HIS電気 HTBエナジーの口コミ・評判

HTBエナジーの概要


親会社 H.I.S.(大手旅行代理店) 電力調達 他社、自社発電所など
供給エリア 一部離島を除く全国 契約条件 プランにより異なる


公式サイト(申込み)

特徴


・大手旅行代理店エイチ・アイ・エスの関連会社
・一部地域では使用量が多い世帯で最安値水準の料金


エイチ・アイ・エスの「たのしいでんき」


 HTBエナジーは長崎・佐世保のテーマパーク「ハウステンボス」が設立した新電力です。ハウステンボスは大手旅行代理店のエイチ・アイ・エスの子会社(他に九州電力なども出資)なので、HTBエナジーはエイチ・アイ・エスの孫会社ということになります。


 旅行やテーマパークと電力の間には全く関係性が無いため、「すぐ撤退するのでは?」「節操が無い」と思う人も多いでしょう。ですがHTBエナジーは、自社でLNG火力発電所や地熱発電所を建設するなど、しっかりと腰を据えて電力事業に参入しています。他の多くの新電力は自前の発電所を持っていませんから、それだけでも評価に値します。


 そんなHTBエナジーを、電力自由化の専門家として多数のメディア取材を受けてきた私が分かりやすく解説します。


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料金プランの解説


地域別 乗り換えでいくらお得になる?


 乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのか。
世帯人数別に、平均的な電気使用量のご家庭をシミュレーションしました。


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
従量電灯B5 20A契約不可 30A契約不可 40A契約不可 -5.0%
-8808円
ウルトラプラン -2.0%
-1214円
-6.0%
-7941円
-8.0%
-12329円
50A契約不可
プライムプラン 20A契約不可 30A契約不可 40A契約不可 -14.5%
-25596円
MUSUBIプラン 20A契約不可 0%
0円
0%
0円
0%
0円

 いずれのプランも、他社と比べて見劣りする料金水準と言えます。


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
従量電灯B5 20A契約不可 30A契約不可 40A契約不可 -5.0%
-7425円
ウルトラプラン 20A契約不可 -5.0%
-5481円
-6.0%
-7732円
50A契約不可
プライムプラン 20A契約不可 30A契約不可 40A契約不可 -10.8%
-16060円
MUSUBIプラン 20A契約不可 0%
0円
0%
0円
0%
0円

 30Aのみ、東北エリアでは最安値水準の料金プランです(ウルトラ30プラン)
 それ以外のアンペア数、使用量では他の新電力会社の方が安いでしょう。


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
ウルトラプラン -2.0%
-1031円
-5.0%
-5672円
-8.0%
-10609円
50A契約不可
プライムプラン 20A契約不可 30A契約不可 40A契約不可 -13.9%
-21217円
MUSUBIプラン 20A契約不可 0%
0円
0%
0円
0%
0円

 50A・60Aのみ契約できる「プライムプラン」は関東エリアでも最安値水準と言える低料金です。


 それ以外のアンペア数に関しては、他社の方がお得になるケースが多いでしょう。


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
ウルトラプラン -2.0%
-1048円
-6.0%
-6716円
-8.0%
-10428円
50A契約不可
プライムプラン 20A契約不可 30A契約不可 40A契約不可 -11.7%
-17481円
MUSUBIプラン 20A契約不可 0%
0円
0%
0円
0%
0円

 20A・30A・40Aで契約できるウルトラプラン、また50A・60Aで契約できるプライムプランは中部電力エリアでも最安値水準といえます。


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
従量電灯B5 20A契約不可 30A契約不可 40A契約不可 -5.2%
-6510円
ウルトラプラン -2.0%
-892円
-5.0%
-4723円
-8.0%
-8799円
50A契約不可
プライムプラン 20A契約不可 30A契約不可 40A契約不可 -11.2%
-14066円
MUSUBIプラン 20A契約不可 0%
0円
0%
0円
0%
0円

 50A・60Aで契約できるプライムプランは、使用量が多い場合に北陸電力エリアの新電力としては上位のお得な料金プランです。


お得率と年間節約額
1人
月170kWh
2人
月348kWh
3人
月391kWh
4人
月437kWh
ウルトラプラン -1.7%
-743円
-5.8%
-5899円
-6.2%
-7261円
-6.5%
-8718円
プライムプラン +0.7%
+302円
-11.1%
-11341円
-13.2%
-15469円
-14.9%
-19885円
MUSUBIプラン 0%
0円
0%
0円
0%
0円
0%
0円

 関電の従量電灯Aと比較して一律9%オフになるウルトラプランは、電気の使用量が少ない一人暮らし世帯で関西最安値水準の料金プランです。


 プライムプランは使用量が多い世帯向けのプランで、一定以上の電力を消費する世帯では関西でも最安値水準と言える低料金です。


お得率と年間節約額
1人
月170kWh
2人
月348kWh
3人
月391kWh
4人
月437kWh
ウルトラプラン -0.6%
-292円
-4.8%
-5083円
-5.2%
-6301円
-5.5%
-7603円
プライムプラン +6.6%
+3095円
-6.3%
-6754円
-8.2%
-9933円
-9.7%
-13333円
MUSUBIプラン 0%
0円
0%
0円
0%
0円
0%
0円

 中国電力の従量電灯Aと比較して一律8%引きになる「ウルトラプラン」は、電気の使用量が少ない一人暮らし世帯で最安値水準の料金プランです。


 プライムプランは使用量が多い世帯向けのプランで、一定以上の使用量があれば中国電力エリアでも上位のお得な料金プランです。


お得率と年間節約額
1人
月170kWh
2人
月348kWh
3人
月391kWh
4人
月437kWh
ウルトラプラン -0.7%
-330円
-3.6%
-3890円
-3.9%
-4829円
-4.2%
-5833円
プライムプラン +5.7%
+2715円
-6.2%
-6675円
-8.3%
-10267円
-10.1%
-14109円
MUSUBIプラン 0%
0円
0%
0円
0%
0円
0%
0円

 ウルトラプランは四電の従量電灯Aと比較して一律6%安くなるプランで、一人暮らし世帯では四国エリアでも上位のお得な料金プランです。


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
従量電灯B5 20A契約不可 30A契約不可 40A契約不可 -5.0%
-6819円
ウルトラプラン -2.0%
-914円
-6.0%
-6032円
-8.0%
-9402円
50A契約不可
プライムプラン 20A契約不可 30A契約不可 40A契約不可 -13.9%
-18835円
MUSUBIプラン 20A契約不可 0%
0円
0%
0円
0%
0円

 ウルトラプランは使用量が少ない世帯で、プライムプランは使用量が多い世帯でそれぞれ九州で「安い」と言える料金プランです。


お得率と年間節約額
1人
月170kWh
2人
月348kWh
3人
月391kWh
4人
月437kWh
ウルトラ沖縄 -3.0%
-1565円
-3.0%
-3415円
-3.0%
-3885円
-3.0%
-4387円
プライム沖縄 +2.1%
+1077円
-3.8%
-4313円
-4.9%
-6362円
-5.8%
-8553円

 新電力としては珍しく、沖縄本島エリアにも対応しています。
 ウルトラプランは沖縄電力の「従量電灯」と比較して一律3%安くなる料金体系で、新電力としては「平均的」な料金水準です。


 プライムプランは使用量が多い場合にお得になるプランで、3人以上の世帯では沖縄電力エリアの新電力の中でも「最安値水準」の安い料金プランと言えます。


公式サイト(申込み)

プライムプラン


 使用量が多い場合に電気代が安いことに加え、生活のトラブルをサポートしてくれる「あんしんサポート365」というサービスが無料で付帯しています。


んしんサポート365


 水回り(水漏れやトイレなど)、カギ、ガラスのトラブルが起きた時に、出張料・60分以内の作業料が無料で対応してくれます。部品代などが掛かった場合は費用が請求されますが、自分で業者を手配するよりもお得です。


 また、離れて暮らす家族の在宅状況を無料で確認しに行ってくれる「在宅確認サポート」もあります。


ママトクコース


 毎日一定時間帯の電気料金が「無料」のママトクコースと朝ママトクコースを紹介します。


 朝ママトクは6〜8時、ママトクは19〜21時の電気料金が無料になるというプランです。この時間帯にまとめて家事をする人に魅力的なプランです。


 ただし、注意点もいくつかあります。



 契約にあたってはスマートメーターから取得した30分ごとの使用量データをもとに、詳しくシミュレーションすることを強くおすすめします。そうでないと正確な試算が出来ないので、当サイトのシュミレーションなどには載せていません(他の比較サイトの試算結果もアテにしないほうがいいです)


公式サイト(申込み)

旅トクコース


 東京電力エリアで40A以上の世帯限定で、「旅トクコース」という料金プランもあります。


 このプランで契約した世帯がH.I.S.で旅行(国内・海外)に行く場合、旅行に行った月の基本料金が「無料」になるというプランです。1ヶ月のみですが、年4回まで適用できるため最大年4ヶ月分の基本料金が無料になります。


 料金単価は通常プランより割高。


アンペア 基本料金(月)
40A 1044円
50A 1330円
60A 1616円

 使用条件にもよりますが、年3回旅行に行くと通常プランより安くなるかな、という感じです。旅行に全く行かない場合でも、東電(従量電灯B)よりわずかに安いです。


MUSUBIプラン


 電気を使うことで「寄付ができる」プランです。



 料金の安さを求めるのではなく、電気料金を通じて社会貢献が出来るプランです。料金は大手電力会社の従量電灯と同額なので、「実施負担ゼロ」で寄付が出来ます。世帯あたりの電気代は平均10万円なので、年間4500円程度寄付出来るでしょう。


 寄付先は子供の人身売買撲滅に向けて動いている団体や、子供たちに学ぶ場を提供いている団体などがあります。


 寄付額の分は寄付金控除などの対象になるので、確定申告をすれば税金の還付を受けられる場合もあります。詳細はHTBエナジー公式サイトをご覧ください。


「ニチデン」プラン


 HTBエナジーの別ブランドとして、「ニチデン」プランというものがあります。こちらは使用量が多い世帯で割安、使用量が少ないと割高になる料金プランです。


 詳しい解説は以下の記事で。


最新のキャンペーン情報


 2020年8月31日までに新規で「ウルトラプラン」か「プライムプラン」申し込んだ個人を対象に、電気料金が1ヶ月無料になるキャンペーンを実施しています。


 当サイトの試算にはこの割引分を含めていません。


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HTBエナジーのサービス


セット割や特典は?


 HTBエナジーの契約者向けに、H.I.S.の旅行(国内・海外)を特別価格で提供する「H.I.S. BENEFIT SECTION」というサービスを提供しています。
 旅行代金に応じて、一人あたり1000〜3000円の割引を受けられます。


 なお、「東京ガス」のエリアにお住まいの人に限られますが、HTBエナジーはガス自由化にも参入したため、ガスとのセット割引も導入されました。ガスのみの契約は出来ず、電気とのセット契約が必要です。


解約時の違約金は?


 1年未満の解約2千円+税が発生します。


 1年以上利用すればその後は違約金は掛かりません。


支払い方法は?


 クレジットカード払いと、コンビニ払い(手数料200円)の他、口座振替にも対応しました。
 口座振替は手数料不要で、都市銀行や主要な地銀の他、主要なネット専業銀行(ネットバンク)にも対応しています。


電気使用の「見える化」サービス


 HTBエナジーのサイトにログインすると、ご自宅の電気使用量を「見える化」するサービスが付いています。スマートメーターで取得したデータをグラフで確認出来るので、節電意識の向上や電気の使い方の改善に役立てることができます。


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HTBエナジーの評価


環境・エコ

HTBエナジーはCO2排出量がやや多い

 2018年度実績のCO2排出量は1kWhあたり577gと、他の新電力や大手電力会社と比較して「やや多い」と言える水準です。


 電源構成は詳細に公表していませんが、卸電力取引所からの市場調達を行っているとしています。


HTBエナジーってどんな会社なの?


 エイチ・アイ・エスの系列会社ということは説明しましたが、どんな会社なのか気になる人も多いと思うので、最後に詳しく紹介します。


こんな会社です


 HTBエナジーは2015年に設立されたばかりの会社ですが、既に売上高は50億円以上・6万件以上の契約を獲得する規模になっています(2017年9月期目標:H.I.S.決算説明会資料より) 来期には100億円の売上を目指しているそうです。


夜のハウステンボス

夜のハウステンボス

 設立の経緯としては、H.I.S.創業者でHTBエナジー会長でもある澤田秀雄氏がハウステンボスを運営していて「何でこんなに電気代が高いのか」と感じたことがきっかけだったそうで、実際にハウステンボスにも電気を供給しているそうです。


今後の展望に注目


 HTBエナジーはとても大きなビジョンを掲げています。


 既に太陽光発電所や地熱発電所を保有していますが、ガス火力発電所やバイオマス発電所などを全国各地に建設することを表明しています。


発電所(計画中も含む) 規模
LNG火力発電所(関東) 10万kW以上
バイオマス発電(宮城) 4.1万kW
地熱発電(大分) 40kW
太陽光発電
(ハウステンボス敷地内)
250kW
ガス火力発電
(ハウステンボス敷地内)
1.2万kW

 また、ガスを運ぶタンカーやガスを貯蔵する基地の建設も検討しています。母体は旅行代理店ですが、新規参入企業としては異例の大規模な投資を打ち出しており、今後の動向に目が離せません。


公式サイト(申込み)

ガス自由化にも参入(関東のみ)


 前半でも紹介しましたが、HTBエナジーは「ガス自由化」にも参入しガスの供給も始めました。


 当初は東京ガスのエリアにお住まいで、HTBエナジーの電気を契約している人のみが利用できます。電気と同様に、使用量が少ない世帯で特にお得になる料金プランです(一律「3%オフ」)


 詳しくは以下の記事をご覧ください(姉妹サイト)


 日経が2017年に報じたところによれば、佐世保市周辺でもガスの小売を検討しているとのことですが、その後の続報はありません。




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