クリーンガス福井電気の概要
運営会社 | クリーンガス福井 | 電力調達 | 新電力大手F-POWER |
供給エリア | 北陸電力管内 | 契約条件 | 特になし |
目次

見直しで年間5万円安くなることも

契約終了について詳細に解説
クリーンガス福井電気の特徴
・北陸エリアで最安水準の料金プラン
・電気は新電力大手のF-POWERから供給
・供給元が2021年3月に倒産 中国系傘下で再出発
福井市に本社を置くプロパンガス会社「クリーンガス福井」の電力事業です。従業員46人、創業は1972年という会社で、福井県を中心に展開しています。
クリーンガス福井の電気は新電力大手のF-POWER社から供給され、クリーンガス福井はF-POWERの「代理店」という位置づけになります。同じくF-POWERの代理店であるハローG電力(本社:静岡)やきらめきでんき(本社:福井)と料金プランも同じです。
料金プランとサービスの解説
乗り換えでいくらお得になる?
乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのでしょうか。
世帯人数別に、平均的な電気使用量のご家庭をシミュレーションしてみました。
乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのでしょうか。
世帯人数別に、平均的な電気使用量のご家庭をシミュレーションしてみました。
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
北陸電力エリア | -2.4% -1057円 |
-8.3% -7838円 |
-10.0% -10936円 |
-11.3% -14176円 |
冒頭でも紹介したように、北陸電力エリアでは最安値水準の料金プランです。アンペアに応じた基本料金に加え、1kWhあたり19.18円の従量料金が加算されます。
料金プランは同じくF-POWERから供給されるハローG電力やきらめきでんきと全く同じで、どの会社と契約しても電気料金は一緒です。
なお、この料金プランには燃料費調整の上限が設定されていません。上記の料金シミュレーションでは燃料費調整の上限を考慮していないため、燃料価格の推移によっては試算値よりも高くなる場合や、燃料費調整に上限を設けている大手電力の従量電灯よりも高くなる場合があります。他の料金比較サイトを利用する場合も注意してください。料金一括シミュレーションでは最新月の燃料費調整単価をもとに試算できます(市場連動型の調整単価は一部未反映)
セット割引は?
プロパンガス屋さんの電気ですが、今のところセット割引の適用はありません。
解約時の違約金は?
1年未満の解約で2200円の違約金が発生します。1年以上利用すれば違約金は掛かりません。
違約金の発生条件に関しても、ハローG電力やきらめきでんきと同じです。
クリーンガス福井電気の評価
供給元のF-Powerの先行きが不透明
クリーンガス福井電気の供給元である新電力大手のF-Power社の先行きが不透明です。
2018年6月期の決算で120億円の赤字を計上して業界の注目を集めましたが、続く2019年6月期には184億円(売上高は1606億円)と赤字幅が更に拡大しています。一時は債務超過に陥ったものの、これまでもF-Powerに投資をしてきたファンドなどから追加で資金を調達して解消しました。
万が一、同社が倒産しても突然停電するようなことは起こらない仕組みが整っていますが、契約する際の注意点として紹介しておきます。
ハローG電力、きらめきでんきとの違いは?
料金プランも解約条件も、電気の供給元も一緒となるとどの会社と契約すればいいのか分からなくなりますね。電気使用量を確認できるウェブの「マイページ」などのシステムも同じなので違いはほとんどありません。
数少ない違いは、契約申込時などの「顧客対応」です。この部分については、F-POWERではなく各社の対応となるため、差が出る場合もあるでしょう。
環境面・エコ
境省が公表したF-PowerのCO2排出係数は0.513kg-CO2/kWh(2017・18年度実績)です。CO2排出量は新電力会社としては平均的な水準です。
供給元のF-Powerが2021年3月に倒産
クリーンガス福井電気の供給元である新電力大手のF-Power社が2021年3月に「倒産」しました。
会社更生法の適用を申請
クリーンガス福井電気の供給元であるF-Power社(現在はFPS)が2021年3月24日に会社更生法の適用を裁判所に申請し、倒産しました。
F-Power社は業界大手の新電力でしたが、2018年頃から経営が悪化し巨額の赤字を計上。2020年末からの電力取引価格高騰を受けて倒産に至りました。
中国系企業連合傘下へ
会社更生法申請をしたF-Powerは日本GLPをスポンサーとして経営再建を目指しています。日本GLPはシンガポールに本社を置くGLPの日本法人です。
GLPはもともとはシンガポール政府系ファンドによって設立された物流不動産企業でしたが、2017年に中国銀行(国有銀行)、中国人寿保険(国有企業)を始めとする中国企業連合によって買収されています。