e-kenetでんきの概要
運営会社 | 京阪カード | 電力調達 | 東電系 |
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供給エリア | 関西電力管内 | 契約条件 | クレジットカード会員 |
目次
e-kenetでんきの特徴
- 京阪のe-kenet VISAカード会員のみ契約可能
- 電気代は関電と同額
- CO2排出量が多い
e-kenetでんきは京阪カードが始めた新電力サービスです。京阪カードが発行しているe-kenet VISAカードを持っている人だけが契約することが出来ます。電気の供給は東京電力グループの会社が担当しています。
そんなe-kenetでんきのメリット・デメリットを、関西電力や他の新電力会社と比較しながら解説します。
料金プランとサービスの解説
乗り換えでいくらお得になる?
乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのでしょうか。
世帯人数別に、平均的な電気使用量のご家庭をシミュレーションしてみました。
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
関西電力エリア 関西A |
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電気料金は関西電力の標準的なプランである「従量電灯A」と同額です。
別途、e-kenet VISAカードのポイントが通常の3倍、約1.5%分還元されますが、当サイトではクレジットカードのポイントアップは試算には含めないルールなので、計算には含めていません。
料金水準としては、関西電力エリアの新電力会社としては「高い」と言える水準です。
セット割引は?
e-kenet VISAカードのポイントが通常の3倍、約1.5%分つく特典があります。還元は燃料費調整額、消費税、再エネ賦課金を除外した分に対して行われるので実際の還元率は1.5%よりも低いです。
解約時の違約金は?
契約上は1年契約となっていますが、短期間で解約しても違約金などは発生しません。
支払い方法は?
京阪カードが発行しているe-kenet VISAカードのみ利用できます。
e-kenetでんきの評価
料金水準は「割高」
記事前半でも紹介したように、電気料金自体は関西電力と同額なので損でも得でもないという料金プランです。
ただし、関西エリアは新電力同士の競争が非常に活発で、中には4人世帯の使用量で年間2万円以上安くなる新電力もあるので、e-kenetでんきの料金水準はポイント還元を含めても「割高」という評価になります。
関西で最も多い契約を獲得している大阪ガスの電気も新電力としてはそれほど安くありませんが、その大ガスよりも高いのがe-kenetでんきです。
環境面・エコ
e-kenetでんきの電気の供給元であるファミリーネット・ジャパン(東京電力グループ)のデータに基づいて評価します。
環境省が公表したCO2排出係数のデータによると、同社のCO2排出量は1kWhあたり690gでした(2018年度) これは新電力会社としては非常に悪い値で、また関西電力と比較しても65.1%も排出量が多いです。乗り換えることで、CO2排出量を大きく増やしてしまいます。
環境負荷が大きな電気です。