東急でんきの太陽光電力買取サービスのメリット・デメリット

東急でんきの太陽光電力買取サービスを解説


 東急線の沿線を中心に15万世帯以上の家庭に電気を届けている東急でんきが、卒FITの太陽光発電の余剰電力の買取サービスを開始します。買取価格は関東エリアで「最高値水準」 サービス内容を詳しく解説します。


東急グループの東急でんき



東急でんきの太陽光電力買取サービスの詳細


 サービス内容を詳しく解説します。


買取価格の一覧


エリア 買取価格
東京電力エリア 10.9円/kWh

 買取価格は1kWhあたり10.9円と、冒頭でも紹介したように東京電力エリアでは「最高値水準」と言えます。例えば東電の買取価格が8.5円なので、売電量が年間3500kWhの場合は8400円もお得になります。


 なお、買取金額は年2回まとめて支払われます。


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東急でんきとのセット契約が必要だった


 東急でんきに余剰電力を買い取ってもらうには、自宅で使う電気の契約も東急でんきに切り替える必要がありましたが、2020年1月に買取のみでも契約可能となりました。


 東急でんきの電気料金プランを見てみると、40A/月391kWhの使用量では東電(従量電灯B)と比べて2802円安いですが、これは関東の新電力の中では下位と言える水準です。上位の新電力会社は同条件で年間1万円以上の削減になります。したがって、太陽光の買取価格が高いとは言えセット契約でトータルで見るとそれほどお得とは言えないでしょう。もっとも、東電に売電・電気を購入する場合と比べると明らかにお得です。


東急でんきのキャラクター「てるまる」

東急でんきのキャラクター「てるまる」

 東急でんきはイッツコムなどとのセット割引があるので、イッツコムを契約している場合は検討する価値があります。


 なお、東急でんきにオール電化用プランはありません。現在オール電化用プランを契約している場合は「契約できない」とされていますし、無理やり契約しても電気代が大幅に割高になる恐れがあります。


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東急でんきの太陽光電力買取のメリット・デメリット


 他社サービスと比較したメリット・デメリットを紹介します。


セット契約はお得感が低い


 前半でも紹介したように、東急でんきは余剰電力の買取金額は高いものの、電気料金が新電力会社としてはやや高い水準であるため、セット契約でトータルで見るとお得感が低いと言えます。
 東電(従量電灯B)と比較したケースで試算してみます。


ケース 電気代削減 買取金額上積み 合計(東電比)
売電・購入ともに東電 0円 0円 0円
売電をスマートFIT・購入を東電のまま 0円 +10500円 10500円トク
売電・購入ともに東急 -2849円 +8400円 11249円トク
売電をENEOS
購入をエルピオでんき
-14862円 +8750円 23612円トク
売電・購入ともに熊本電力 -17257円 +15750円 33007円トク

 年間売電量を3500kWh、電気の使用量を40A・月391kWhとした場合の年間試算です(東急にはセット割引を適用していない)


 東急への売電は東電と比べるとお得ですが、電気代の削減効果が小さいことがネックとなります。ただし、売電価格は紛れもなく「東電エリアトップクラス」なので、電気の使用量が少ない場合や売電量が多い場合には東急のメリットが高まるでしょう。平日昼間に誰も在宅していない場合や、容量が大きな太陽光発電を載せている場合には、上の試算よりも東急のお得感が増します。


 また、東急はガスも手がけており、例えば月39m3の使用量の場合は東京ガスよりも年間1446円安くなります。イッツコムなどのセット割引や、ガスと組み合わせると必ずしもお得感が低いとは言えなくなります。


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