シンエナジーの「低圧電力ワイド」の解説

シンエナジーの「低圧電力ワイド」の解説


 中堅新電力のシン・エナジーが大手電力会社の「低圧電力」相当のプランである低圧動力ワイドというプランを提供しています。他の新電力のプランと比較して大きく違う点もあるので、注意点も含めて分かりやすく解説します。



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料金プランの解説


 まずは料金プランの特徴を紹介します。


いくらお得になるのか


 大手電力会社の「低圧電力」プランとの料金単価の比較と、小規模マンションのエレベーターを想定した年間削減額の目安です(契約容量3kW 月85kWh 力率85%)


基本料金

1kWあたり
従量料金
年間削減額

小規模マンションEV
夏季
その他
東北電力エリア -6.0%
1188.61円/kW
0%
15.95円/kWh
-0.1%
14.49円/kWh
-2758円
東京電力エリア -7.2%
1040.93円/kW
-2.1%
17.01円/kWh
-2.0%
15.48円/kWh
-3255円
中部電力エリア -9.0%
1040.93円/kW
-0.6%
12.15円/kWh
-0.6%
11.09円/kWh
-3813円
北陸電力エリア -10.0%
1049.38円/kW
-0.1%
12.15円/kWh
-0.1%
11.09円/kWh
-4209円
関西電力エリア -40.9%
636.57円/kW
+11.5%
16.30円/kWh
+14.4%
15.02円/kWh
-14017円
中国電力エリア -15.4%
939.58円/kW
-0.8%
14.92円/kWh
-0.7%
13.66円/kWh
-6271円
四国電力エリア -15.0%
949.03円/kW
+8.0%
17.06円/kWh
+7.9%
15.50円/kWh
-4836円
九州電力エリア -10.0%
910.76円/kW
-3.3%
16.55円/kWh
-3.3%
14.92円/kWh
-4180円
沖縄電力エリア -5.0%
1264.45円/kW
-0.1%
16.00円/kWh
0%
14.62円/kWh
-2398円

 いずれの地域でも基本料金が割安です。
 従量料金は「二段階制」の料金単価を取っています(上表は1段階目のもの) 2段階目は大手電力会社の低圧動力プランよりも割高に設定されている点に注意が必要です。詳しい注意点は記事後半で。


 小規模マンションのエレベーターという条件では、関西と沖縄でトップクラスのお得な料金プランと言えます。


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支払方法は?


 クレジットカード払いと口座振替に対応しています。


解約時の違約金は?


 特に契約期間の定めは無く、解約によって違約金が発生することはありません。


シン・エナジー「低圧電力ワイド」のメリット


 このプランのメリットを紹介します。


基本料金が割安


 いずれの地域でも、大手電力会社の「低圧電力」と比較して基本料金が割安に設定されています。特に関西では関電よりも40.9%安と大幅に安いです。


 低圧電力(動力プラン)では、毎月の電気代の請求額に占める基本料金のウェイトが大きい場合が多いです。基本料金を削減出来ることで電気代全体として割安になるケースが多いです。


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シン・エナジー「低圧電力ワイド」のデメリット


 続いてデメリットを紹介します。


2段階制の従量料金単価


 大手電力の「低圧電力」は使用量に関係なく一律の従量料金単価というのが一般的です(季節変動はある) それに対し、シン・エナジーの低圧動力ワイドは使用量に応じて料金単価が2段階で変わる仕組みを取っています。


 具体的には「契約電力に100時間を乗じた電力量」が1段階目、それを超えると2段階目の料金単価が適用されます。分かりやすく言うと3kW契約の場合、月の使用量が300kWh分までは1段階目、それ以上の分は2段階目の従量料金単価で計算されます。


 注意すべき点としては、2段階目の料金単価が1段階目のものと比較して割高、大手電力と比較しても大幅に割高に設定されている点です。2段階目まで使うと電気代が大手電力会社よりも割高になる場合があります。


 したがって、シン・エナジーの「低圧動力ワイド」は使用量がそれほど多くない用途でお得なプランと言えます。使用量が多い場合は、ENEOSでんきなど他社を検討することをおすすめします。


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