Abemaでんきの口コミ・評判

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Abemaでんきの概要


運営会社 グランデータ 電力調達 不明
供給エリア 沖縄・離島除く全国 契約条件 地域によっては20A以上

Abemaでんきの特徴


 新電力のグランデータ(旧ひまわりでんき)がAbemaTVと提携して提供している「Abemaでんき」を紹介します。


 電気を契約することで、AbemaTVの「Abemaプレミアムプラン」が使えるという料金プランです。他社の料金プランとも比較しながら、メリット・デメリットを詳しく解説します。




料金プランとサービスの解説


Abemaプレミアム利用権が付帯


 サイバーエージェントとテレビ朝日が設立したインターネットテレビ局である「AbemaTV」は、映像の視聴を無料で出来るサービスですが、有料サービスとして月960円を支払うことで、以下の機能を利用することが出来ます。



 AbemaTVをよく利用している人にとって、AbemaTVを利用しやすくなるサービスです。「Abemaでんき」では、毎月の電気料金にこのサービスの利用料が含まれています。


 なお、AbemaTV有料会員は有料会員サービス単体で(電気を契約せずに)も利用することが可能です。その場合の月額料金は960円で、違約金などは発生しません。


乗り換えでいくらお得になる?


 では、ABEMAでんきに乗り換えることでいくらお得になるのか。


 実はABEMAでんきの電気料金は、多くの場合大手電力会社の標準的なプランである「従量電灯」よりも割高です。例えば東京電力エリア、30A契約・月348kWh(2人暮らしの平均使用量)で試算すると、ABEMAでんき(プレミアムプラン)は東電よりも年間で5111円割高です。以下の料金一括シミュレーションに掲載しているので、各条件での試算は以下で確認できます。


 更に、2022年5月に約款が変更され卸電力取引所の取引価格を反映する料金体系となりました。今後は卸電力取引所の取引価格の高騰により電気代が更に高くなる恐れがあり注意が必要です。この点については以下の記事の後半で詳細に解説。


 注意点としてはオール電化プランから切り替えると、Abemaプレミアムの特典を加味しても「割高」となる可能性が大きいため推奨しません。


解約時の違約金は?


 「解約月」以外の解約で3850円の解約事務手数料が発生すると、公式サイトのチャットボットから情報を得ることが出来ましたが、解約月がいつなのかは約款等を確認しても見当たりませんでした。


支払い方法は?


 口座振替、クレジットカード払いに対応しています。


Abemaでんきの評価


 


メリットは薄い


 Abemaプレミアムの会費が含まれているとはいえ、電気代が割高と言わざるを得ません。他社の割安な料金プランを契約して、自分でAbemaプレミアムの会員登録をした方がトータルで見てお得になるケースが多く、積極的におすすめできるサービスではないです。


ケース 電気代削減(年) ABEMA会費(年) 差し引き
ABEMAでんき
東京電力エリア
30A・月348kWh(2人暮らし)
+5111円
東電より高い
0円 +5111円
エルピオでんき
東京電力エリア
30A・月348kWh(2人暮らし)
-8371円
東電より安い
+11520円 +3149円

 東電エリア、2人世帯の平均使用量で計算すると、最安水準の他社を契約して別途ABEMAプレミアムの会費を払った方が、年間で1962円お得になる計算です。


 Abemaでんきに限らず、このように他のサービスと抱合せになっている電力プランは電気だけで安くなるプランと比べてトータルで見て割高なものがほとんどです。


 更に、卸電力取引所の取引価格の高騰の影響を受ける料金体系に変更されてしまったため、よりデメリットが大きなプランとなっています。


環境面・エコ


 運営元であるグランデータ社は電源構成などを公表していません。


 環境省が2021年1月に公表したCO2排出係数のデータによると、ABEMAでんきの供給元であるグランデータ社のCO2排出量は1kWhあたり525g(2019年度実績)と、新電力としては平均的と言えるCO2排出量です。


大阪ガスもAbema付き電気を提供


 大阪ガスも電気とAbemaプレミアムがセットになった「ウィズABEMAプラン」を提供しています。


 対象エリアは関西電力エリアのみとなりますが、グランデータ社の「Abemaでんき」よりも安い料金設定となっているので、関西の方にはこちらがおすすめです。月348kWhの電気を使う場合、年間4500円ほど大阪ガスの方がAbemaでんきよりも安いです。


大阪ガス公式サイト



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