- 文:管理人石井 2024年10月2日更新
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契約した私が語るCDエナジー「ファミリーでんき」
実際にCDエナジーの「ファミリーでんき」を契約していた経験がある私が、このプランのメリット・デメリットを他の新電力やCDエナジーの他のプランと比較しながら、分かりやすく解説します。
目次
料金プランとサービスの解説
乗り換えでいくらお得になる? 東電との比較
世帯人数別の平均使用量での東京電力エナジーパートナーの標準メニュー(スタンダードS)と料金比較は以下のとおり(2024年11月分の燃料費調整単価・料金、ポイント還元1%分込み 同額の再エネ賦課金・政府電気代補助金は含まない 使用条件によりお得額は変動します)
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
東京電力エリア ファミリーでんき |
+54157円 | -6105円 | -9268円 | -12621円 |
東京電力エリア ベーシックでんき |
-1888円 | -6667円 | -9366円 | -12221円 |
参考までに、同じくCDエナジーの「ベーシックでんき」の料金シミュレーション結果を併記しました。使用条件によって、ベーシックでんきの方が安くなるケースがあることがお分かりいただけると思います。
ファミリーでんきが「安い」か「高い」かは、電気の使用量によって決まります。使用量の目安は以下のとおり。
電気使用量 | 料金水準 |
---|---|
月300kWh以下 | 東電標準メニューより割高 |
月300〜400kWh | 東電より安いが 「ベーシックでんき」の方が安い |
月400kWh以上 | 安い 関東の主要新電力の中でも安い |
CDエナジーのファミリーでんきは月の電気使用量が300kWhを下回ると、東電の標準メニュー(スタンダードS)よりも高くなる料金設定です。
月の使用量が400kWhを超えると、CDエナジーの料金メニューの中でも最も安くなり、また関東の新電力の中でも安いです。東京ガスやENEOSでんき、ミツウロコでんき、出光でんきなどと比較してもCDエナジーのファミリーでんきの方が安いです。
使用量が300kWh〜400kWhでは同じくCDエナジーの「ベーシックでんき」を選んだ方が無難です。平均的な使用量では、4人以上世帯にのみファミリーでんきをおすすめします。それ以下の世帯では「ベーシックでんき」をおすすめします。
セット割引は?
都市ガスとセット契約にすることで、電気代・ガス代がそれぞれ0.5%引きになります。ガスは東京ガスの都市ガスエリアのみ対応しています。
解約時の違約金は?
解約違約金は掛かりません。
支払い方法は?
クレジットカード、口座振替での支払いに対応しています。
CDエナジーの他のプランとの比較
CDエナジーの他のプランと、「ファミリーでんき」を比較します。
ベーシックプランと比較 損益分岐点は?
まずは「ベーシックでんき」と比較します。
電気使用量 | 料金水準 |
---|---|
月400kWh以下 | ベーシックでんきの方が安い |
月400kWh以上 | ファミリーでんきの方が安い |
月の使用量が400kWhを超えると、ファミリーでんきの方が安く、下回るとベーシックでんきの方が安いです。
概ね3人以上の世帯ではファミリーでんきの方が安く、2人以下の世帯ではベーシックでんきの方が安いと言えます。
シングルでんきとの比較
続いて「シングルでんき」と「ベーシックでんき」を比較します。
電気使用量 | 料金水準 |
---|---|
月300kWh以下 | シングルでんきの方が安い ファミリーは東電より割高 |
月300kWh以上 | ファミリーでんきの方が安い |
月の使用量が300kWhを下回るとシングルでんきの方が安くなります。1・2人世帯が該当します。そもそもファミリーでんきは300kWhより少ない使用量では東電より高くなるため、注意してください。
ただし300kWh以下の場合でも、シングルでんきよりも「ベーシックでんき」の方が安いので、ベーシックでんきを選んだ方が良いです。
CDエナジーダイレクトの評価
環境面・エコ
電源構成は現在のところ公表されていません。
環境省を通じて公表されたCO2排出係数は1kWhあたり430g(2017・18年度実績)・432g(2019・20年度実績)と、新電力としてはCO2排出量が少ないと言える水準です。東電と比較しても一貫してCO2排出量が少ないです。
「見える化」も提供
自宅の電気使用量をウェブで確認できる「見える化」サービスも提供しています。マイページにログインすると月別・日別・時間別のグラフで電力使用量を確認できます。
データの更新は1日1回、まとめて行なわれています。
また、自宅の前年同月の使用実績や同じような使用状況の家庭と比較して診断結果を教えてくれる「省エネ分析」という機能もあり、定期的にチェックすると面白いですし、電気の使い方を見直すのに役立ちます。
顧客対応は?
2018年のサービス開始直後にメールで問い合わせ、また2019年末に申し込みを行った際に電話でのやり取りがありましたが、新電力としては質が高い顧客対応であると評価できる内容でした。回答内容が丁寧です。
最新のキャンペーン情報
https://www.eneos.co.jp/denki/
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