J:COM電力の口コミ・評判

2023年4月分から大幅に値上げされます
値上げについては以下の記事で解説します
市場連動調整単価で値上げするJCOM電力 契約者の対処方法は?

J:COM電力の概要


運営会社 ジュピターテレコム 電力調達 サミットエナジー
供給エリア 北海道、東北、関東
関西、中国、九州
契約条件 特に無し

J:COM電力の特徴



 J:COMのサービスを提供しているジュピターテレコムは、KDDIと住友商事が出資しているケーブルテレビ局です。映像サービスのほか、インターネット回線などのサービスを提供しており、J:COM電力はそうしたJ:COMのサービスを利用している人が利用できます。


 2021年3月時点で契約数は100万件以上と、電力自由化で参入した新電力の中でもトップ10に入る高いシェアを獲得しています(ジェイコム系を合計してシェアを計算すると)


 そんなジェイコム電力の特徴や契約する際の注意点を、詳しく解説します。


料金プランとサービスの解説


乗り換えでいくらお得になる?


 乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのでしょうか。
 世帯人数別に、平均的な電気使用量のご家庭をシミュレーションしました(下記の試算に燃料費調整は含めていません)


シュミレーション条件
お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
北海道電力エリア
従量B
-0.6%
-352円
-2.7%
-3523円
-3.4%
-5277円
-4.0%
-7454円
東北電力エリア
従量B
-0.6%
-279円
-2.2%
-2366円
-3.0%
-3877円
-3.7%
-5495円
東京電力エリア
従量B
-0.6%
-300円
-2.2%
-2475円
-3.1%
-4054円
-3.8%
-5743円
関西電力エリア
従量A
-0.6%
-282円
-2.3%
-2340円
-3.3%
-3821円
-4.1%
-5406円
中国電力エリア
従量A
-0.6%
-294円
-2.3%
-2420円
-3.2%
-3947円
-4.0%
-5581円
九州電力エリア
従量B
-0.6%
-267円
-2.1%
-2129円
-3.0%
-3476円
-3.6%
-4917円

 燃料費調整を含めない上記の試算では大手電力よりも若干安くなる結果となりましたが、2022年11月に燃料費調整部分を値上げするため、今後は大手電力従量電灯よりも割高になります。


 更に、2023年4月からは電力取引価格の変動を転嫁する市場連動調整単価を導入し、更に値上がりします。2022年秋の値上げの時点で大手電力従量電灯より割高になっていますが、更に高くなるので注意してください。


 値上げに関しては以下の記事で確認してください。


 最新月の燃料費調整を含めた料金試算は以下の料金一括シミュレーションで確認できます。


オール電化プランも提供


 J:COM電力ではオール電化プランも提供しています。大手電力会社の現行、過去のオール電化プランと比べてしっかりと料金が安くなる料金体系です。


 オール電化プランについては以下の記事で詳しく解説します。


セット割引は?


 当サイトの試算には含めていませんが、J:COMの対象サービスとの「セット割引」があります。電気だけでの契約も可能です。


 地域やサービスによって金額や条件が異なりますが、例えば関東で戸建住宅の場合、月330円の割引が24ヶ月間適用されます。


 電気料金プランは使用量が少ないとメリットが少ないですが、セット割引を含めるとむしろ一人暮らしや二人暮らしでメリットが大きいと言えます。


解約時の違約金は?


 電気だけで契約する場合は、解約違約金などは掛かりません。J:COMの通信サービスなどと一緒に契約する場合は、通信サービスの解約に伴って解約金が発生する場合があるので注意してください。


 また、契約事務手数料等の初期費用もありません。


支払い方法は?


 クレジットカード払いのほか、口座振替にも対応しています。


J:COM電力の評価


 


2022年11月に値上げ 大手電力従量電灯より割高に


 2022年11月1日に燃料費調整の上限を撤廃することで、大幅に値上げすることを発表しました。


 現在の燃料価格の水準では、大手電力の標準プランである従量電灯よりも電気代が割高になります。オール電化プランを契約している人以外は注意が必要です。値上げに関する詳細は以下の記事で解説しています。


環境面・エコ


 住友商事系のサミットエナジーの電気を供給しています。
 主な電源構成は以下のとおり(19年度実績、J:COM電力公式サイトより)


電源 構成
卸電力取引所 36.4%
FIT電気 18.0%
ガス火力発電 14.2%
石炭火力発電 13.6%
再エネ 3.6%
原子力 0.0%
その他 14.1%

 なお、FIT電気は大元は再エネで発電された電力ですが、制度上は「再エネではない」「CO2を排出する」電力として扱われているものです。火力発電などと同じようなものです。


 CO2排出量については、JCOMグループの中でも地域ごとに異なる供給元によって若干の差がありますが、2020年度実績(2022年1月発表)では概ね1KWhあたり480g程度と、新電力としては平均的といえるCO2排出量です。




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