熊本電力の評価

熊本電力の概要


親会社 TakeEnergy
Corporation
電力調達 他社提携発電所
将来的には県内再エネ
供給エリア 東京、九州電力エリア 契約条件 東電エリア 40A以上
九電エリア 30A以上


熊本電力公式サイト

熊本電力の特徴


・熊本県内に最初に設立された新電力会社
・九州と関東で「最安値級」の低料金
・CO2排出量が多い


 熊本電力は、太陽光発電所の運営などを手掛けるTakeEnergyCorporation(テイクエナジーコーポレーション)が設立母体の地域新電力です。熊本県内初の新電力として経産省の登録を受けました。


 現状では卸取引所を通じて電気を調達するそうですが、今後は熊本県内を中心とした再生可能エネルギーの調達を進めていくとしています。親会社が熊本県内(山都町)でメガソーラー発電所を運営しており、そうした電源の活用が期待されるほか、太陽光発電の余剰電力買取に参入することを表明しました。


 2016年4月に起きた熊本地震では、本社を置く菊陽町や近隣の病院などに支援物資の提供を行うなど、精力的に救援活動を行いました。熊本の復興を支援するという意味でも、注目していきたい新電力の一つです。


料金プランの解説


地域別 乗り換えでいくらお得になる?


 乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのでしょうか。
世帯人数別に、平均的な電気使用量のご家庭をシミュレーションしてみました。


シュミレーション条件
お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
東京電力エリア
おうち電気B
40A以上で契約可 40A以上で契約可 -13.0%
-17257円
-14.1%
-21653円
九州電力エリア
おうち電気B
30A以上で契約可 -9.4%
-9471円
-11.6%
-13662円
-14.6%
-19804円

 いずれの地域でも、「最安値水準」と言える低料金を実現しています。
 電気の使用量が多い世帯で特にお得になる料金プランです。


熊本電力公式サイト

セット割


 今のところありません。


解約時の違約金は?


 家庭向けのプランに関しては、違約金等は発生しないとの回答を得ています。(契約上は1年契約)


支払い方法は?


 クレジットカードのみです。
 口座振替やコンビニ払いには対応していません。


キャッシュレス消費者還元事業で5%還元


 政府が実施している「キャッシュレス消費者還元事業」の対象となりました。
 熊本電力の電気代を対象となるクレジットカードで支払うと、政府の負担で5%が還元されます。


 2020年6月末までの期間限定ですが、更にお得になります。なお、この還元分は当サイトの試算には含めていません。


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熊本電力の評価


顧客対応に不満も


 2018年4月にメールで問い合わせを行ったのですが、返事がありませんでした。また、8月末にも同じく熊本電力公式サイトのメールフォームから問い合わせをしたのですが、やはり返事がありません。


 問い合わせを受領した、という自動返信のメールは届いているので、ちゃんと届いているはずです。また、念のため1回目と2回目は異なるメールアドレスから問い合わせたので、こちらの事情で2回とも不着というのは考えにくいです。


自動送信メールは届いているが・・

熊本電力の顧客対応に難アリ


 また、2019年10月に問い合わせを行った際、翌営業日に「社内で確認の上、再度ご連絡します」という返信が届いてから何の音沙汰も無く、2週間が経った時点でこちらから再度連絡したことでようやく対応してもらうことが出来ました。


 顧客対応の点に関しては、安かろう悪かろう感が否めないです。わたし自身、家族の事務所用に契約しているので不安を感じています。


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「見える化」には未対応


 他の新電力では、ウェブで自宅の電気使用量を確認できる「見える化」を提供しているところが多いですが、熊本電力は今のところそうしたサービスを提供していません。


 ただし、「システム開発中」とのことなので、今後提供する予定はあるようですが、かなり前から「開発中」のまま止まっているような気がします。


環境・エコは?


 熊本電力では電源構成を公表していません。
 環境省を通じて公開されたCO2排出係数は以下のとおりです(2017年度実績)


社名 排出量(1kWhあたり)
熊本電力 656g
九州電力 463g
東京電力EP 474g

 1kWhあたりのCO2排出量は、東電・九電と比較して42%も多いです。これは新電力の中でも「悪い」といえる水準で、熊本電力の電気は環境負荷が大きいと言えます。


節約額が「見える」のはおもしろい


 熊本電力では、毎月Webで確認できる請求書に大手電力会社と比較した「節約額」を載せています。節約メリットを目で見て確認出来るのは良い取り組みだと思います。意外とこうした取り組みをしている新電力会社は少なく、これまで私が契約した8社の中では他にLooopでんきくらいでした。


熊本電力の請求書には節約額が記載されている

実際の請求書(家族の事務所で契約しています)

熊本電力公式サイト

卒FIT太陽光の余剰電力買取も


 固定価格買取制度での買取が終了した「卒FIT」の余剰電力の買取サービスも開始しました。熊本電力の電気とのセット契約が必要で、買取金額は以下のとおり。


エリア 買取価格
東京電力管内 13円/kWh
九州電力管内 12円/kWh

 いずれも最高値クラスの買取価格です。
 また、電気代についても東電・九電の「従量電灯」プランからの切り替えの場合は最安値クラス(記事前半を参照)なので、売電・買電トータルで見てお得と言えます。


ケース 電気代削減 買取金額上積み 合計(東電比)
売電・購入ともに東電 0円 0円 0円
売電・購入ともに東京ガス -11458円 +7000円 18458円トク
売電・購入ともに熊本電力 -17257円 +15750円 33007円トク

 年間売電量を3500kWh、電気の使用量を40A・月391kWhとした場合の年間試算です。東電を基準に「いくらお得」かを試算しています。


 ただし、熊本電力にはオール電化プランが無いため、オール電化プランを契約している場合は他社を検討しましょう。熊本電力に切り替えると電気代が大幅に割高になるため損となります。ENEOSなど、売電だけで契約できる買取メニューを選んでください。


 買取の申込みは、熊本電力の電気を契約後にマイページにログインすると下の方に申込みフォームが表示されているので、そちらから出来ます。


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