坊っちゃん電力の動力プランの解説
愛媛県松山市に本社を置く坊っちゃん電力の低圧電力(動力プラン)を解説します。契約する際に見落としがちな「契約事務手数料」という注意点も指摘します。
目次
料金プランの解説
まずは料金プランの特徴を紹介します。
いくらお得になるのか
大手電力会社の「低圧電力」プランとの料金単価の比較と、小規模マンションのエレベーターを想定した年間削減額の目安です(契約容量3kW 月85kWh 力率85%)
1kWあたり |
小規模マンションEV | |||
東北電力エリア | -7.4% 1171.29円/kW |
-4.3% 15.27円/kWh |
-1.7% 14.25円/kWh |
-3738円 |
東京電力エリア | -9.2% 1018.51円/kW |
-6.2% 16.29円/kWh |
-3.4% 15.27円/kWh |
-4406円 |
中部電力エリア | -11.0% 1018.51円/kW |
-4.2% 16.29円/kWh |
-1.2% 15.27円/kWh |
-4847円 |
関西電力エリア | -5.5% 1018.52円/kW |
-1.2% 14.25円/kWh |
+2.2% 13.24円/kWh |
-1965円 |
中国電力エリア | -8.3% 1018.52円/kW |
-5.1% 14.25円/kWh |
-3.5% 13.24円/kWh |
-3890円 |
四国電力エリア | -8.8% 1018.51円/kW |
-3.4% 15.27円/kWh |
-0.8% 14.25円/kWh |
-3747円 |
九州電力エリア | -14.5% 865.74円/kW |
-4.8% 16.29円/kWh |
-1.0% 15.27円/kWh |
-5599円 |
基本料金・従量料金ともに大手電力会社の「低圧電力」よりも割安(関西のみ従量料金が割高)な料金体系です。使用量に関係無く料金がお得になります。
支払方法は?
口座振替とクレジットカード払いに対応しています。
解約時の違約金は?
特に契約期間の定めは無く、解約によって違約金が発生することはありません。
坊っちゃん電力「動力プラン」のメリット
このプランのメリットを紹介します。
料金水準が「まずまず」の安さ
当サイトで例示している「小規模マンションのエレベーター」の例では、各地域でまずまずと言える安さの料金プランです。
最安値水準の新電力には及びませんが、大手電力会社と比較して割安な料金プランを実現しています。
坊っちゃん電力「動力プラン」のデメリット
続いてデメリットを紹介します。
契約事務手数料が掛かる
坊っちゃん電力は、初回契約時に契約事務手数料として2500円が掛かります。
こうした契約事務手数料を徴収している新電力は「まれ」ですし、2500円という金額もやや高いと言えます。解約違約金は掛かりませんが、例えば1〜2年程度の短期間で解約した場合は料金削減メリットが大きく目減りすることになります。