イデックスでんきの低圧電力「ビジネスプランB」の解説
九州を地盤とする新出光が提供している「イデックスでんき」の低圧電力プランであるビジネスプランBを、九電や他の新電力と比較しながらメリット・デメリットを詳しく解説します。
目次

料金プランの解説
まずは料金プランの特徴を紹介します。
いくらお得になるのか
大手電力会社の「低圧電力」プランとの料金単価の比較と、小規模マンションのエレベーターを想定した年間削減額の目安です(契約容量3kW 月85kWh 力率85%)
1kWあたり |
小規模マンションEV | |||
九州電力エリア | -3.0% 981.64円/kW |
-3.4% 16.54円/kWh |
-3.3% 14.92円/kWh |
-1631円 |
基本料金、従量電灯ともに九州電力の「低圧電力」よりも割安な料金単価が設定されています。

支払方法は?
クレジットカードと口座振替での支払いに対応しています。
解約時の違約金は?
解約によって違約金が発生することはありません。

イデックスでんき「ビジネスプランB」のメリット
このプランのメリットを紹介します。
ペーパーレス割引で月55円オフ
上の試算には含めていませんが、紙の請求書を発行しない場合に「ペーパーレス割引」として月55円・年間で660円の割引を受けることが出来ます。
請求額などはウェブのマイページからも確認出来るので、紙で必要としない場合は割引を受けた方がお得です。ペーパーレス割引を含めると、九州エリアの新電力としては「平均的」な料金水準となります。
使用量が多くても割高にならない
新電力の低圧電力(動力プラン)は基本料金が大手電力会社と比較して割安な反面、従量料金の単価が大幅に割高に設定されていたり、あるいは毎月一定以上の使用量を超えると割高な料金単価が適用されるものが目立ちます。
それに対しイデックスでんきのビジネスプランBは基本料金、従量料金ともに九州電力よりも割安な料金設定なので、使用量に関係なくお得に使えます。また、契約容量に対して使用量が多い場合は九州エリアの新電力の中でも「お得な」料金プランとなります。

イデックスでんき「ビジネスプランB」のデメリット
続いてデメリットを紹介します。
使用量が少ない場合はお得感が小さい
基本料金・従量料金ともに九電よりも割安ですが、特に電気の使用量が多くないケースではお得感で他社に見劣りします。
契約容量に対して使用量が多いケースでは上位のお得な料金プランですが、例えば小規模マンションのエレベーター(3kW契約、月85kWh)というケースでは九州エリアの新電力の中でも節約メリットが小さいです。