蓄電池が無くても大丈夫!余剰電力の「預かりサービス」

蓄電池を設置しなくても余剰電力を貯めておける


 固定価格買取(FIT)が終了した太陽光発電は、作った電気を売電するより自家消費の方がお得に。しかし蓄電池を設置するにはお金が掛かりすぎる・・ そんな悩みを一挙に解決するのが余剰電力の「お預かりサービス」(クラウド蓄電池)です。
 サービスの特徴を詳しく解説します。



どんなサービスなの?


 まずはサービスの仕組みを簡単に解説します。


余剰電力を預けられる


 余剰電力の「預かりサービス」は、太陽光発電を導入している住宅から余剰電力を引き取り、その電気を「預かる」サービスです。


サービスのイメージ図

出典:東京電力エナジーパートナー

 各家庭に蓄電池を設置するのではなく、サービス提供者のところに電気を「預けて」おくので「クラウド蓄電池」と言うのが分かりやすいでしょう。
 残念ながら、クラウド蓄電池という言葉は既に「ネットから稼働状況を確認できる」機能を持った蓄電池を指す言葉として使われていますが・・


 預けた電気は発電した家庭に「返す」ことも出来るほか、他の家庭とシェアすることも可能です。


実証実験が始まる


 こうした「預かりサービス」(クラウド蓄電池)は今後、2018年7月から群馬・栃木県のスマートタウンで実証実験が開始される予定です。


 東京電力エナジーパートナーと木造住宅メーカーであるトヨタウッドユーホーム(トヨタ自動車系)が共同で実施します。




どんなメリットがあるの?


 余剰電力の預かりサービスにはどのようなメリットがあるのか。利点を解説します。


蓄電池を家庭に設置する必要が無い


 預かりサービス(クラウド蓄電池)の最大のメリットは、自宅に蓄電池を設置する必要が無い点です。


 家庭用蓄電池は工事費用なども含めると、軽自動車を新車で買うくらいの費用が掛かります。また、10年前後という「寿命」もあり、設置したところ元を取るのは難しいです(経済性以外のメリットはありますが)


 クラウド蓄電池はこうした多額の初期費用を負担することなく余剰電力を「蓄電」出来る点が最大のメリットと言えるでしょう。


家庭用蓄電池


余剰電力を有効活用できる


 家庭用太陽光発電の固定価格買取は10年。2019年で買取が終了する家庭も出てきます。固定価格買取が終了した後も業者と契約することで売電することは可能ですが、売電価格が大幅に下がるため、自宅で使った方が「お得」です。


 しかし前述のとおり家庭用蓄電池はとても高価。設置したところで「元を取る」のは難しいです。


 余剰電力の預かりサービスを活用することで、固定価格買取終了後も自宅の太陽光発電から生み出される余剰電力を有効に使うことができます。


家庭の太陽光発電


デメリットは?


 現時点でデメリットとして考えられるのは、こうしたサービスは送電網を通じて提供されるため、据え置き型の蓄電池とは異なり、災害時の各住宅の非常用電源としての活用は期待できない点が挙げられます。



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