auでんきに切り替えて電気代が高くなった時に確認すべきポイント

auでんきで電気代が高くなった?


 auでんきに切り替えたら電気代が安くなる。そう言われて切り替えたのに、逆に「高くなった」と感じるあなたへ。確認すべきポイントを、電力自由化の専門家の立場から解説します。



auでんき公式サイト

auでんきに切り替えて高くなるケースもある


 「安くなる」と勧誘しているauでんきですが、切り替え前に契約していた電力会社・プランによっては割高になる場合もあります。


auでんきの料金プランの特徴は


 まずはauでんきの料金プランの特徴を簡単に説明します。


 auでんきの料金プランは、東電や関電など大手電力会社の従量電灯プランと呼ばれる「一般的な」プランと同額に設定されています。


auでんき


 電気料金自体は同額で、毎月の電気料金に額に応じて1〜5%のPontaポイントが還元される仕組みです。「安くなる」のはこのポイント還元を加味した時の話で、多くの場合は電気料金自体は大手電力会社と一緒で、安くも高くもないです。


切り替え前のプランによっては割高になる


 大手電力会社の「従量電灯」プランと同額のauでんきですが、auでんきに切り替える前に「従量電灯」ではないプランを契約していた場合は、auでんきの方が割高になることもあります。


 一番多いのは「オール電化」用のプランなど、時間帯によって料金単価が変わるプランです。こうしたプランからauでんきに切り替えると、大幅に電気代が高くなることもあります。


au WALLETカード


 また、auでんきの料金水準は新電力の中ではやや高いと言える水準であるため、東京ガスなど別の新電力からauに切り替えた場合も、割高になることが多いです。


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「高くなった」と勘違いしているケースも


 大手電力会社の「従量電灯」プランからの切り替えであれば、これまでと同額の電気料金、更にポイント還元で実質的な値引きが受けられるのですが、それでも「高くなった」と感じる人もいるでしょう。確認すべきポイントをまとめます。


使用量が増えていませんか?


 電気の使用量が増えれば、料金プランが同じでも電気代は高くなります。そして、電気の使用量は意外と簡単に大きく変動します。


 もし手元に1年前の「電気の検針票」が残っていれば、使用量の欄を確認してください。請求金額を見るだけで高くなったのか、安くなったのか判断することはできません。


 同居人がいる場合は家族の生活しだいで使用量が変動することもありますし、あるいはエアコンなど家電製品の不調で使用量が大きく増えることもあります。また、冷夏・暖冬などその年の気候によっても使用量は大きく増減するものです。


再エネ賦課金


 請求金額を見て「高くなった」と感じてしまう要因の一つが、「再生可能エネルギー発電賦課金」です。


 太陽光発電や風力発電などの導入を促進するために、電気を使うすべての人(工場とかも含めて)が全員で負担している費用ですが、これが毎年少しずつ上昇しています。


再エネ賦課金の推移

再エネ賦課金の推移

 例えば2018年度は1kWhあたり2.9円でしたが、2016年度は2.25円と2年の間に0.65円上昇しています。例えば電気の使用量が増える冬場で見ると、2年前の冬と比べて月の電気代は260円上昇することになります(400kWh使った場合)


燃料費調整額


 原油、LNG(液化天然ガス)、石炭の輸入金額に応じて電気代を毎月調整する「燃料費調整制度」というものがあります。


 燃料の輸入価格が上がると、燃料費調整額が高くなるため、電気代の請求額が高くなります。ただしauでんきは、大手電力会社と同じ燃料費調整額を採用しているため、auが高くなれば大手電力会社も高くなっているので、同じことです。



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本当に高くなってしまっていたら


 本当に高くなってしまっていた場合は、auでんきから他社に切り替えましょう。


 ただし、auでんきを解約するには2000円の違約金が掛かります(契約から1年以内の解約の場合)


 オール電化プランなどからの切り替えで大幅に高くなってしまっている場合は、すぐに切り替えた方がよいですが、そうでない場合は違約金の額を考慮して検討してください。


 なお、auでんきの解約は、他社(大手でも新電力でもOK)に申し込みをするだけで完了します。他社に申し込みをすると自動で解約手続きがauに飛びます。





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