スマートFITのメリット・デメリット

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スマートFITを解説


 2005年に住宅リフォームなどを手がける会社として創業した、スマートテック社の卒FIT太陽光発電の買取サービス「スマートFIT」を詳しく解説します。買取金額は大手電力会社よりもやや高いだけでなく、無料で利用できる付帯サービスもあります。



スマートFITの詳細


 サービス内容を詳しく解説します。


地域別 買取価格の一覧


 地域によって買取価格が異なります。


エリア 買取価格
北海道電力エリア 非対応
東北電力エリア 11.5円/kWh
東京電力エリア 11.5円/kWh
中部電力エリア 10円/kWh
北陸電力エリア 非対応
関西電力エリア 10円/kWh
中国電力エリア 10円/kWh
四国電力エリア 非対応
九州電力エリア 10円/kWh
沖縄電力エリア 非対応

 固定価格買取制度で48円/kWhの買取価格が適用されていた太陽光発電に対しての、卒FITの買取価格です。買取価格は当初は全国一律の10円/kWhでしたが、東北・東京電力エリアのみ11.5円に引き上げとなりました。多くの地域で最高値クラスの買取価格となっています。


 大手電力会社の卒FIT買取価格よりも数円高く設定されています。例えば九州電力と比べて3円高いので、年間売電量が3500kWhの場合は10500円多く売電収入を得ることができます。


 なお、買取代金は1万円を超えるごとの支払いとなります。10円で計算すると1000kWhなので、標準的な売電量では数ヶ月ごとの支払いとなるでしょう。


電気とのセット契約は必要無い


 スマートFITを利用するにあたって、電気の契約を変更する必要はありません。スマートテックでも「スマートでんき」という新電力サービスを提供していますが、必ずしもこちらとセット契約にする必要はありません。


 安い電気料金プランと組み合わせることで、よりお得に利用できます。


 なおスマートテック社の「スマートでんき」については、当サイトの料金シミュレーションで試算が可能です。一定量まで「定額」というのが特徴のプランですが、新電力としてはあまり魅力的な料金水準ではありません。また、想定よりも使用量が少なかった場合は大手電力会社よりも割高になるリスクがある料金体系です。


解約時の違約金は?


 契約期間に関係なく、解約時の違約金は発生しません。
 また、契約事務手数料なども発生せず初期費用も掛かりません。


スマートFITのメリット・デメリット


 他社サービスと比較したメリット・デメリットを紹介します。


セット契約無しでも買取価格が高い


 スマートFITは電気料金プランなどとのセット契約が必要ありません。これは特にオール電化住宅にお住まいの人にメリットとなります。


 大手電力会社のかつてのオール電化プラン(現在は新規で申し込めない)は、現在のオール電化プランよりも非常に割安な料金水準なので、新電力に切り替えることで電気代が大幅に割高となります。また、そもそも新電力でオール電化プランを提供しているところが少ないです。


 スマートFITは大手電力のオール電化プランを継続しながらでも利用できますし、また非オール電化プランを契約している場合は電気代が安い新電力と組み合わせることも出来るので経済メリットを最大化することが可能です。


ケース 電気代削減 買取金額上積み 合計(東電比)
売電・購入ともに東電 0円 0円 0円
売電をスマートFIT
購入を東電
0円 +10500円 10500円トク
売電・購入ともに東京ガス -11458円 +7000円 18458円トク
売電をスマートFIT
購入をエルピオでんき
-14862円 +10500円 25362円トク

 年間売電量を3500kWh、電気の使用量を40A・月391kWhとした場合の年間試算です。東電を基準に「いくらお得」かを試算しています(非オール電化の「従量電灯」プランでの想定)


 非オール電化住宅の場合は、電気料金プランの変更もあわせて検討してみてください。


発電量見守り機能


 発電量を「見守る」機能を無料で提供しています。
 設置情報などをもとに算出した想定発電量との乖離を監視し、発電量に異常があった場合に知らせてくれるという機能です。




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