テスラ蓄電池パワーウォールの容量13.5kWhで何が出来るのか

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Powerwallの容量13.5kWhで何が出来る?


 テスラのPowerwallの電池容量で何が出来るのか。具体例を示しながら解説します。



13.5kWhの充電容量で「できること」


 13.5kWhという充電容量で何が出来るのか。具体例を紹介します。


13.5kWhは1世帯1日分の使用量に匹敵する


Powerwallの容量


 日本の世帯あたりの平均の電気使用量は月300kWh程度を言われています。1日あたり約10kWhです。


 「13,5kWh」という電池容量は、概ね一般家庭の1日分の電気使用量に相当します。つまり、フル充電の状態から停電した場合、丸一日は通常通り電気を使うことが出来る、というわけです。


蓄電池の一括見積もり

計画停電(輪番停電)は余裕で乗り切れる


 東日本大震災直後の東京電力エリアでは輪番停電(計画停電)が実施されました。事前に通知された時間帯に、地域ごとに交代で数時間ずつ停電を実施することで、電力不足を乗り切るための方策です。


 輪番停電の実施は1回あたり長くても数時間程度です。一般家庭の場合、5kWhもあれば輪番停電を「乗り切る」ことが可能です。したがって13.5kWhという大容量の蓄電池でなくとも、売れ筋の5〜7kWh程度の容量の蓄電池でも十分対応可能と言えます。


Powewall


数日続く停電の場合は・・


 フル充電で「丸一日」の電力をまかなうことが出来るPowewallですが、大地震や台風のように何日も続く停電ではどうか。


 地域一帯で停電が続くようなケースでは、ガスや水道といった他のライフラインも喪失している可能性が大きいです。そうすると電気の使用量が通常より抑えられるため、フル充電で長くて2日程度は最低限の家電製品(冷蔵庫、炊飯器、エアコン1台など)を動かすことが出来るでしょう。太陽光発電があれば更に自由に電気を使えるはずです。


 大規模停電は「令和元年房総半島台風」のように2週間以上にわたり継続してしまう例もありますが、東日本大震災のときには災害発生から3日後には80%が復旧しており、2〜3日程度で復旧する場合が多いです。


 最低限、冷蔵庫とテレビそしてスマホの充電程度は蓄電池の電気でまかなうことが出来る可能性が大きいです。太陽光発電もあれば一室分程度であればのエアコンも動かせるでしょう。


太陽光発電の余剰電力の充電も可能


 Powerwallは太陽光発電の余剰電力の充電も可能です。


余裕を持った余剰電力の蓄電が可能


太陽光発電


 平均的な5〜7kWhの蓄電池の場合、太陽光発電の設備容量によっては余剰電力を全て蓄えることが出来ない場合もあります。一方、Powerwallは13.5kWhと容量が大きいので、容量が大きな太陽光発電を載せている住宅でも、余剰電力をほぼ吸収することが可能です。


 特に固定価格買取制度による売電が終了した「卒FIT」の太陽光発電の場合、売電価格は10円/kWh程度と安くなっています。一方、電力会社から購入する電力は再エネ賦課金も含めると1kWhあたり30円程度。売電を減らして自家消費を減らすことで、1kWhあたり20円の収支改善が見込めます。


 蓄電池を導入することで年間3000kWhの売電を減らす・自家消費を増やすことが出来た場合、6万円の収支改善となります。10年で60万円、15年で90万円のメリットです。容量が大きな太陽光発電の場合、15〜20年で元が取れる可能性があります。


横浜環境デザイン



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