ISでんきの概要
運営会社 | アイエスガステム | 電力調達 | myでんき (JXTGエネルギー) |
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供給エリア | 東京電力管内 | 契約条件 | 特に無し |
目次
I・Sでんきの特徴
- 千葉のプロパンガス会社、アイエスガステムが募集
- JXTGエネルギーの「myでんき」の電気を供給
- 料金プランはmyでんきとほぼ同じ
千葉県船橋市に本社を置くアイエスガステム社が募集している電気です。アイエスガステムは1884年創業と歴史のある会社で、千葉県内を中心にプロパンガス事業などを手がけています。
そんなアイエスガステム社がガソリンスタンドの「エッソ」や「モービル」「ENEOS」などを展開するJXTGエネルギーと提携して提供しているのが「ISでんき」です。JXTG社の「myでんき」と同じ料金プランとなっています。
アイエスガステム社自身も2019年5月に電気の販売に必要な登録を済ませ、また7月には「ISGでんき」を商標出願しており、今後はmyでんきの代理店をやめて独自ブランドに移行するのではないかとみられます。
そんな「ISでんき」のサービス内容を詳しく解説します。
料金プランとサービスの解説
乗り換えでいくらお得になる?
乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのでしょうか。
世帯人数別に、平均的な電気使用量のご家庭をシミュレーションしてみました。
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
東京電力エリア 標準プラン |
0% 0円 |
-3.3% -3776円 |
-5.3% -7062円 |
-5.3% -8128円 |
東京電力エリア まとめて300 |
20A契約不可 | -7.5% -8468円 |
-6.7% -8937円 |
-6.2% -9440円 |
東京電力エリア まとめて400 |
20A契約不可 | +4.4% +5027円 |
-8.1% -10746円 |
-9.5% -14585円 |
東京電力エリア たっぷりプラン |
20A契約不可 | -2.8% -3156円 |
-4.5% -5989円 |
-5.9% -9020円 |
冒頭でも紹介したように、「myでんき」と同じ料金プランです。
料金水準は、関東エリアの他の新電力と比較して「平均」か「やや高い」と言える水準です。東電と比較すると安くなります(一部は割高になる場合も)が、新電力としてはやや見劣りします。
セット割引は?
セット割引きなどはありません。
なお、I・Sでんき、myでんきともにガソリンの割引特典はありません。ちなみに競合である昭和シェル石油の電気や、myでんきと同じ会社であるENEOSでんきには電気の契約で給油割引特典があります。
解約時の違約金は?
解約時の違約金などは発生しません。
支払い方法は?
口座振替とクレジットカード払いに対応しています。
I・Sでんきの評価
環境面・エコ
2015年度後半実績の電源構成は48%が石油火力発電、33%がガス火力、13%が石炭火力発電となっており、火力発電が中心です。
2017年度実績のCO2排出量は1kWhあたり509gと、東電・中電・関電と比べてやや排出量が多いものの、電力会社としては「平均的」と言える水準です。
今後もし自社供給に切り替わった場合は、電源構成などが大きく変わる可能性があります。
今後の動向は?
記事冒頭でも紹介しましたが、現在は旧東燃ゼネラル石油の電力事業であったmyでんきの代理店であるISでんきは、今後アイ・エス・ガステム社の独自ブランドに切り替わる可能性があります。
本家のmyでんきはENEOSとの統合により2019年夏をもって新規申込みを終了しており、終息に向かっています。そんな中、アイ・エス・ガステム社は2019年5月に新電力を営むのに必要な登録を完了、また同7月には「ISGでんき」を商標出願しています。
経産省のサイトに掲載されている情報によれば、家庭向けの電力供給を東京電力管内で計画しているとされており、今後の動向が気になるところです。