JCOM電気が電気代高騰中!大手電力より割高な原因は?

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JCOM電気の電気代が大手電力より割高に推移


 JCOM電気が大手電力各社の標準メニューと比較して、大幅に割高に推移しています。このような事態になっている原因と、契約者の対処方法を解説します。



市場連動型になったことで大幅に割高に推移


 JCOM電力は市場連動型プランへ移行したことで、電気代が大幅に割高になりました。


いくら高くなっているのか


 「高くなっている」と言われてもイメージしづらいと思うので、具体的な数字をお示しします。一般的な家庭(30A契約・月300kWh)で電気を使用した場合、JCOM電力は各地域の大手電力各社(東京電力や関西電力など)の標準メニューと比較して年間でいくら割高になっているのか、2023年10月分の調整単価を含めて計算した結果です。


エリア 料金水準
北海道電力エリア 年間37766円割高
東北電力エリア 年間83368円割高
東京電力エリア 年間50140円割高
簡裁電力エリア 年間58136円割高
中国電力エリア 年間34669円割高
九州電力エリア 年間24933円割高

 月ベースで数千円以上、大手電力の標準メニューよりも割高になっています。例えば東京電力管内では、東京電力と比較で44.67%も割高になっています(再エネ賦課金、政府電気代補助金を含まない)


高くなっている原因は「電源調達調整単価」


 電気代が割高になっている最大の原因は、電源調達調整単価です。


 電源調達調整単価はJCOMが電力を調達する際のコストの変動を、毎月の電気代に転嫁する仕組みです。東京電力や関西電力の標準メニューのような大手電力各社にも「燃料費調整制度」がありますが、これは財務省が公表している「貿易統計」の数字をもとに、エネルギーの輸入価格の変動を電気代に転嫁する仕組みです。


 JCOM電力の電源調達調整単価は、一般的な燃料費調整単価とは異なる計算方法で計算しており、電力取引価格などを転嫁しているものと思われます。


 では、実際の電源調達調整単価を見てみましょう。2023年10月分の調整単価です(東京電力管内向け)


JCOM調整単価(合計) 東京電力EP調整単価
11.42円/kWh -5.73円/kWh 17.15円/kWh

 電気代の単価に17.15円の差が生じています。例えば月300kWhを使う一般家庭の場合、この差によって電気代に月5145円の差が生まれています。JCOM電力の電気代が高くなっている最大の要因はこの部分です。


JCOM電力契約者が取るべき対処方法


 JCOM電力契約者は何をすべきか、対処方法を紹介します。


他社への切り替えを推奨


 JCOM電力は全国の電力会社(大手電力・新電力)の中でも、電気代が高額な部類に入ります。他社に切り替えることで電気代を大幅に引き下げることが出来ます


 東京電力や関西電力といった大手電力各社の標準メニューに切り替えても、一般家庭の平均的な使用条件で月数千円は安くなるイメージです。大手電力各社よりも割安な新電力を選ぶことで更に安くなります。


 ただし、関西・九州にお住まいの方には原則として新電力ではなく大手電力会社(関西電力・九州電力)の従量電灯プラン(従量電灯A・B・C)を推奨します。この2地域では新電力が大手電力標準メニューより割高になるケースが多いため、新電力への切り替えを推奨しません。この2地域以外にお住まいの方には新電力をおすすめします。


JCOM電力からの切り替えにおすすめの新電力(地域別)


 電気代が高騰しているJCOM電力から切り替えるのにおすすめの電力会社を、地域別に紹介します。世帯人数別の平均使用量で、各地域の大手電力各社の標準メニュー(従量電灯)と料金を比較しています。JCOM電力からの切り替えでは、試算値より更に削減額が大きくなります。


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
備考
オクトパスエナジー
グリーンオクトパス
2023-12
-8287円 -18973円 -22427円 -26080円
ミツウロコでんき
従量電灯B
-270円 -6976円 -8844円 -10842円

お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
備考
TERASELでんき
超TERASEL東北B
-1127円 -4830円 -6817円 -8758円
TERASELでんき
TERASEL東北B
-2182円 -5002円 -5674円 -6563円
ミツウロコでんき
従量電灯B
+1657円 -3062円 -4342円 -5711円

 世帯人数ごとの「平均使用量」で試算した、東京電力エナジーパートナーの標準メニュー(スタンダードS)と比較した年間でお得になる金額の目安です(2026年1月分の燃料費調整額・料金、ポイント還元原則含む、同額の再エネ賦課金・政府電気代補助金は含まない)


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
備考
TERASELでんき
超TERASEL東京B
-1683円 -8159円 -10722円 -13566円
CDエナジー
ベーシックでんきB
-1888円 -6667円 -9366円 -12221円
東京ガス
ガスセット契約
-928円 -3017円 -3648円 -4323円
東京ガス
電気のみ
-570円 -2248円 -2759円 -3305円

お得率と年間節約額
1人
月170kWh
2人
月348kWh
3人
月391kWh
4人
月437kWh
備考
奈良電力
ならでん電灯A
+249円 -7143円 -9367円 -11747円
コスモでんき
スタンダード
0円 -2640円 -5160円 -6120円
燃料費調整の関係で、多くの新電力が関電従量電灯Aより割高です

お得率と年間節約額
1人
月170kWh
2人
月348kWh
3人
月391kWh
4人
月437kWh
備考
TERASELでんき
超TERASEL中国A
-1086円 -6213円 -8862円 -11695円
ミツウロコでんき
従量電灯A
-210円 -6584円 -8297円 -10129円
TERASELでんき
TERASEL中国A
-2693円 -6094円 -6962円 -7889円

 九州では新電力の利用を推奨しません。九州電力の従量電灯B・Cを推奨します。





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