アストマックスエネルギーの口コミ・評判

アストマックスエネルギーの概要


親会社 アストマックス 電力調達 不明
供給エリア 離島、沖縄除く全国 契約条件 特に無し

アストマックスエネルギーの特徴


 アストマックスエネルギーは、資産運用などを手掛けるアストマックス社のエネルギー子会社です。外資系新電力として設立されたジャストエネルギージャパンを買収、同社のサービスを引き継ぐ形で新電力事業を行っています。


 かつては大手電気料金比較サイトなどで上位に出てくることも多かったアストマックス・エネルギーですが、2022年7月に大幅な値上げを実施。最新情報をもとにメリット・デメリットを解説します。




料金プランとサービスの解説


乗り換えでいくらお得になる?


 乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのか。
 世帯人数別に、平均的な電気使用量で大手電力会社の標準的なプランである「従量電灯」と比較します。


シュミレーション条件
お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
北海道電力エリア
ブライトプラン
+0.9%
+530円
-4.0%
-5362円
-5.4%
-8337円
-6.5%
-11463円
東北電力エリア
ブライトプラン
+3.1%
+1522円
-1.2%
-1277円
-2.3%
-2987円
-3.2%
-4762円
東京電力エリア
ブライトプラン
+2.7%
+1392円
-0.8%
-947円
-1.8%
-2444円
-2.6%
-3997円
中部電力エリア
ブライトプラン
+1.9%
+989円
+1.0%
+1145円
+0.4%
+564円
0%
-33円
北陸電力エリア
ブライトプラン
+6.1%
+2710円
+4.7%
+4433円
+3.8%
+4141円
+3.1%
+3870円
関西電力エリア
ブライトプラン
+3.1%
+1414円
+2.0%
+2040円
+1.9%
+2194円
+1.0%
+1322円
中国電力エリア
ブライトプラン
-1.7%
-771円
-2.2%
-2356円
-2.6%
-3161円
-2.9%
-4022円
四国電力エリア
ブライトプラン
+2.4%
+1150円
+0.6%
+590円
+0.1%
+74円
-0.3%
-477円
九州電力エリア
ブライトプラン
+6.3%
+2908円
+2.4%
+2424円
+1.7%
+2036円
+1.2%
+1647円

 当サイトに掲載しているアストマックス・エネルギーの料金シミュレーションは、いずれも2022年7月の値上げ後の料金による試算です。


 以前は一人暮らし世帯の平均使用量で多くの地域で「最安水準」でしたが、値上げの実施により一人暮らし世帯では多くの地域で大手電力よりも割高に。地域によってはファミリー世帯でも大手電力よりも割高な料金水準となっています。


 スマートプラン、基本料金ゼロプランは料金一括シミュレーションに掲載しています。


セット割引は?


 セット割引などは提供していません。


解約時の違約金は?


 解約時の違約金や解約手数料などは発生しないとしています。契約上は一年契約です。


支払い方法は?


 口座振替と、クレジットカード払いに対応しています。以前は口座振替のみでしたが、カード払いにも対応したようです。


アストマックスエネルギーの評価


 


環境面・エコ


 環境省が2022年1月に公表したCO2排出係数のデータによると、CO2排出量は1kWhあたり470g(2020年度実績)とされていますが、これは算出された数値が「異常値」となったため「代替値」が適用されているものです。


2022年7月に値上げを実施


 値上げに関して解説します。


値上げに踏み切った背景


 電気料金の大幅な値上げに踏み切った背景として、アストマックスが説明しているとおり日本国内での電力取引価格の高騰が最大の原因として指摘できます。


 新型コロナ禍からの急激な経済活動の再開などに伴う燃料価格の高騰と、電力需給の逼迫により2021年後半から電力取引価格が高騰しています。アストマックスのように自社で十分な発電所を持たない多くの新電力にとっては、仕入れ価格が「数倍」に膨れ上がる事態となっており、既に事業の継続を諦めた新電力も続出しています。


 電力需給の逼迫は2022年夏や2023年1・2月にもかなり深刻化すると予想されており、現実のものとなると電力取引価格の暴騰につながります。燃料価格についても高騰が収まる気配は無く、電力取引価格の下落は当面は期待できない状況です。


契約者はどうするべき?対処方法は


 値上げされるアストでんきのブライトプラン、スマートプラン、基本料金ゼロプランを契約している人は、値上げ後の料金が大手電力の標準メニューと比較して安いのか・高いのかよく確認してください。料金比較はこの記事の前半でも示したほか、当サイトの料金一括シミュレーションでも確認できます(料金一括シミュレーションには基本料金ゼロプラン、スマートプランも掲載)


 値上げ後の料金が大手電力標準メニューよりも高くなる場合は、速やかに大手電力や他の新電力への切り替えを推奨します。このままアストでんきを使い続けるメリットは無いと言えます。


 一方、アストでんきが引き続き大手電力標準メニューよりも割安のまま利用できる場合は、当面はアストでんきを使い続けるのがおすすめです。まだ他の新電力では値上げが一巡していない段階ですし、事業の撤退も相次いでいます。切り替えた先で、再び切り替えを余儀なくされるリスクがあるため、アストでんきを使い続けるのが「安全」です。


 なお、料金プランが「廃止」となるナイトセイバープランを契約している方には、他の新電力・大手電力のオール電化プランへの切り替えを推奨します。アストでんきの他のプランに切り替えることで、他社のオール電化プランより年間で「万単位で」割高になる恐れがあります。


 まとめます。



卸電力取引所の取引価格を反映する料金プランに注意


 アストでんきの料金改定には盛り込まれていませんでしたが、卸電力取引所の電力取引価格を電気代に反映する料金体系に移行する新電力が増えています。


 卸電力取引所の取引価格が反映される料金プランでは、電力取引価格の推移によっては電気代が高額化するリスクがあります。特に現在は電力需給逼迫・燃料価格高騰によりかなり高い確率で電力取引価格高騰が発生が想定されており、このような料金プランを利用することはリスクでしかありません。


 アストでんきから他社に切り替えを検討する場合は、このようなリスクの無い料金プランを選ぶようにしてください。当サイトではこのような料金プランについて、料金シミュレーションのコメント欄について「料金高騰リスクあり」「料金変動リスクがある」と記載しています。


 また、アストでんきについても今後の料金改定でこのような料金体系に移行する場合は注意が必要です。


地域別料金比較


 2022年5月現在で新規申込みが可能な主な新電力の料金を比較します(大手電力標準メニューとの世帯人数ごとの平均使用量での年間料金比較) 現時点で卸電力取引所の取引価格を反映しない料金プランのみを掲載しています。


北海道電力エリア


 北海道電力の標準メニュー(従量電灯B)との料金比較です。


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
アストでんき
ブライトプラン
+0.9%
+530円
-4.0%
-5362円
-5.4%
-8337円
-6.5%
-11463円
コスモでんき
スタンダード
20A契約不可 -4.3%
-5640円
-4.7%
-7200円
-5.1%
-9000円
北海道ガス
(給湯+暖房割)
公式サイト
-4.6%
-2784円
-4.7%
-6227円
-4.7%
-7180円
-4.6%
-8194円
コスモでんき
ポイントプラス
20A契約不可 -4.5%
-6028円
-4.5%
-7011円
-4.5%
-8050円

東北電力エリア


 東北電力の標準メニュー(従量電灯B)との料金比較です。


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
アストでんき
ブライトプラン
+3.1%
+1522円
-1.2%
-1277円
-2.3%
-2987円
-3.2%
-4762円
コスモでんき
ポイントプラス
20A契約不可 -4.5%
-5009円
-4.5%
-5876円
-4.5%
-6791円
コスモでんき
スタンダード
20A契約不可 -1.2%
-1320円
-2.2%
-2880円
-2.8%
-4200円

東京電力エリア


 東京電力の標準メニュー(従量電灯B)との料金比較です。


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
アストでんき
ブライトプラン
+2.7%
+1392円
-0.8%
-947円
-1.8%
-2444円
-2.6%
-3997円
下町でんき
下町電灯B
20A契約不可 -5.0%
-5682円
-5.0%
-6638円
-5.0%
-7648円
コスモでんき
スタンダード
20A契約不可 -2.2%
-2520円
-3.2%
-4320円
-4.9%
-7440円
コスモでんき
ポイントプラス
20A契約不可 -4.5%
-5169円
-4.5%
-6043円
-4.5%
-6965円

中部電力エリア


 中部電力の標準メニュー(従量電灯B)との料金比較です。


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
アストでんき
ブライトプラン
+1.9%
+989円
+1.0%
+1145円
+0.4%
+564円
0%
-33円
コスモでんき
ポイントプラス
20A契約不可 -4.5%
-5095円
-4.5%
-5918円
-4.5%
-6789円
コスモでんき
スタンダード
20A契約不可 -1.3%
-1440円
-1.5%
-1920円
-1.5%
-2160円

北陸電力エリア


 北陸電力の標準メニュー(従量電灯B)との料金比較です。


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
アストでんき
ブライトプラン
+6.1%
+2710円
+4.7%
+4433円
+3.8%
+4141円
+3.1%
+3870円
コスモでんき
ポイントプラス
20A契約不可 -2.7%
-2586円
-4.5%
-4993円
-4.5%
-5713円
コスモでんき
スタンダード
20A契約不可 -2.4%
-2280円
-2.5%
-2760円
-1.5%
-2160円

関西電力エリア


 関西電力の標準メニュー(従量電灯A)との料金比較です。


お得率と年間節約額
1人
月170kWh
2人
月348kWh
3人
月391kWh
4人
月437kWh
アストでんき
ブライトプラン
+3.1%
+1414円
+2.0%
+2040円
+1.9%
+2194円
+1.0%
+1322円
コスモでんき
スタンダード
0%
0円
-2.6%
-2640円
-4.4%
-5160円
-4.6%
-6120円
コスモでんき
ポイントプラス
-0.9%
-410円
-2.7%
-2775円
-4.5%
-5298円
-4.5%
-6018円

中国電力エリア


 中国電力の標準メニュー(従量電灯A)との料金比較です。


お得率と年間節約額
1人
月170kWh
2人
月348kWh
3人
月391kWh
4人
月437kWh
アストでんき
ブライトプラン
-1.7%
-771円
-2.2%
-2356円
-2.6%
-3161円
-2.9%
-4022円
コスモでんき
ポイントプラス
-0.9%
-424円
-4.5%
-4841円
-4.5%
-5534円
-4.5%
-6276円
コスモでんき
スタンダード
0%
0円
-2.6%
-2760円
-4.1%
-5040円
-4.2%
-5760円

四国電力エリア


 四国電力の標準メニュー(従量電灯A)との料金比較です。


お得率と年間節約額
1人
月170kWh
2人
月348kWh
3人
月391kWh
4人
月437kWh
アストでんき
ブライトプラン
+2.4%
+1150円
+0.6%
+590円
+0.1%
+74円
-0.3%
-477円
コスモでんき
ポイントプラス
-0.9%
-434円
-4.5%
-4884円
-4.5%
-5599円
-4.5%
-6364円
コスモでんき
スタンダード
0%
0円
-2.3%
-2520円
-4.1%
-5040円
-4.2%
-5880円

九州電力エリア


 九州電力の標準メニュー(従量電灯B)との料金比較です。


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
アストでんき
ブライトプラン
+6.3%
+2908円
+2.4%
+2424円
+1.7%
+2036円
+1.2%
+1647円
コスモでんき
スタンダード
20A契約不可 -2.5%
-4320円
-3.7%
-4320円
-5.0%
-6840円
コスモでんき
ポイントプラス
20A契約不可 -2.7%
-2745円
-4.5%
-5348円
-4.5%
-6164円



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