わが家のAIでんき乗り換え体験記
1社でも多くの新電力会社を実際に自分で使うことを目標としている私が、自宅で9社目として選んだのが「AIでんき」です。実際の申込みの手順や、2ヶ月利用した感想を紹介します。
目次
わが家の使用状況
まずは参考までにわが家の電気の使用状況を紹介します。
地域 | 都内 |
---|---|
住戸形態 | 戸建て(賃貸) |
契約アンペア | 60A |
自宅で利用する電力会社としては、これで9社目となります。2019年8月17日から、記事執筆時点で約2ヶ月利用しています。
AIでんきへの乗り換えの手順
続いて、私がAIでんきに切り替える際の手続きの流れを、実際の日付も交えながら紹介します。
日数 | イベント |
---|---|
0日目 | ネットから申込み |
0日目 | 「供給開始日」がメールで届いた |
25日目 | 明日から切り替わるとのメールが届いた |
26日目 | 予定日にあわせて契約が切り替わった |
79日目 | マイページにログイン出来るようになった |
それぞれ詳しく紹介します。
申込み
公式サイトから申込みます。
住所やメールアドレスのほか、「供給地点特定番号」や現在利用している電力会社の「お客様番号」などの情報も入力する必要があります。電気代の検針票を手元に用意しておくとよいでしょう(既に新電力と契約中の場合は、ウェブのマイページにログインして確認)
また、支払いに使うクレジットカード情報の登録も一緒に行うので、用意してください。
申込みが完了すると直後に「お申込みが完了いたしました。」というメールが届きました。
また、申込みから2時間54分後には、AIでんきに切り替わる「供給開始日」がメールで通知されました。予定日を通知しない新電力も少なくないですし、通知する会社でも申込みから数日経ってから教えてくれるところがほとんどなので、3時間足らずで届いたのは驚きです。
なお、切り替えの予定日は申込みから26日目でした。他の新電力でも同じですが、我が家は電気の「検針」(使用量の締日)が毎月16日なので、いつも17日付けで切り替わっています。申込みのタイミングによってはもっと速くor遅く切り替わる場合もあるでしょう。
付け加えると、申込画面に「緊急連絡先」を入力する欄があったのが印象的でした。こういった項目は初めて見ました。
予定日前日にメールが届いた
切り替わる予定日の前日に「供給開始日のご案内」というメールが届き、明日からAIでんきに切り替わることが通知されました。
これまでに9社の新電力を契約(自宅外も含む)しましたが、前日の通知は初めてだったので驚きました。切り替わったという通知が全く無い新電力もありましたし、切り替わった翌日以降にメールや葉書で知らせるところが多かったです。AIでんきの場合は、切り替わった後の連絡はありませんでした。
マイページにログイン出来るようになった
申込みから69日目、AIでんきに切り替わってから53日目になってようやく、ウェブのマイページにログインできるようになりました(IDとパスワードがメールで届いた)
供給開始日を知らせるメールにも記載されていますが、マイページにログインできるのは最初の請求のタイミングとなっているようです。こうした対応は初めてだったので、少々不便・面倒だと感じました。
AIでんきを使ってみた感想
続いて、AIでんきを使ってみた感想を紹介します。
申込みの流れはきれいで良い
他の中小新電力では、申込みの流れが「ぐちゃぐちゃ」な例が目立ちます。例えばクレジットカード情報を後から入力する必要があるなど、ユーザーに余計な手間を掛けるものも少なくありません。
AIでんきは申込みはストレートに完結していましたし、何より申込みから3時間後には切り替えの予定日を通知してくれるのは良いなと思いました。圧倒的な最速記録です。事前通知を一切しない新電力も多いので、安心して待つことが出来ます。
マイページにログインできない期間が長過ぎる
一方、マイページにログインできるようになるのは「最初の請求確定時」ということで、私の場合は申込みから79日も後、切り替えから53日も後のことでした。これは残念です。
また、他の新電力では当たり前に提供している「見える化」の提供もありません。マイページは契約内容の確認と、請求金額の確認が出来るだけのシンプルな内容でした。
「見える化」が無いのは不満
他の新電力では当然のように提供されている「見える化」(電気使用量をグラフなどで確認できる機能)を、AIでんきは提供していません。見える化は電気の使い方を見直すことが出来るほか、契約が切り替わったことを確認するのにも役立ちます(切り替えが済めば使用量データが反映されていく) 切り替え予定日以降、マイページに変化が無く本当に切り替わったのか不安を感じました。