千葉電力の概要
親会社 | フューチャー・リレーション | 電力調達 | |
供給エリア | 東京電力エリア | 契約条件 | 特になし |
目次
特徴
・電気代高騰リスクのある料金体系に変更
・親会社はスマートハウス、太陽光発電システムの事業者
千葉電力の親会社のフューチャー・リレーションは、千葉県の地域に密着した企業として、スマートハウス、太陽光発電、蓄電池、オール電化などのビジネスを10年にわたって展開しています。施工実績も1000棟を超える実績がある会社です。
以下、料金プランの特徴を詳しく解説していきます。料金プランには「リスク」も潜んでいます。
料金プランとサービスの解説
お得率の目安
乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのでしょうか。
世帯人数別に、平均的な電気使用量のご家庭をシミュレーションしてみました。
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
東京電力エリア ミディアムライフ |
-1.5% -757円 |
-9.1% -10360円 |
-9.0% -11934円 |
-8.9% -13618円 |
2・3人世帯の平均使用量では、東京電力管内の新電力の中でも最安値水準と言える低料金ですが、卸電力取引所の取引価格の推移によっては電気代削減メリットが得られない、あるいは電気代が高くなるリスクがある点には注意が必要です。
試算例として紹介した「ミディアムライフ」の他にも、過去の使用実績で基本料金が変動するプランや、夜間の料金単価が安くなるプランもあります。
セット割
今のところセット割引の設定はありません。
解約時の違約金は?
解約時の違約金は無いとのことです。
千葉電力の評価
電源調達調整費を導入 電気代高騰リスクがある
千葉電力では料金体系を変更、卸電力取引所の取引価格変動を電気代に反映する「電源調達調整費」を導入しました。
卸電力取引所の取引価格は近年度々高騰しており、卸電力取引所からの調達に頼る多くの新電力の経営に深刻なダメージを与えています。調達コストを顧客に転嫁するため、このような電源調達調整費を導入する新電力が少しずつ増えている状況です。
卸電力取引所の取引価格の推移によっては、電気代削減メリットが十分に得られない、あるいは電気代が高くなってしまうリスクがある点には注意が必要です。
環境面・エコ
詳細な電源構成は公表していませんが、日本新電力総合研究所株式会社などから調達しているとしています。「地産地消を目指す」としていますが、その実態は不明です。
CO2排出量については、2017年度実績の排出係数では1kWhあたり527g(2018年度実績)と、新電力会社としては平均的な水準です。東電と比較して14.1%、東京ガスの電気と比較して32%多い排出量です。
このほか、卒FIT(固定価格買取制度での買取期間が終了した)太陽光発電の余剰電力買取サービスも開始します。