ENEOSでんきの「解約」のすべて
1社でも多くの電力会社を自分で契約して確かめることを目標としている私が、ENEOSでんきを解約した際の体験談を交えながら、解約手順や解約違約金に関して詳しく解説します。
目次
ENEOSでんきの料金プランの解説
2023年秋のENEOSでんきの値上げを専門家解説ENEOSでんきの解約手順
まずはENEOSでんきの解約手順、流れを解説します。
次に利用する電力会社に申込みをした
ENEOSでんきの次に利用する電力会社がある場合は、その電力会社に「申込み」を行うだけでENEOSでんきの解約が完了します。電力自由化のシステムでそのようになっているので、「解約手続き」を行う必要はありません。
私がENEOSでんきを解約して他の新電力に切り替えた際も、ENEOSでんきに対しては何も行っていませんが解約手続きが完了しました。私の場合、次の電力会社に切り替わった翌日に、ENEOSでんきから「【ENEOSでんき】ご解約手続き完了のお知らせ」という以下のメールが届きました。
マイページの「見える化」は契約中は数時間遅れでデータが反映されていましたが、次の会社に切り替わった日（0時時点）からデータが反映されなくなりました。
電気の使用を停止する場合はENEOSに連絡
建物を解体する場合、あるいは引越し先で別の電力会社と契約して利用する場合など、電気の使用自体を止める場合は、ENEOSでんきへの連絡が必要です。
ウェブのマイページから手続きをしてください。解約手続きを忘れると料金が継続して発生してしまう場合もあるので忘れないように注意してください。
ENEOSでんきを1年で解約した感想
解約してみて感じたこと、気づいたことをまとめます。
解約違約金は掛からなかった
私は違約金が発生しない、縛りの無いプランで契約していたので、当然解約違約金などは発生しませんでした。ただし、2年契約の場合は解約金が発生する場合もあるので注意が必要です。
しばらくしてマイページにログイン不能に
ENEOSでんきを解約してから、しばらく（正確な期間は不明）経ったところ、ENEOSでんきのマイページにログイン出来なくなりました。少なくとも解約から約2年半はログイン出来ていたのですが、どこかのタイミングで出来なくなりました。
また、マイページで提供されている「見える化」については、過去2年分のデータを確認することが出来ましたが、2年を超えた分のデータを閲覧することが出来なくなっていました。過去の使用量データを活用している方は注意してください。ENEOSの場合はcsvで出力出来るので、消える前にダウンロードしましょう。
違約金が発生する2年契約はトクか損か
最後に、これからENEOSでんきを契約するか検討している人のために「2年契約」の違約金問題を解説します。
解約月以外の解約で1000円の違約金
ENEOSでんきの2年契約「にねんとく2割」は、通常の違約金の無い契約と比べて電気料金が0.2円/kWh安くなります。月300kWhの電力を使用すると差額は月60円です。契約を継続すると3年目以降は0.3円引きになります。
料金が安くなる反面、更新月以外の解約で1000円+税の「解約手数料」が発生します。更新月は契約から23・24ヶ月目で、それ以外のタイミングで解約すると解約手数料が掛かります。3年目以降も更新月以外に解約すると解約手数料が掛かる点には注意が必要です。
1〜2年半使えば通常契約よりお得
1100円の解約手数料は5500kWh分の電力使用に適用される割引額に相当します。5500kWhと言われてもピンと来ないと思うので、当サイトで設定している世帯人数別の平均使用量に換算すると以下のようになります（端数切り上げ）
| 世帯人数 | 月間使用量 | 期間 |
|---|---|---|
| 1人 | 170kWh | 30ヶ月(2年6ヶ月) |
| 2人 | 348kWh | 16ヶ月(1年4ヶ月) |
| 3人 | 391kWh | 15ヶ月(1年3ヶ月) |
| 4人 | 437kWh | 13ヶ月(1年1ヶ月) |
上記の期間以上、2年契約でENEOSでんきを利用すれば、解約手数料が発生してしまったとしても2年契約の方が「お得」です。
なお、ENEOSでんきは離島・沖縄を除く全国に対応しています。引越し先でも引き続きENEOSでんきを利用すれば解約手数料は発生しません。引越しの手続きはウェブのマイページから出来ます。
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