どこよりも電気の概要
運営会社 | Wiz | 電力供給 | サミットエナジー |
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供給エリア | 北陸、四国、沖縄除く | 契約条件 | 20A以上、個人のみ |
目次
どこよりも電気の特徴
- 光通信系のWizが提供
- 電力は住友商事系のサミットエナジーが供給
- ファミリー世帯で最安水準となる料金体系
- 新規申込みが停止に?(2022年6月14日確認)
「どこよりも電気」は光通信系のWizが提供している新電力サービスです。光通信グループではハルエネでんきやエフエネでんきといった新電力サービスを提供していますが、どこよりも電気は住友商事系の新電力サミットエナジーが電力供給を行います。
そんな「どこよりも電気」のメリット・デメリットを分かりやすく解説します。

料金プランとサービスの解説
乗り換えでいくらお得になる?
乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのか。
世帯人数別に、平均的な電気使用量で大手電力会社の標準的なプランである「従量電灯」と比較します。
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
北海道電力エリア プランC |
-1.5% -880円 |
-7.4% -9845円 |
-10.6% -16300円 |
-12.9% -22920円 |
東北電力エリア プランC |
+12.1% +6022円 |
-0.4% -384円 |
-4.6% -5882円 |
-7.7% -11487円 |
東京電力エリア プランC |
+4.4% +2272円 |
-3.4% -3899円 |
-7.2% -9534円 |
-10.0% -15323円 |
中部電力エリア プランC |
+2.3% +1184円 |
-2.0% -2259円 |
-5.2% -6805円 |
-7.7% -11430円 |
関西電力エリア プランC |
+0.9% +383円 |
-8.5% -8622円 |
-10.2% -11925円 |
-11.7% -15458円 |
中国電力エリア プランC |
+6.1% +2846円 |
-4.8% -5146円 |
-6.5% -7875円 |
-7.8% -10795円 |
九州電力エリア プランC |
+3.1% +1425円 |
-3.3% -3353円 |
-7.1% -8341円 |
-9.9% -13429円 |
代表的な「プランC」の料金シミュレーションを紹介します。
このプランは基本料金0円、一段階の従量電灯単価が設定されており、電気料金比較サイトなどで人気を集めるLooopでんきと同じ料金体系です。
公式サイト上では「一人暮らしの電気代が安くなる」としていますが、実際には一人暮らしの平均的な使用条件では大手電力よりも割高となるケースが多いため、一人暮らしの人にはおすすめしません。
3人以上のファミリー世帯では、最安水準と言ってもよい料金水準を実現しています。

セット割引は?
Wizが提供している「どこよりもWiFi」や「どこよりもWater」とのセット割引が提供されています。当サイトの試算にはセット割引は含めていません。2サービスセット割引で月100円、3サービスセットで月300円が割り引かれます。
解約時の違約金は?
解約違約金の発生は無いとの回答を得ています(2022年4月)
支払い方法は?
クレジットカード払いとPaidy後払いに対応しています。
Paidy後払いは口座振替、銀行振込、手数料が掛かりますがコンビニ払いが可能です。

どこよりも電気の評価
ファミリー世帯であれば「安い」
どこよりも電気のプランCはファミリー世帯、とりわけ電気の使用量が大きく契約容量も大きくなりがちな戸建住宅でメリットが大きい料金プランです。新電力としては上位、最安水準と言ってもよい料金プランです。
2022年現在、各社値上げが相次いでいますが、「上」が抜けたことでじわじわと最安水準に躍り出ていると言えます。

一人暮らしではメリットが薄い。割高となる場合も
ファミリー世帯では安い「どこよりも電気」ですが、一人暮らし世帯の平均的な使用条件では大手電力の標準メニューと比べて電気代が高くなるケースが少なくありません。
契約容量が30A以上の場合は大手電力より安くなるケースが多いですが、20A契約や契約容量の定めが無い関西・中国エリアでは大手電力より高くなるでしょう。
一人暮らしでも戸建てなど広い間取りの家で暮らしている場合は他社と比較しても最安水準と言ってもよい水準となりますが、平均的な使用条件ではメリットは小さいかデメリットとなるので注意してください。
顧客対応は?
2021年10月と2022年1月にどこよりも電気公式サイトのメールフォームから問い合わせ(解約違約金について)を行いましたが、返信が届きませんでした。2020年7月にサミットエナジーにメールで問い合わせたこともありますが、要領を得ない回答内容だったので、顧客対応という部分に関しては必ずしも優れているとは言い難いというか、水準としては「低い」と言わざるを得ない部分があると感じます。
また、親族の事務所で利用しようと2022年5月末に申込みを行いましたが、「法人名義ではご利用いただけない」と電話口で言われて断られました。申込みフォームには法人名を入力する項目もあり、特に注意書きも見当たりませんでした。クレジットカード情報も登録した後だったので、不満の残る対応でした。
申込みにあたっては電話による確認が必要となるようです。他の新電力ではこのような電話確認は無いことが多いので、煩わしいと思います。
環境面・エコ
どこよりも電気の供給元であるサミットエナジーのデータをもとに評価します。
環境省が公表したCO2排出係数のデータによると、サミットエナジーのCO2排出量は1kWhあたり476g(2019・20年度実績)と、大手電力・新電力の中でも「平均的」と言える値でした。環境負荷は特に大きくもなく、小さくもないという評価です。
新規申込みが停止に?
2022年6月14日時点で公式サイトを確認したところ「無料でお申し込みする」をクリックしても申込みフォームのページに遷移しなくなっていました。
