エネワンでんき(北海道)の概要
運営会社 | いちたかガスワン | 電力調達 | 火力、卸電力取引所など |
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供給エリア | 北海道電力管内 | 契約条件 | 特になし |
目次
エネワンでんきの特徴
- いちたかガスワンが提供
- 電気だけでも契約可能
- 2023年7月に料金改定(試算対応済み)
- 2人以上世帯なら最安水準
北海道エリアで展開しているエネワンでんきです。エネワンでんきはほぼ全国で展開し、他の地域では株式会社エネワンでんきが提供していますが、北海道内では札幌に本社を置く株式会社いちたかガスワンがサービスを提供しています。
条件によっては北海道内でも「最安水準」となる魅力的な料金プランです。北海道電力や他の新電力と比較しながらメリット・デメリットを解説します。

料金プランとサービスの解説
乗り換えでいくらお得になる?
世帯人数別の平均使用量で北海道電力の標準メニュー(従量電灯B)と料金比較します。
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
北海道電力エリア スタンダード/電気単独 |
-288円 | -432円 | -576円 | -720円 |
北海道電力エリア Lプラン/電気単独 |
+97円 | -3105円 | -3956円 | -4856円 |
北海道電力エリア LLプラン/電気単独 |
+3927円 | -1127円 | -3149円 | -5302円 |
上記は電気だけで契約できる料金プランです。他にいちたかガスワンのプロパンガスや灯油配達とのセットプランもあります。
2人以上世帯では北海道エリアでも最安水準と言える料金設定です。1人世帯であればPontaでんきが安いのでこちらをおすすめします。
主な料金プランの特徴は以下のとおり。
料金プラン | 特徴 |
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エネワンスタンダード | 1人世帯で安い |
エネワンLプラン | 2・3人世帯で安い |
エネワンLLプラン | 4人以上世帯で安い |
電気の使用量に応じて、選ぶべきプランが変わります。当サイトの電気料金一括シミュレーションに掲載しているので、詳細はこちらで確認してください。

セット割引は?
- 都市ガスとのセット割引で月121円
- プロパンガスや灯油とのセット割引も
都市ガスとのセット割引や、プロパンガス、灯油配達とのセット割引があります。
都市ガスは北海道ガスの都市ガス供給エリアの一部(札幌市、千歳市、函館市、恵庭市、北広島市、石狩市、北斗市の13A都市ガスエリア)に対応しています。都市ガスについては詳しくは以下の記事で。
解約時の違約金は?
利用期間が1年未満で解約する場合、3300円の解約事務手数料が発生します。
支払い方法は?
原則としてクレジットカード払いのみ対応しています。

エネワンでんきの評価
2人以上世帯なら「おすすめ」
エネワンでんきは2人以上世帯であればおすすめです。北電の従量電灯プランと比較して、ちゃんと安くなる料金体系です(2023年7月以降)
- 2・3人世帯→エネワンLプラン
- 4人以上世帯→エネワンLLプラン
一人暮らしのように電気の使用量が少ない世帯でLLプランを契約すると、北海道電力よりも電気代が高くなってしまうので注意してください。一人暮らしでエネワンでんきを契約するのであれば「エネワンスタンダード」が最も安いですが、一人暮らしの平均使用量では年間で数百円程度安くなるだけなのでメリットが薄いです。一人暮らしの方にはPontaでんきをおすすめします。

環境面・エコ
卸電力取引所32.3%、石炭火力26.4%、石油ほか火力11.4%、再エネ(水力含む)7.7%という電源構成を公表しています(2018年度12月度実績)
環境省が公表したCO2排出係数のデータによると、エネワンでんきのCO2排出量は1kWhあたり491g(2021年度実績)と、新電力としては平均的といえる水準でした。同549gの北海道電力と比べるとCO2排出量が約10%少ないです。