北陸ガス電気の概要
運営会社 | 北陸ガス | 電力供給 | 東北電力 |
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供給エリア | 東北電力管内 | 契約条件 | ガス利用者 |
目次
北陸ガス電気の特徴
- 2024年9月受付開始
- 東北電力が電気を供給
北陸ガスが東北電力と提携して電気の販売を開始しました。2016年の電力自由化、続く17年のガス自由化ではガス会社が電気の販売に、電力会社がガスの販売に続々と乗り出していますが、北陸ガスもその動きからだいぶ遅れて電気の販売を開始します。
そんな北陸ガスの電気のメリット・デメリットを他社と比較しながら詳しく解説します。
料金プランとサービスの解説
乗り換えでいくらお得になる?
乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのか。
総務省統計から算出した世帯人数別の平均的な電気使用量をもとに、東北電力の標準的なプランである「従量電灯」と比較します(2024年10月分燃料費調整額を含んだ試算)
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
北陸ガス ベーシック |
-1980円 | -1980円 | -1980円 | -1980円 |
北陸ガス バリュー |
+8143円 | -3480円 | -6705円 | -7957円 |
テラセルでんき 超TERASELでんき東北B |
-1127円 | -4830円 | -6817円 | -8758円 |
テラセルでんき TERASELでんき東北B |
-2182円 | -5002円 | -5674円 | -6563円 |
標準的な世帯向けの「ベーシック」と、電気の使用量が大きい世帯向けの「バリュー」の2プランを提供しています。いずれも北陸ガスのガス利用者向けの提供で、ガスとのセット割引を試算に含めています。
「ベーシック」は1人暮らし世帯の平均的な使用条件で東北エリアで最安水準と評価できる料金設定です。3人以上世帯であれば「バリュー」がやはり最安水準と言ってもよい料金水準ですが、いずれもテラセルでんきと比較するとやや割高です。
セット割引は?
ベーシック・バリューとも北陸ガスのガスとのセット契約で月110円の割引があります。当サイトの試算にはこのセット割引を含めています。
解約時の違約金は?
解約違約金などはありません。
支払い方法は?
口座振替とクレジットカード払いに対応しており、ガス料金と合算して電気料金を支払います。
北陸ガス電気の評価
1人暮らしと3人以上世帯なら「安い」
記事前半でも紹介したとおり、北陸ガスの電気は1人暮らしと3人以上世帯の平均的な使用条件では東北でも最安水準と言える料金水準です。他社から何年も遅れて参入しただけのことはある料金プランです。
とはいえこれらの条件でも、テラセルでんきの方が更に安いので安さにこだわる方にはテラセルでんきをおすすめします。
2人世帯の平均使用条件では他社に見劣り
2人暮らしの平均的な使用条件(30A契約・月348kWh)では、北陸ガスの電気は東北電力の標準メニューと比較して割安ではあるものの、他社と比較して競争力がある料金水準ではありません。他社を検討することをおすすめします。
環境面・エコ
北陸ガスの電気は東北電力が供給します。東北電力の電気なので東北電力から乗り換えても環境負荷は変わりません。
環境省が公表したCO2排出係数のデータによると、東北電力のCO2排出量は1kWhあたり460g(2022年度実績)と、国内の大手電力・新電力会社としては平均的な水準です。