ENEOSでんきのオール電化プランの口コミ・評判

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ENEOSでんき「オール電化プラン」のメリット・デメリット


 ENEOSでんきが2025年春から提供を開始したオール電化プラン。実は大手電力のオール電化プランより割高になるケースも少なくありません。見落としがちな注意点を含め、メリット・デメリットを解説します。





料金プランとサービスの解説


 ENEOSでんきオール電化プランの概要を解説します。


いくら安くなるのか


 ENEOSでんきのオール電化プランは、東京電力などの大手電力各社のオール電化プランと比較して基本料金が割安に設定されています。電力量料金の部分はほぼ同額となっており、基本料金の部分で大手電力と差が生まれます。時間割は大手電力の現行のオール電化プランに準拠しています。


 ただし、地域や現在契約している料金プランによっては割高になる場合もあります。ENEOSでんきのオール電化プランは大手電力各社の「現行の」オール電化プランに準拠しているため、現行でないプラン(新規契約が終了しているもの)から切り替えると原則、電気代が高くなります。「現行プラン」とは以下を指します。



 参考までに、10kVA契約で月480kWhを使うオール電化住宅モデルケースを元に料金を試算しました(同額の燃料費調整額、再エネ賦課金は含まない)


大手電力 ENEOS 出光
北海道電力エリア 19759円
エネとくスマート
19288円 19735円
東北電力エリア 19612円
よりそう+スマートタイム
19390円 18475円
東京電力エリア 18860円
スマートライフL
18544円 18750円

支払い方法は?


 口座振替とクレジットカード払いに対応しています。


解約時の違約金は?


 解約違約金などはありません。


ENEOSでんき「オール電化プラン」のメリット


 大手電力や他新電力のオール電化プランと比較した際のメリットを整理します。


大手電力の現行オール電化プランより「安い」


 ENEOSでんきのオール電化プランは、大手電力各社の現行のオール電化プランよりも基本料金が割安な設定なので、その分電気代がちゃんと安くなります。


 他新電力のオール電化プランでは、大手電力のオール電化プランより明らかに割高になるものや、時間割が大手電力とは異なるため条件によっては割高になる可能性があるものがあります。ENEOSでんきオール電化プランは時間割もしっかり準拠しており、基本料金分「安く」なる料金設定です。


ENEOSでんき「オール電化プラン」のデメリット


 大手電力や他新電力のオール電化プランと比較した際のデメリットなどを整理します。


大手電力の過去オール電化プランより高い


 ENEOSでんきに限らず、新電力のオール電化プランは大手電力各社の「過去の」オール電化プランと比較して割高になるケースが多いです。過去のオール電化プランとは、現在新規申込受付を行っていない料金プランを指します(新規受付を終了しても既存のユーザーは継続利用できる場合が多い)


 例えば東京電力エナジーパートナーの電化上手からENEOSでんきオール電化プランに切り替えると、ENEOSでんきの方が電気代が高いです(当サイトのオール電化住宅モデルケース:10kVA・月480kWhでの試算)


給油の割引特典はENEOSカード払い時のみ


 ENEOSでんきには給油の割引特典がありますが、この割引特典はENEOSカードで電気代を支払った場合にのみ適用されます。他のクレジットカードや口座振替で電気代を支払うと給油の割引特典は使えません。なお、給油割引はガソリン・軽油・灯油で1円/Lとなっています(月150Lまで)


 同じくオール電化プランを提供している出光でんきはPontaカード(ポイントカード)から他社カードを含むクレジットカードをウェブのマイページから登録すると、2円/Lの給油割引特典が適用されます(月100Lまで) マイカーをお持ちの方には出光でんきのオール電化プランをおすすめします。


環境面・エコ


 環境省が公表したCO2排出係数のデータによると、ENEOSでんきのCO2排出量は1kWhあたり472g(2022年度実績)と、新電力としては平均的な水準でした。東京電力と比較すると排出量が大きいです。




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