スマートディスプレイの電気代を実測しました
スマートディスプレイ「Google Nest Hub」を購入したので、ワットモニターを使って消費電力を計測してみました。つけっぱなしで電気代はいくら掛かるのか、明らかにします。
目次
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実際に計測したデータを紹介します
Google Nest Hubの電気代の実測テストの結果
Google Nest Hubをワットモニターを使って消費電力、消費電力量を計測した結果をもとに解説します。
消費電力の計測値
まずは実機で計測した、瞬間的な消費電力の計測値を紹介します。
シチュエーション | 消費電力 |
---|---|
何もしていない時 | 2W前後 |
音楽再生時 | 2W台 |
初回セットアップ時 | 最大4.2W程度 |
初回起動時のセットアップ中に4Wを超える場面がしばしばありましたが、通常の使用では4Wを超えることは「ほぼ」ありませんでした。
実用シーンでの電気代は?
使用中は同じ動作をしていても、絶えず消費電力が変動を続けていました。では、実際の使用シーンでは電気代はいくら掛かるのか、丸1日計測した結果をもとに評価します(途中数時間程度、Play Musicで音楽を再生した)
経過時間 | 積算消費電力量 |
---|---|
24時間経過 | 0.04kWh |
26時間経過 | 0.05kWh |
24時間経過した時点で0.04kWhを消費していましたが、約26時間経過したあたりでメーターが0.05kWhに上がりました。26時間で0.05kWhというデータをもとに電気代を計算します(1kWhあたり27円と仮定)
経過時間 | 電気代 |
---|---|
1日 | 1.25円 |
1月 | 37.38円 |
1年 | 454.8円 |
1年間使用すると、電気代は455円かかる計算です。以前計測した無線LANルーターよりも低消費電力なのは意外だと感じます。
なお、26時間で0.05kWhから逆算すると平均の消費電力は1.9Wとなります。
スマートスピーカーと比較して
7インチのディスプレイを搭載しているGoogle Nest Hubですが、消費電力は以前計測したいくつかのスマートスピーカーと大きな差が無いどころか、Google Nest Hubよりも消費電力が大きいスマートスピーカーもあったのは意外でした。
Nest hubと同じGoogle製のGoogle Homeは待機時でも2W程度の消費電力でした。ディスプレイに時刻を表示し続けているのにほぼ同程度の消費電力で済むNest Hubの低消費電力ぶりには驚きを覚えます。
スマートディスプレイの電気代を節約する方法
スマートディスプレイの電気代を節約する方法を紹介します。
画面を必要以上に明るくしない
Google Nest Hubをはじめ、スマートディスプレイには光センサーがそなわっており、周囲の明るさを検知して自動で画面の明るさを調節する機能がそなわっています。
ですがベースとなる画面の明るさはユーザー自ら設定することも可能です。画面をやや暗めに設定することで、消費電力を抑えることが出来ます。ただし、これで節約できるのは年間でせいぜい数十円程度に留まるので、不便さを感じるほど輝度を落とす必要は無いでしょう。
長期間使わない場合は電源を切る
旅行などで長期間スマートディスプレイを使わない場合は、電源を切ることをおすすめします。1日あたり1.25円の節約となります。
スマートディスプレイは使い方による消費電力の変動はそれほど大きくはないため、これが最も有効かつ効果的な節電方法と言えます。
電力会社を乗り換える
電力会社を安い新電力に乗り換えることで、家全体の電気代が安くなります。節約幅が小さい一人暮らし世帯でも年間数千円の節約に、四人世帯では年数万円の節約になるのでスマートディスプレイにかかる電気代は帳消しに出来ます。
切り替えは手元に電気の検針票があれば、ウェブで5分程度で手続きできます。工事や、費用などは原則掛かりません(ごく一部、契約事務手数料が掛かるところもある)
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