ドライヤーの電気代はいくら?

広告

ドライヤーの電気代を実測しました


 髪を乾かすのに毎日使うドライヤー。この電気代はいくらかかるのか、実際に消費電力を計測して得られた結果や、電気代を節約する方法を紹介していきます。



電気代実測テスト


 今回行ったテスト内容は以下のとおりです。


計測環境


消費電力の計測に使ったパナソニックのドライヤー

我が家のドライヤーで計測しました

 Panasonicの「EH-NE56」という機種を使ってテストしました。ネット通販では5千円程度と、平均的な価格帯のヘアドライヤーです。マイナスイオン機能が付いています。


機種名 パナソニック
EH-NE56
消費電力
カタログ値
1200W

 こちらのドライヤーを使って、消費電力を計測する「ワットモニター」で消費電力を計測しました。




ドライヤーの消費電力を計測した結果


 計測結果を発表します。


モードによる消費電力の差は10倍以上


 今回テストしたドライヤーにはCOLD(冷風)、DRY(温風)、TURBO(温風)の3つの機能があります。それぞれ計測したところ、消費電力に10倍以上の差がありました。


モード 消費電力
COLD 93.5W
DRY 1052W
TURBO 1121W

 いずれも、起動直後の数秒は消費電力に変動が見られましたが、その後は安定して上記掲載の消費電力で安定して動作していました。なお、カタログ値は1200Wなので、最大風量でもそれより消費電力は少ないようです。


ドライヤーの最大消費電力

TURBOモードで1121Wを観測

電気代はいくら掛かるのか


 計測した数値をもとに、電気代を計算します。日本国内の平均といわれる1kWhあたり27円で試算します。


COLD DRY TURBO
1分 0.042円 0.473円 0.504円
5分 0.21円 2.37円 2.52円
6分 0.25円 2.84円 3.03円
7分 0.29円 3.31円 3.53円
8分 0.34円 3.79円 4.04円
9分 0.38円 4.26円 4.54円
10分 0.42円 4.73円 5.04円

 例えばTURBOモードで5分乾かした後に、COLDで1分クールダウンするとトータルで1回あたり2.562円掛かる計算です。乾かす時間が長い人は、更にそれ以上掛かります。


 ちなみに、1回あたり2.562円とすると1ヶ月の電気代は76.86円、年間で922.32円かかることになります。


ドライヤーの冷風Coldモードは消費電力が小さい

COLDモードは消費電力が小さい

電気代を抑えるには


 ドライヤーの電気代を節約する方法を紹介します。


タオルでよく拭いてから乾かす


 ドライヤーの電気代を削減する最も効果的な方法は、使う時間を短くすることです。短い時間で髪を乾かすためにも、タオルでよく水気を取ってからドライヤーを使うようにすることをおすすめします。


 また、最近はドライヤー時間が短くなるという「速乾」を売りにしたシャンプーも登場しています。例えば花王のエッセンシャル スマートブロードライは従来品と比べて、ドライヤー時間を20%短縮できるとしています。
 自然乾燥派の私(男)はコレを使っていますが、タオルで拭けば良い感じに乾くのでとても気に入っています。詰め替えパックが詰め替えやすいのもうれしいです。


エッセンシャル スマートブロードライは速乾をウリにしている


 また、以前扇風機の消費電力を計測した際に、ドライヤーのCOLDモードよりも更に消費電力が半分という結果でした。扇風機の「強」よりも、ドライヤーの冷風モードの方が2倍の消費電力なのは意外だと感じますね。
 夏場は扇風機の前で涼んでから乾かすのも良いと思います。


部屋の湿度に注意する


 お風呂から上がった後の脱衣場は湿度が高いです。湿度が高い環境ではドライヤー時間が長くなりがちなので、よく換気をした上で使うか、可能であれば湿気ていない部屋に移動してドライヤーを使うとよいでしょう。


電力会社を乗り換えると電気代が5〜15%の節約に


 自宅で利用する電力会社を、電気代が安い新電力会社に切替えることで電気代を5〜15%程度節約することができます。


 手続きは簡単で、ネットで5分あれば完了します。工事や初期費用なども必要無く、嫌になったらまた元の大手電力会社に戻すことも出来ます。賃貸でも特に大家や管理会社の許可は必要ありません。


 当サイトの電気料金シミュレーションで簡単に比較できるので、試してみてください。




関連記事



地域別 電気料金比較表

電気料金比較シュミレーション

電力自由化Q&A

項目別おすすめ

人気の電力会社