中部電力のおとくプランとポイントプランは何が違うのか
中部電力のおとくプランとポイントプランは何が違うのか、電力自由化の専門家としてこれまでに多数のメディア取材を受けてきた私がこの2プランを分かりやすく比較し、違いを明らかにします。
目次
おとくプランとポイントプランの違いは
この2プランの違いを明らかにします。
実は料金は同じ
中部電力のポイントプランとおとくプランは、実は同じ料金単価が設定されています。
ポイントプラン | おとくプラン | |
---|---|---|
〜120kWh | 21.04円/kWh | 21.04円/kWh |
121〜300kWh | 25.51円/kWh | 25.51円/kWh |
301kWh超 | 28.46円/kWh | 28.46円/kWh |
基本料金 | 286円/10A | 286円/10A |
どちらも料金単価が同じであるため、「電気料金」の部分は同額です。また、2プランとも毎月の電気料金200円につき1ポイントが付与されます。貯まったポイントは電気代の支払いのほか、T-POINTやPontaポイント、dポイントなどに交換が可能です。
ただし、おとくプランはカテエネ(中電の無料会員サービス)の会員の場合は月153円、会員でない場合は102円の割引が適用されるため、その分、おとくプランの方が安くなります。違いはこの割引の部分だけです。
契約容量によって利用できるプランが違う
おとくプランとポイントプランの最大の違いは、対応している契約容量です。
この2プランは契約容量によって完全に分かれており、契約容量によって自動的に契約すべきプランがどちらなのか決まります。契約容量を変更しない限りは、選択の余地は無いと言えます。
おとくプランの方が月153円安いですが、30Aから40Aに契約容量を変更すると月々の基本料金が268円高くなるため、結果として電気代は高くなってしまうのでご注意ください。
おとくプラン・ポイントプランの料金試算
中部電力の標準メニューである「従量電灯B」と、世帯人数ごとの平均的な使用条件で料金を比較します。
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
中部電力エリア ポイントプラン |
-0.5% -262円 |
-0.5% -560円 |
30A以下用 | 30A以下用 |
中部電力エリア おとくプラン |
40A以上用 | 40A以上用 | -1.9% -2487円 |
-1.7% -2582円 |
おとくプラン・ポイントプランの申し込み方法
中部電力のカテエネから申し込み
おとくプラン、ポイントプランともに中部電力公式サイト「カテエネ」から申し込みが可能です。契約事務手数料などは掛からず、ネットで手続きをするだけで申し込みできます。契約上は2年契約ですが、解約違約金などはありません。

関連記事
電気料金プランの比較表
電力自由化のプランを簡単に比較できます 441社掲載中部電力エリアの電気料金比較表
新電力会社の料金プランを比較できます中部電力のEライフプランより安いプランは?
オール電化向け中部電力「おとくプラン」のデメリットは
従量電灯Bと比較しながら解説中部電力「とくとくプラン」のメリット・デメリット
従量電灯Cと比較しながら解説中部電力forAPプランの知っておくべきデメリットとは
本当にお得なのか、詳しく検証します中部電力のポイントプランのメリット・デメリット
従量電灯Bとの違いは何か中部電力をガスだけで契約することは可能
ガスだけで契約した方が実はおトク中部電力Eライフプランが値上げ
背景事情と割安な料金プランを解説