電気代はどうしても掛かってしまいます(お香を使っても、香りを強く楽しめないのもデメリットですね)


換気扇の電気代を節約する方法


 換気扇の電気代を節約する方法を紹介します。


使う時間を短くする


換気扇のスイッチ


 換気扇の電気代を削減する上で最も効果的な方法となります。


 必要な時だけ換気をするように心がけてください。また、換気扇はせっかくのエアコンの暖気や冷気を外に排出してしまうため、特にエアコンを使用する季節は使用を短くするよう心がけることで電気代の削減効果が大きくなります。


 なお、ほとんどのエアコンは部屋の空気を循環させているだけです。エアコンを使うだけでは換気にはならないので、換気扇を活用した換気は大切です。


使用する際は窓を開ける


 窓を開けることで、換気扇のファンを回すモーターの負荷を減らすことができ、消費電力がわずかながら下がる効果が期待できます。


 また、換気の効率が明らかに向上するため、より短い時間で効果的な換気が可能となります。換気扇の使用時間を短縮出来るため、電気代を削減できます。


換気扇を使う時は窓を開けると節電に

窓を開けると節電になる

フィルターの掃除を怠らない


 古いタイプの台所用換気扇や24時間換気システムには、フィルターをそなえたものがあります。フィルターがホコリなどの汚れで覆われていると換気扇のファンを回すモーターの負荷が大きくなるため、消費電力が増えます。また換気性能が低下するため、使用時間が長くなることでも電気代を押し上げてしまいます。


 また、台所のレンジフードの場合、付属の金属フィルター以外に使い捨てのフィルターなどの装着をしない方が良いものも多いです。排気性能が落ちるため、十分に換気できなくなる場合もありますし、そもそもメーカー側でそのような使われ方を想定していない機種もあります(防火の面でも推奨されていないものが少なくない)


DCモーターのものを導入する


 換気扇を回すモーターには大きく分けてACタイプとDCタイプの2種類があります。ACの方が本体価格が安い反面、消費電力でDCモーターに劣ります。


 同程度の風量の機種で比較した場合、ACタイプの消費電力が42Wに対し、DCは22Wと約半分で済みます。差を20Wとして常時稼働とすると、年間の電気代の差は4666円にのぼります。5年で23330円と、本体価格差を上回る節約メリットがあります。


 ただし、トイレのように換気扇が小型で消費電力が小さい場合や、消費電力が大きい場合でも使用時間が短い場合は「元が取れない」ケースもあるので費用対効果をよく検討する必要があります。


電力会社を乗り換える


 電力会社を安い新電力の料金プランに乗り換えることで、電気代が平均5〜10%前後安くなります。その分、換気扇の電気代も安くなります。


 手続きはネットで5分あれば完了、特に費用や工事も必要無いです(ごく一部、契約事務手数料が掛かる新電力もあるので注意)


 どの電力会社と契約しても電気が届くルート(電線)は一緒なので、停電のリスクも変わりません。災害の復旧も差別無く行われます。


 当サイトで多数の料金プランを簡単に比較できるのでぜひ活用してください(メディア掲載多数)




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