どこよりも電気の概要
運営会社 | Wiz | 電力供給 | サミットエナジー |
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供給エリア | 北陸、四国、沖縄除く | 契約条件 | 20A以上、個人のみ |
目次
どこよりも電気の特徴
- 光通信系のWizが提供
- 電力は住友商事系のサミットエナジーが供給
- 新規申込みが停止中(2022年6月〜)
- 2023年9月に値上げ
「どこよりも電気」は光通信系のWizが提供している新電力サービスです。光通信グループではハルエネでんきやエフエネでんきといった新電力サービスを提供していますが、どこよりも電気は住友商事系の新電力サミットエナジーが電力供給を行います。
そんな「どこよりも電気」のメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
料金プランとサービスの解説
乗り換えでいくらお得になる?
2023年9月に値上げを実施しました。当サイトの電気料金一括シミュレーションに改定後の料金プランを掲載しているので、詳細な料金はこちらで確認してください。
なお、どこよりも電気には燃料費調整額の上限設定があります。値上げ実施後も上限を維持しています。
セット割引は?
Wizが提供している「どこよりもWiFi」や「どこよりもWater」とのセット割引が提供されています。当サイトの試算にはセット割引は含めていません。2サービスセット割引で月100円、3サービスセットで月300円が割り引かれます。
解約時の違約金は?
解約違約金の発生は無いとの回答を得ています(2022年4月)
支払い方法は?
クレジットカード払いとPaidy後払いに対応しています。
Paidy後払いは口座振替、銀行振込、手数料が掛かりますがコンビニ払いが可能です。
どこよりも電気の評価
顧客対応は?
2021年10月と2022年1月にどこよりも電気公式サイトのメールフォームから問い合わせ(解約違約金について)を行いましたが、返信が届きませんでした。2020年7月にサミットエナジーにメールで問い合わせたこともありますが、要領を得ない回答内容だったので、顧客対応という部分に関しては必ずしも優れているとは言い難いというか、水準としては「低い」と言わざるを得ない部分があると感じます。
また、親族の事務所で利用しようと2022年5月末に申込みを行いましたが、「法人名義ではご利用いただけない」と電話口で言われて断られました。申込みフォームには法人名を入力する項目もあり、特に注意書きも見当たりませんでした。クレジットカード情報も登録した後だったので、不満の残る対応でした。
申込みにあたっては電話による確認が必要となるようです。他の新電力ではこのような電話確認は無いことが多いので、煩わしいと思います。
環境面・エコ
どこよりも電気の供給元であるサミットエナジーのデータをもとに評価します。
環境省が公表したCO2排出係数のデータによると、サミットエナジーのCO2排出量は1kWhあたり476g(2019・20年度実績)と、大手電力・新電力の中でも「平均的」と言える値でした。環境負荷は特に大きくもなく、小さくもないという評価です。
新規申込みが停止
2022年6月14日時点で公式サイトを確認したところ「無料でお申し込みする」をクリックしても申込みフォームのページに遷移しなくなっていました。
2023年9月に値上げを実施 契約者の対処方法は?
2023年9月に値上げを発表・実施しました。値上げについて解説します。
電気代はいくら高くなるのか
電気代はいくら高くなるのか、最も利用者が多いのではないかと思われるプランCで一般家庭の平均使用条件、月300kWh(東京では30A契約)で試算した結果をまとめます。2023年9月分の燃料費調整単価を含めています。
関東(東電) | 関西 | |
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プランC | 月231円↑ | 月900円↑ |
基本料金や電力量料金の単価が地域によっては大幅に値上がりしている一方、燃料費調整単価が下落している(中部・関西・九州は据え置き)ので差し引きでは上表のようになります。
大手電力各社が電気代の値上げを実施していない中部、関西、九州でも料金単価の改定が実施されている点には注意が必要です。
当サイトの電気料金一括シミュレーションには料金改定後のどこより電気の料金プランを反映済み(プランA〜C)なので、詳細はこちらで確認してください(2023年9月現在、新規申込受付け停止中のプランとなります)
燃料費調整の上限は維持
他の多くの新電力が撤廃、あるいは最初から設けていなかった燃料費調整額の「上限」ですが、今回の料金改定後も維持されています。
もっとも、大手電力の値上げにより燃料費調整の上限が大幅に引き上がった北海道、東北、関東、中国地方のユーザーの方は当面、燃料費調整の上限を気にする必要は無いですが、直近でも大手電力従量電灯の燃料費調整が上限を突破、あるいは上限に近い水準で推移している中部、関西、九州の3エリアでは上限の有無が電気代に大きな影響を及ぼず状況が続いています。特に関西、九州では燃料費調整に上限が無い料金プランの大多数が、大手電力従量電灯より割高になる状況が続いています。
ただし、関西では使用量が多いケースでもプランによっては関電より高くなっていますし、安くなる料金プランでも以前と比較して削減幅は大幅に縮小しています。九州、中部ではプランや条件によっては引き続きお得です。