コスモ電気「オール電化プラン」のメリット・デメリット
コスモ石油が提供しているコスモ電気のオール電化プランのメリット・デメリットを、他の新電力や大手電力会社のオール電化プランと比較しながらわかりやすく解説します。
目次
料金プランとサービスの解説
コスモ電気オール電化プランの特徴をまとめます。
いくら安くなるのか
大手電力会社の現行オール電化プランと比較した料金の割引率は以下のとおりです。
スタンダード | ポイントプラス | グリーン | |
---|---|---|---|
〜11000円 | 3%引き | 1%引き | 1%引き |
〜17600円 | 3%引き | ||
17600円〜 | 5%引き |
他、付帯サービスが付いた「セレクト」もありますが料金の割引は無いので割愛します。グリーンは実質CO2排出量ゼロの電気を供給するプランです。
大手電力のオール電化プランと比較して電気料金本体部分が3〜5%安くなる料金設定です(燃料費調整、再エネ賦課金は別途大手電力と同水準) 時間帯割なども大手電力に準じた料金体系を採用しています。
エアコンを使わない時期の電気代(請求額)が13000円を下回る場合はスタンダード、年間通じて13000円以上の場合はポイントプラスを選んでください。
支払い方法は?
支払い方法はクレジットカードのみです。
解約時の違約金は?
セレクトプランの一部メニューを除いて、解約違約金などは掛かりません。
コスモ電気「オール電化プラン」のメリット
他社プランと比較しながらメリットを解説します。
大手電力の現行オール電化プランより「安い」
他の新電力の「オール電化プラン」では大手電力のオール電化プランよりも明らかに割高になるものや、条件によっては割高になってしまうものが珍しくありません。
一方、コスモ電気のオール電化プランに関しては時間帯割などが大手電力の現行オール電化プランに準じたものとなっており、料金単価が割安に設定されている(セレクト以外)ため、大手電力の現行オール電化プランと比べてしっかりと電気代が「安くなる」料金体系です。
「現行のオール電化プラン」には主に以下のプランが該当します。
- 北海道電力 eタイム3プラス
- 東北電力 よりそう+ ナイト8
- 東京電力 スマートライフプランS・L
- 中部電力 スマートライフプラン
- 北陸電力 くつろぎナイト12
- 関西電力 はぴeタイムR
- 中国電力 電化styleコース
- 四国電力 でんかeプラン
- 九州電力 電化でナイト・セレクト
コスモ電気「オール電化プラン」のデメリット
大手電力の旧プランと比較すると割高
大手電力の過去のオール電化プラン(現在新規契約出来ないもの)は、現在のオール電化プランと比べて電気代が大幅に割安になるような料金設定となっています。
コスモ電気のオール電化プランは現行のオール電化プランと比べて安くなる料金体系ではありますが、過去のオール電化プランと比べると高くなってしまうことが多いです。過去のオール電化プランを契約している方の切り替えには適していません。
過去のオール電化プランは主に以下のプランが該当します。
- 北海道電力 ドリーム8
- 東北電力 ピークシフト季節別時間帯別電灯
- 東京電力 電化上手
- 中部電力 Eライフプラン
- 北陸電力 エルフナイト
- 関西電力 はぴeタイム
- 中国電力 ファミリータイム
- 四国電力 季節別時間帯別電灯
- 九州電力 季節別電灯
給油の割引特典などは無い
コスモ石油の電気なので給油の割引特典を期待したいですが、今のところそのような割引特典はありません。
なお、コスモ・ザ・カード・オーパスには、入会から3ヶ月間、コスモ石油のスタンドでの給油が合計500円安くなる特典や、給油の価格が「会員価格」となる特典があります。年会費も無料です。
環境面・エコ
環境省が公表したCO2排出係数のデータによると、コスモ電気のCO2排出量は1kWhあたり504g(2020年度実績)と、新電力としては平均的と言える水準でした。
グリーンプランについては実質CO2排出量ゼロの電力が供給されます。