電気の検針票が来なくなった?
毎月届くはずの電気代の「検針票」が届かない時に「確認すべき点」をまとめます。
目次
検針票とは?
まずは「検針票」について、簡単に説明します。
使用量や請求額が書かれた紙
説明するまでもないことですが、検針票は電気代の請求額やその内訳、使用量などの情報が記載された紙です。コンビニ払いなどに使う「払込用紙」とセットになっている場合もあります。
会社によって異なる場合もありますが、「電気ご使用量のお知らせ」といったタイトルが付されていることが多いです。
届くタイミングは?
電気の検針票は、基本的には「検針」が行なわれるタイミングで毎月届きます。検針とは、電力メーターの数値を検針員さんが目視で確認をし、使用量を確認する行為です。
検針日はお住まいの地域ごとに異なりますが、「毎月○日」といった形で決まっています。ただし、土日祝日などの配置によって数日以上前後する場合もあります。具体的な検針日を知りたい場合は「東京電力 検針日 カレンダー」などと検索すると分かります。
検針票が届かなくなった時に確認すべき点
毎月届くはずの検針票が届かなかった場合に確認すべき点をまとめます。
事故などによる不着
特に理由が思い当たらないのに、毎月届いているはずの検針票が届かなかった場合は、何らかの事故による不着が考えられます。
検針票は検針員さん、あるいは郵送の場合は郵便配達員さんが一つ一つポストに投函して届けています。そのため、ポストへの入れ間違いなどが起こる場合もあります。特に集合住宅では、他の家のポストに入れてしまうというミスは起こりやすいでしょう。
また、検針員さんが正しくポストに投函していても、例えばチラシや他の郵便物などに紛れてしまっている例もあります。自分で誤って捨ててしまった可能性もゼロではありません。
年末年始・お盆などと重なった場合
基本的には毎月決まった日に検針が行なわれ、それと同時に検針票がポストに投函されます。しかし、土日祝日や年末年始との日取りの関係で、検針日が前後することがあります。
例えば東京電力の検針日カレンダーを見ると、検針日が毎月2日のエリアでは月によっては検針日が2日になったり、6日になったりと多少の前後があることが分かります。
料金プラン・電力会社の変更
直近で電力会社を新電力に変更したり、あるいは大手電力会社の中で料金プランを変更した場合は、検針票が届かなくなる場合があります。
多くの新電力では、紙の検針票を無料では発行していません。毎月数百円の手数料を取って有料で発行しているか、あるいは紙での発行に一切対応していないところも少なくありません(ウェブから自分で印刷する)
また、東京電力のような大手電力会社についても、自由化向けの新しい料金プランの契約者に対しては、紙の検針票の発行を無料で行っていないところがほとんどです。
不安なら契約先の電力会社に確認を。
検針票が届かず不安を感じている場合は、自分が契約している電力会社に確認することをおすすめします。
特に、コンビニ払いなど払込用紙で電気代を支払っている場合は、そのまま放置していると電気代が「未納」となってしまいます。送電を停止(停電)する前に、事前に郵送などで何らかの連絡がある場合がほとんどですが、念のため確認すべきでしょう。
非常にレアなケースですが、新電力の訪問営業が来て検針票などを見せてしまった場合は、勝手に電力会社を変更されている可能性もあります。過去にはそうした事例もありました。
検針票が無料でもらえる電力会社は?
紙の検針票が無料でもらえる電力会社を紹介します。
大手電力会社の「従来プラン」
東京電力や関西電力など、大手電力会社の従来プランは基本的には無料で紙の検針票が発行されます。従来プランとは、具体的には「従量電灯」や「低圧電力」などのプランです。
大手電力会社であっても、自由化向けの新しい料金プランの契約者は「有料」での発行となる場合がほとんどです。検針票を発行するコストを削減することで、料金を安くしています。
ガス会社の電力セット契約プラン
ほとんどの新電力では、紙の検針票の発行を有料・あるいは発行自体を行っていません。しかし、新電力として参入しているガス会社については、ガス・電気をセット契約とした場合に紙の検針票を無料で発行しているところもあります。
例えば東京ガスでは、セット契約すると電気・ガスの明細がセットになった検針票が毎月ポストに無料で投函されます。
また、コンビニ大手のローソンが展開しているまちエネには検針票が無料で発行されるプラン(かんたんプラン)がありますが、通常プランよりも料金が実質高く設定されていることは言うまでもありません。
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