CDエナジーダイレクトの評価

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CDエナジーの概要


運営会社 CDエナジーダイレクト
中電と大ガスが共同出資
電力調達 非公表
供給エリア 東京電力管内 契約条件 一部プランは30A以上

公式サイト

あなた電気(CDエナジーダイレクト)の特徴


・中部電力と大阪ガスが共同出資して設立
・都市ガスとのセット割引も
・公式LINE & マイページ(カテエネ)登録で1000円分ポイント付与


 中部電力と大阪ガスが共同出資で設立し、首都圏で電気・ガスの販売を行っているのがCDエナジーダイレクトです。大手電力会社と大手ガス会社がタッグを組み、国内最大市場である首都圏に攻め込み、東京電力や東京ガスの顧客を奪おうとしています。


 中部・関西エリアに家族がいると割引になる制度など、親会社の基盤を活かした他社には無いサービスもあります。詳しく解説していきます。


料金プランとサービスの解説


乗り換えでいくらお得になる?

東京電力
スタンダードS
CDエナジー
ベーシック
基本料金(10A/円) 295.24円 276.9円
〜120kWh 30.00円/kWh 29.90円
121〜300kWh 36.60円/kWh 35.59円
300kWh〜 40.69円/kWh 36.50円
ポイント還元 約0.5% 約1%

 基本料金、電力量料金単価ともに東電より割安に設定されています。ポイント還元も約1%(100円につき1ポイント)付与されます(ポイント還元はマイページへの登録が必要 再エネ賦課金やセット割引分はポイント還元の対象に含まれません)


プラン名 特徴
ベーシックでんき 1〜3人世帯で安い
シングルでんき 他プランより高い
ファミリーでんき 4人以上世帯で安い

 主なプランは上記の3点です(他にポイントプランやオール電化プランも展開) いずれの料金プランも、料金高騰リスクがある市場連動型プランではありません。


 1〜3人世帯であれば、ベーシックでんきが安いです。一人暮らしの方は「シングルでんき」を選びがちですが、一人暮らしでもベーシックでんきの方が安いので間違えないようにしてください。シングルでんきには100円の割引がありますが、それを加味しても1人世帯の平均使用条件(20A・月170kWh)ではベーシックでんきの方が安いです。


 4人世帯であればファミリーでんきが安いです。ファミリーでんきは電気の使用量が少ない場合に、東京電力の標準メニューよりも割高になってしまうので注意してください。月300kWhを下回ると東電より割高に、それ以上だと割安になるプランです。


 ベーシックでんきは関東の1〜3人世帯で、ファミリーでんきは4人以上世帯で上位の割安な料金プランです。東京ガスENEOSでんきなどと比較してもCDエナジーの方が安いです。東電の標準メニューと比較してももちろん安いです。


公式サイト

オール電化プランも


 新電力としては珍しいオール電化用プラン「スマートでんき」というプランもあります。基本料金・電力量料金の単価は東電の現行のオール電化プランである「スマートライフ」と同額で、1%のポイント還元分、東電よりお得です。


 他の新電力では東電よりも割高になる料金体系のオール電化プランも珍しくありませんが、このプランはしっかりと安くなる料金設定です。


セット割引は?


セット割対象サービス 割引額
ガス・電気のセット割 電気・ガス料金が
それぞれ0.5%引き
ポイント還元 電気料金の1%
(試算には含めています)
家族ポイント割 毎月100ポイント
祝割 最大3000ポイント

 ポイント還元を受けるにはマイページ(カテエネ)への登録が必要です。還元対象には再エネ賦課金やセット割引額は含まれません。


 「家族ポイント割」は、離れて暮らす家族(2親等以内)が中部電力か大阪ガスと契約している場合に、あなた電気と契約することで毎月100ポイント(中部電力契約者)か1000円分のクオカード(大ガス契約者)がもらえるというサービスです。関西・中京圏から首都圏に単身赴任をしている場合や、子供が東京の大学に通っている場合などに適用されるでしょう。


 祝割は「人生の節目」をCDエナジーがお祝いしてくれるというサービスで、結婚や出産、新居の購入で3000ポイント、子供の進学で1000ポイントがもらえます(※証明書の提出を求められる場合があります) また、毎年誕生日(契約者本人、同居家族1名まで)に50ポイント(2名分で100ポイント)がもらえます。


 付与されるポイントはいずれも中部電力が運営しているカテエネポイントです。T-POINTやJALマイル、dポイント、WAONポイントなどに交換できます。


公式サイト

初期費用は?


 初期費用はありません。契約事務手数料などの設定はありません。


解約時の違約金は?


 ベーシック、ファミリー、シングルプラン、スマートでんきなどでは違約金が掛かりません


 一方、Amazonプライム会員の会費が無料になる「エンタメでんき」や、「よしもとでんき」など特典が付帯するプランについては、契約残期間に応じて違約金が発生します。エンタメでんきの場合、契約残期間1ヶ月あたり400円の解約金が発生します。


支払い方法は?


 口座振替とクレジットカード払いに対応しています。


最新のキャンペーン情報


 公式LINEとマイページ(カテエネ)に登録すると1000円分のポイントがもらえるキャンペーンを実施しています。いずれも登録費用などは掛かりません。


公式サイト

CDエナジーダイレクトの評価


顧客対応は?


 サービス開始直後にメールで問い合わせ、また申し込みを行った際に電話でのやり取りがありましたが、新電力としては質が高い顧客対応であると評価できる内容でした。回答内容が丁寧です。


 事務処理などは大阪ガス子会社が行っているようです(書類の送付先が大ガス系だった)


「見える化」も提供


 自宅の電気使用量をウェブで確認できる「見える化」サービスも提供しています。マイページにログインすると月別・日別・時間別のグラフで電力使用量を確認できます。


CDエナジーの「見える化」グラフ

時間別でのグラフ

 データの更新は1日1回、まとめて行なわれています。
 また、自宅の前年同月の使用実績や同じような使用状況の家庭と比較して診断結果を教えてくれる「省エネ分析」という機能もあり、定期的にチェックすると面白いですし、電気の使い方を見直すのに役立ちます。


 また、節電プログラム「CDECO」を提供しています。エントリーすることで、CDエナジーから「節電依頼」が届いたタイミングで節電を行うと、ポイントがもらえるシステムです。


 エントリーは無料、また節電依頼を達成出来なくてもペナルティはありません。「節電」は過去の使用量実績データや天候データなどをもとに、想定される使用量を算出し、その使用量からどれだけ使用量を削減できたのかを元に判断されます。


環境面・エコ


 電源構成は公表されていません。2022年3月に卸電力取引所から脱会しているため、卸電力取引所からの直接の仕入れは出来ない状況となっており、親会社の調達ルートを利用しているのではないかと推測しています。


 環境省を通じて公表されたCO2排出係数は1kWhあたり430g(2017・18年度実績)、432g(19・20年度)、361g(21年度)と新電力としてはCO2排出量が少ないと言える水準です。東電と比較しても一貫してCO2排出量が少ないです。


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