ENEOSでんきの電気代をdカードで払ってもお得ではない

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実はdカードで払ってもお得にはならないENEOSでんき


 dカードで支払うとポイントアップ特典が得られるENEOSでんき。しかし、注意深く見ると実はほとんどメリットは無いといえる事実があります。dカード払いの注意点を解説します。



dカード払いでポイントアップ特典があるENEOSでんき


 「お得になる」と思ってしまう原因から見ていきましょう。


ポイント還元率が1.5倍になる


ENEOSでんきの特別提携カードであるdカード

ENEOSでんき公式サイトより

 ドコモが発行しているdカードは、ENEOSでんきの「特別提携カード」となっています。dカードは通常100円(税込み)につき1ポイントのdポイントが付与されますが、ENEOSでんきの電気代を支払いに対しては更に200円(税込み)につき1ポイントが追加で付与される特典があります。


 通常の還元率が1%のところ、ENEOSでんきの支払いでは1.5%分のポイントが付与されるということで「お得」に感じます。


それでも「お得ではない」と言える注意点


 こうしたポイントアップ特典がある一方で、裏には注意点もあります。


T-POINTが付かなくなる


 ENEOSでんきでは、電気代200円(税抜)に対して1ポイント分のT-POINTが付与されます。これはENEOSが行っているポイント還元です。還元率は0.5%、税込み額ベースでは約4.6%です。


 しかし、このポイント還元はdカードで支払うことに対する特典との併用ができません。つまり、dカードで支払うとdカードから付与されるdポイントは増える一方で、ENEOSでんきから付与されるT-POINTは無くなるということです。


ENEOSでんきのT-POINT還元

T-POINTが付かなくなる

実はほぼプラマイゼロ


 dカード払いではポイント還元率が1.5%相当となります。一方、dカードと同じくポイント還元率が1%のクレジットカードで支払った場合でも、T-POINTと合わせると合計で約1.46%分のポイントが合計で付与されるので、差はわずか0.04%分となり、実はこの特典を利用してもプラマイほぼゼロであることが分かります。


 もっとも、税込み/税抜きベースの違いがあるため、特別提携カードの特典を利用した方が約0.04%お得になりますが、平均的な世帯(年間10万円)で月数ポイントの差でしかありません。見かけよりもお得度はかなり小さいです。


dカード払いをお得にする方法も


 そんなdカードとENEOSでんきですが、お得にする方法があります。


公共料金支払いでポイントがもらえるキャンペーン


 dカードは公共料金の支払いでの利用に力をいれており、新たに公共料金の支払いでdカードを利用すると1回限りですが300ポイントもらえるキャンペーンを実施しています(2020年6月から、終了期間は未定)


 dカード側でまずはエントリーが必要となるので、エントリーを忘れないようにしてください。


dカードでENEOSでんきを支払うと300ポイント


dカード払いよりもお得にする方法


 最後に、dカードで支払うよりも更にお得な支払い方法を紹介します。


リクルートカード1.2%還元+T-POINT還元


 ポイント還元率が高いことで知られるdカードですが、更にその上をゆく還元率のクレジットカードがあります。


リクルートカード


 リクルートカードは年会費無料でありながら、ポイント還元率は1.2%とdカードを上回ります。更にENEOSでんきのT-POINT還元と併用できるので、dカードで支払う場合よりも約0.16%分お得です(月に10円少々)


リクルートカード公式サイト



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