CDエナジーのオール電化プラン「スマートでんき」

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CDエナジーのオール電化プランのメリット・デメリット


 中部電力と大阪ガスが共同で設立したCDエナジーダイレクトは、新電力としては珍しくオール電化用プランを提供しています。このプランのメリット・デメリットを東京電力や他の新電力のオール電化プランと比較しながら解説します。


CDエナジーダイレクト公式サイト

料金プランとサービスの解説


乗り換えでいくらお得になる? 東電との比較


 まずは東京電力のオール電化用プランと比較します。


東電
スマートライフS/L
CDエナジー
スマートでんき
基本料金 311.775円/10A 295.24円/10A
午前6〜翌午前1時 35.76円/kWh 35.96円/kWh
午前1〜6時
(深夜料金)
27.86円/kWh 28.06円/kWh

 CDエナジーの「スマートでんき」は東京電力のオール電化プランである「スマートライフ」と同水準の料金設定です。燃料費調整額も同じです。


 基本料金が安いことに加え、CDエナジーは電気料金に1%分のポイントが付くためその分、東京電力よりもお得になります。例えば10kVA契約・月480kWhの電気を使うオール電化標準世帯の場合、CDエナジーの方が年間1764円安いです(ポイント還元対象には燃料費調整を含む、再エネ賦課金は含まない)


 ポイントは電気代の支払いに充当したり、T-POINTやWAONポイント、nanacoポイント、Pontaポイントやdポイントに交換できます。


CDエナジーダイレクト公式サイト

解約時の違約金は?


 解約違約金は掛かりません。


支払い方法は?


 クレジットカード、口座振替での支払いに対応しています。


最新のキャンペーン情報


 公式LINEとマイページ(カテエネ)に登録すると千円分のポイントがもらえるキャンペーンを実施しています(実施期限無し) いずれも登録費用などは掛かりません。


CDエナジーダイレクト公式サイト

メリットとデメリット


 CDエナジーのオール電化のメリットとデメリットを解説します。


「電化上手」からの切り替えでは割高に


 東電の「スマートライフ」からの切り替えではお得になるCDエナジーですが、東電は東電でも「電化上手」というオール電化プランがあります(2016年に新規申し込み終了)


 このプランは夜間の料金単価が現行の「スマートライフ」と比較しても大幅に安く設定されています(昼間は現行プランの方が安い) 「電化上手」からCDエナジーに切り替えた場合、ライフスタイルにもよりますが多くの場合料金が割高となる恐れがあります。10kVA契約、月480kWhを使用するモデルケースでは夏期は月319円、その他季節は月479円、CDエナジーの方が高くなってしまいます。


 電化上手からの切り替えて「安くなる」といえる新電力の料金プランは今のところ無いので、電化上手をお使いの場合は電化上手を使い続けることをおすすめします。


「見える化」が使いやすい


CDエナジーの「見える化」グラフ

時間別でのグラフ

 CDエナジーは自宅の電気使用量をウェブで確認できる「見える化」サービスも提供しています。マイページにログインすると月別・日別・時間別のグラフで電力使用量を確認できます。


CDエナジーのレポート画面

時間帯別のレポートは珍しい

 他社でもこうしたサービスを提供しているところは珍しくありませんが、CDエナジーの見える化は時間帯別の合計使用量を表示する機能などが充実しているため、時間帯によって料金単価が変わるオール電化プラン契約者にとって使い勝手が良いでしょう。「高い」時間帯の中で使用量が多い時間帯を見つけることが簡単に出来ます。


CDエナジーダイレクト公式サイト

CDエナジーダイレクトの評価


 


環境面・エコ


 電源構成は公表されていません。


 環境省を通じて公表されたCO2排出係数は1kWhあたり430g(2017・18年度実績)、432g(19・20年度)、361g(21年度)となっており、新電力としてはCO2排出量が少ないと言える水準です。東電と比較しても一貫して排出量が少ないです。


顧客対応は?


 2018年のサービス開始直後にメールで問い合わせ、また2019年末に申し込みを行った際に電話でのやり取りがありましたが、新電力としては質が高い顧客対応であると評価できる内容でした。回答がとても丁寧です。


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