【低圧電力】エネワンでんき「動力プラン」の解説

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エネワンでんきの低圧電力「動力プラン」の解説


 プロパンガス大手サイサンが運営しているエネワンでんきの「動力プラン」を、他社の低圧電力プランと比較しながらメリット・デメリット両面を解説します。



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料金プランの解説


 まずは料金プランの特徴を紹介します。


いくらお得になるのか


 大手電力会社の「低圧電力」プランとの料金単価の比較と、小規模マンションのエレベーターを想定した年間削減額の目安です(契約容量3kW 月85kWh 力率85%)


基本料金

1kWあたり
従量料金
年間削減額

小規模マンションEV
夏季
その他
東北電力エリア -10.0%
1138.50円/kW
-0.3%
15.90円/kWh
-0.4%
14.44円/kWh
-4613円
東京電力エリア -8.0%
1032.27円/kW
-1.0%
17.20円/kWh
-1.1%
15.63円/kWh
-3404円
中部電力エリア -10.0%
1029.60円/kW
-0.4%
16.95円/kWh
-0.3%
15.41円/kWh
-4172円
北陸電力エリア -10.0%
1049.00円/kW
-0.5%
12.09円/kWh
-0.5%
11.03円/kWh
-4273円
関西電力エリア -10.0%
970.2円/kW
-0.4%
14.37円/kWh
-0.5%
12.89円/kWh
-3942円
中国電力エリア -10.0%
999.90円/kW
-0.4%
14.95円/kWh
-0.4%
13.66円/kWh
-4061円
四国電力エリア -10.0%
1004.85円/kW
-0.4%
15.74円/kWh
-0.4%
14.30円/kWh
-4081円
九州電力エリア -10.0%
910.80円/kW
0%
15.93円/kWh
0%
14.56円/kWh
-3643円
沖縄電力エリア -7.0%
1237.83円/kW
-0.4%
15.95円/kWh
-0.4%
14.56円/kWh
-3415円

 従量料金の単価が2段階に設定されている料金プランです。上記の表内の単価はすべて1段階目のもので、2段階目の料金単価は大手電力の「低圧電力」と比較しても割高となっているため注意が必要です。


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支払方法は?


 クレジットカード払いが可能です。サイサンのプロパンガスなどを契約している場合は、ガス代とまとめて口座振替も可能です。


解約時の違約金は?


 契約から12ヶ月未満で解約する場合に、解約事務手数料として3300円が発生します。


エネワンでんき「動力プラン」のメリット


 このプランのメリットを紹介します。


基本料金が大手電力会社よりも安い


 エネワンでんきの動力プランは、大手電力会社の「低圧電力」よりも基本料金が7〜10%安く設定されています。低圧電力では電気料金に占める基本料金の比率が大きい場合が多いため、メリットのある内容と言えます。


 それに加え、「省エネ割引」という割引も提供しています。毎月の使用量が、契約電力に50kWhを掛けた値よりも小さかった場合に、1kWhあたり50円を割引くというものです。例えば3kW契約ならば150kWh以下の使用量で150円の割引になります。


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エネワンでんき「動力プラン」のデメリット


 続いてデメリットを紹介します。


使用量が多い場合に割高


 記事前半でも紹介しましたが、エネワンでんきの動力プランは大手電力会社の低圧電力プランとは異なる2段階制の料金体系となっています。毎月一定以上の使用量を超えた部分には割高な料金単価が適用されます。


 2段階目は東北電力エリアでは75kWh超、東京電力エリアでは90kWh超と地域によって異なりますが、大手電力会社の低圧電力プランよりも大幅に割高な料金単価が設定されています。


 基本料金部分に適用される「省エネ割引」も一定以上の使用量を超えると適用されなくなるため、使用量が一定以上を超える場合に大手電力と比較したメリットが薄くなる料金プランと言えます。契約容量に対して使用量が多い場合は割高となるリスクもあります。


解約違約金の設定がある


 契約から1年未満で解約した場合に、3千円の解約手数料が発生するというのは記事前半でも紹介したとおりです。


 昨今は解約違約金が発生しない料金プランも多いですし、更に言えばエネワンでんきよりも「安くなる」料金プランで解約違約金が無いところも少なくないのでこの点はデメリットと言えます。


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