グリーンエナジーの口コミ・評判

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グリーンエナジーの概要


運営会社 株式会社カステラ 電力調達 あくび電気
供給エリア 沖縄除く全国 契約条件 特に無し

グリーンエナジーの特徴


 green energyは株式会社カステラ(札幌市)が展開する新電力サービスです。実際に電力を供給するのはあくび電気で、カステラ社は契約を募集する代理店に過ぎないのですが、あくび電気とあわせて2020年2月に破産手続開始が決定しました。破産に関しては以下の記事で詳しく解説しています。


 以下、green enery(カステラ)のサービス内容の解説を過去情報として残しておきます。




料金プランとサービスの解説


乗り換えでいくらお得になる?


 電気料金シミュレーションに掲載しているので、詳細はこちらで確認してください(試算結果には「green energy」と掲載しています)


 一定以上の使用量があれば大手電力会社の標準的なプランである「従量電灯」よりも安くなるものの、新電力としては割高な料金設定と言えます。例えば2人世帯、東京電力エリアでは東電よりも年間3209円安い料金設定です。


 注意点としては、使用量が少ない一人暮らし世帯では大手電力会社よりも割高になりえる料金設定です。


諸手数料に注意


 グリーンエナジーは他の新電力では発生しない諸手数料に注意が必要です。主なものは以下のとおり。



 契約事務手数料については、他にもごく一部の新電力(中には大手新電力も)が徴収しているため珍しいものとは言えませんが、3800円+税という設定はやや高いと言えます。
 料金水準を考えると、契約事務手数料が発生することで初年度は大手電力よりも「割高」となるケースも多いので注意が必要です。


 更に注意が必要なのが「マイページ利用料」です。重要事項説明書に小さく書かれています。
 毎月の請求額は原則としてWebサイト上で確認するとしていますが、そのサービスを利用するのに手数料が掛かります。あくび電気に問い合わせたところ、全契約者が負担する必要があるとのことでした。こうした手数料を徴収している新電力は、他に例が無いと言えます。
 なお、当サイトの試算にはこの利用料分を加算して計算しています。


解約時の違約金は?


 2年契約の自動更新で、更新月以外の解約で4千円の違約金が発生します。


 新電力としては厳しい解約条件と言えます。また、契約事務手数料が掛かる点や料金水準をふまえると、大手電力と比較して経済的メリットを得るのは容易ではありません。


グリーンエナジーの評価


 


供給元の「あくび電気」には行政指導・処分が


 グリーンエナジーの供給元である「あくび電気」には、これまでに行政指導や処分行われています。


 2019年4月には、消費者庁から業務禁止命令が出されました。
 消費者庁の資料によれば、自社が九州電力などの大手電力会社であると誤認させるような勧誘を行った点と、「電気代が5%安くなる」と嘘の勧誘を繰り返したことが問題視されました。


 また、2019年12月には経産省の電力・ガス取引監視等委員会から業務改善勧告を受けました。
 契約者7862件から合計6598万円の料金を過大に徴収したことが問題視されました。1件あたり8392円と決して小さくはない過大徴収です。


 電力ではありませんが、2017年には総務省からも光回線の勧誘について行政指導を受けています。電力と同様に、自社がNTTであると誤認させるような勧誘を行ったことなどが問題視されています。


東京電力から「解約予告が」


 2019年12月中旬に、あくび電気の契約者(グリーンエナジーなども含む)に対し、東京電力から「解約予告」が送付されています。


 実際に契約者に電気を届けている東京電力パワーグリッド(送電を担っている会社)と、あくび電気側との間で「契約不履行」が生じたため、あくび電気契約者への送電を停止するとの内容です。


 この問題については以下の記事で詳しく対応策も含めて紹介しています。


環境面・エコ


 電源構成を公表していませんが、環境省が公表したCO2排出係数のデータによると、あくび電気の値は1kWhあたり662g(2017年度)となっています。新電力としては非常に悪い値で、環境負荷が大きいと評価します。




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